2018年 1月 の投稿一覧

「はれのひ事件」、同じような被害に遭わないために注意すべきはやはり「支払い」に関して

まずはこの事件で被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。


同業者として恥ずかしく思うと共に、はれのひの代表者には激しい怒りを覚えます。来年、再来年に成人式を迎える方々に不安を覚えさせるばかりだけでなく、同業者に負のイメージを与えたわけですからね。


さてこの事件に関するニュースはできるだけ見聞きしました。

一番気になったのはやはり「お支払い」に関してです。

・全額支払いの催促
・期日までの支払いでの価格割引

この2点に着目してしまいました。

どちらに関しても企業の業績に関わらず「0」のことではありません。全額支払いについては当店に置いてもお客様にお願いしていますが、その時期は今回に関しては成人式20日前でした。以前は当日払いも可でしたが、「今日は用意してこなかった」「必ず2~3日中に支払います」と言いながらお支払い頂けないことが重なり、自己防衛手段として数年前より前払い制度にしました。

ただその全額のお支払いに関して一番疑うべきは「時期」ですね。

今や成人式の振袖の購入、あるいはレンタルの成約は1年前以上なんて当たり前になっています(これもどうかと思っていますが・・・)。高校を卒業したその年にDMがバンバン送られ、電話がジャンジャン鳴り、営業がドンドン押し寄せてきます。でも高校卒業から成人式までの約2年間はおそらく女性が最も変わる時期ではないでしょうか?

親離れし、年代の違う方々と交流しあうようになり、メイクを覚え、制服ではなく私服での生活・・・・間違いなく高校卒業から2年も経つとファッションもライフスタイルもセンスも変わります。あまりに早い時期に振袖を決めてしまうとこんなことを思っていまうかもしれませんよ。


「こんな可愛いのはもう恥ずかしいかも?」
「この色前は好きだったけど・・・」
「もっと素敵な振袖が良かった・・・」

早くしないと振袖がなくなる、多くの友達が既に振袖を決めている・・・これを口にされる方が本当に多いのを実感しています。振袖は無くなりませんし、何も友達と同じ時期に決める必要性は一切ありません。全てはこの業界の脅迫的営業でしかないんですよ。実際、はれのひ事件で被害に遭われた方の中で成人式当日に振袖を用意することが出来ています。


そんな訳で、あまりにも早く成約をさせつつ、成人式まで時間がある時期に全額お支払いを求めてくるお店には注意が必要です。キャンセルをさせないためのひとつの施策ということもありますが、それはそれでちょっと違いますものね。



そして期日までの支払いでの割り引きはこの業界では常套手段です。

目的としては「早期契約」「他店への流出阻止」などが考えられますが、つまりはお客様のことを考えての事ではなく「自分たち」「会社」のことしか考えていないとも言えます。振袖の費用は販売にせよ、レンタルにせよそれなりに高く、全ての方がいつでも簡単に用意できる金額ではありません。しかも今回の事件では「明日」とか、あまりにも早急すぎたんですね。

しかし節目のお祝い事に携る会社を疑ったりしないものです(少なくても事件前までは)。でも一般的に考えれば疑う余地は有ったのかもしれません。



まとめますと「早急の全額支払い」、または「期日までの支払いでの割り引き」を声高々に言ってくるお店はかなりリスクが高いと言えます。例え健全経営の会社だとしてもお客様に目を向けたビジネスとは言い難いかもしれません。この二つを同時に求めてくるお店は激高のリスクかもしれません。


私たち貸衣装業はこの事件をきっかけにもう一度ビジネスモデルを見直すべきなのかもしれません。節目の慶事に携る仕事って、どこか信用しがちだったりもします(少なくとも事件前までは)。失いかけている信用、信頼を取り戻す努力をしつつ、お客様に目を向けた商売を心がけていかねばならなりませんね。




 

公道での写真撮影には許可申請が必要なのかどうか?

ウェディングはもちろん、成人式、七五三と最近ではスタジオではなく野外・・・いわゆるロケーション撮影を希望される方がとても多くなりました。



当店abitoにおいても和装前撮りを中心にロケーション撮影を多数行なっています。


ロケーション撮影において、撮影場所使用の許可を必ず取っています。「当たり前でしょ!」と思われるかもしれませんが、許可を取らずに勝手に撮影をしてしまう(ゲリラ撮影)をしてしまう業者も少なからずいるのが現状です。許可を取らないのはトラブルの元になり、何か起こったときに「撮影中止」となりかねません。こうなったら一番迷惑を被るのはお客様ですからね。


個人の所有地であれ、県や市の管理している場所であれ常識的には事前に許可申請を行うべきなのです。



さてさて、この度お客様より和装前撮りの新しいリクエストを頂きました。

「自分たちの出身高校周辺で撮影をしたい」というものでした。周辺ということは、つまりは公道での撮影となります。これまで当店では「敷地内」での撮影が殆んどで、その敷地内の所有者に使用許可をいただいてきました。ですが「公道」での撮影はこれまで実績がなく、まず第一に「公道で撮影していいものなのか?」という素朴な疑問をもちました。

例え撮影可だとしても「許可申請はどこに?」という疑問が残ります。


「公道」と言えばやはり警察です。


そんな訳で昨日早速相談に行ってきました(栃木警察署です)。

結果としては「撮影OK」とのことでした。しかしいろいろと一定の条件があるとのこと。

・路側帯・歩道上での撮影はOKだが車道上にはみだすのはNG
・撮影のために通行している車両、及び歩行者を止める行為はNG
・例え路側帯・歩道上でも撮影のための機材の設置はNG

簡単に言えば、撮影行為で場所を占有したり通行の邪魔をしてはいけないということ、道路交通法を遵守しなければならないということでした。


そしてこういった撮影をするに当たっては特に警察に許可申請はいらないとのこと。


許可申請が必要な場合とは「車両通行止めをする」「大掛かりな機材の設置をする」「車道上での撮影を行なう」場合だそうです。


結果的には常識の範囲内で自由に撮影できるとのことでしたが、きちんと調べて良かったと思います。そして何よりこういた撮影のご要望にお応えできることが嬉しく思います。お客様のご要望のおかげでまた一つ知識を得ることもできました。


公道上での撮影を自由にできるのであれば、お客様に今後新たな提案もできます。願ったり叶ったりということです。


ただご注意下さい。

今後道路上でのロケーションをご検討中の方、または当店と同業の方、もし撮影をするのであれば各自改めて警察等にご確認下さい。間違いなく栃木警察署に確認し、上記のような答えを頂きましたが、それでも各自で今一度確認すべきだと考えます。当店としても撮影前に再度警察に行って口頭だけでもお知らせするつもりですしね。

特に同業の方はこのブログを鵜呑みにせず、確認してください。撮影に当たっての責任は全て受注した企業側にあります。お客様のためにはもちろんですが、今後の御社の為にも確認は怠らないようにしてくださいね。


 

和装前撮りに対して「こだわり」を持つ花嫁が増えてきたのを実感します

もうすっかり結婚式を挙げるに当たって、「したいこと」の一つに数えられる和装前撮り。

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年末から続々とご来店、お問い合わせをいただいております。やっぱり年が明けるとまだまだ寒いとは言え、「春」を意識しだすからなのでしょう。もちろん結婚式が段々近づいてきているからでもありますけどね。


一年に数組だけという時期を乗り越え、現在では百組近くの和装前撮り(ロケーション撮影)をさせて頂けるようになりました。だからこそ感じるお客様の変化があります。

abitoでは和装ロケーションフォトにおいては県内でも随一の多数のプランをご用意しています。ロケ地も10ヶ所ほどご案内可能です。つまり手前味噌ですがプランが充実しています。なのでこれまではお客様に「プランを選んで頂く」ことが殆んどでした。


しかし最近では「こういう撮影がしたい」というご希望をまず最初にお伝えされることが多くなりました。その数例をご紹介します。

■おばあ様のために自宅で撮影したい
■abitoが案内しているロケ地以外での撮影がしたい
■出身高校の周辺で撮影したい
■着付けやヘアメイクは自宅でしたい
■花嫁舟に乗りたい

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お客様によって様々です。


当店以外にももちろんお問い合わせされているようですが、殆どの場合すんなり受け付けていただけない様です。例え受け付けてくれたとしても追加料金がハンパなく高額になることが多いようです。


またabitoのプランであっても「時期」「場所」などをしっかりと想定されてからご来店されることも多くなりました。それだけabitoのフォトウェディングサイトをじっくりと閲覧してくださっているということになりますので、大変ありがたいことだと思っています。


数年前に「和装ロケーションフォト」が生まれ、次第に認知され、そして今そのマーケットは熟成期にさしかかったのかもしれません。何事もそうですが、熟成期を迎えると多様化が求められます。我々は和装ロケーションフォトの専門家であると自負していますが、やはり熟成させ、多様化させるのはお客様方です。私たちプロではないんです。

私たちはお客様が生み出してくれたものをより良く形作ることが役目です。そして次の多様化を生み出していただくことを助成していくことが使命でもあります。その為にもお客様独自のリクエストにも出来うる限りお応えし、自社の商品の改良に繋げて行かねばなりません。


自分たちで作ったプランを売り、卒なくこなすのはそう難しいことではありません。

どんなに暗くても自分の家なら目を瞑ってもぶつかることなく動けるのと同じです。でもいつまでも同じ家にいたままでは何の成長もありません。家は古くなったら改修やリフォームするでしょうし、建て直したり、引越ししたりもします。


仕事も同じですね。

何かしら変化を作らないといずれは古臭くなり、やがてはお客様に振り向いてもらえなくなります。ちょっと早すぎかな?と思いますが、もうそんな時期に差し掛かっていることは間違いありません。今年は和装ロケーションプランにいろいろと改良し、追加し、新しいことを始めます。


abitoはお客様のリクエストに出来る限りお応えする和装前撮り専門店です。

他のお店では叶えられないことも、当店ならお手伝いできるかもしれませんのでお客様のご希望をお聞かせ下さい。一緒になって考えれば出来ない事はないはずです!

質と量

おおお

本日1月7日は全国各地で多くの成人式式典が開催されました。


成人式と言えば・・・
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振袖ですよね。

abitoも早朝3時を皮切りにお昼頃まで成人式の振袖と紋付袴のお支度をし、無事に滞りなく多くの新成人を送り出すことができてホッとしています。成人式の楽しみと言えばもちろん晴れ着姿ですが、旧友同志で集まっての「大人の♡」夜を過ごすことも楽しみですよね。くれぐれも飲み過ぎには注意して頂き、楽しい夜を過ごしてもらいたいものです。

ここで言う振袖の「お支度」とはヘアアレンジ+メイク+お着付けのこと。
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美容師の方々、着付けの方々にお世話になり・・・

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写真撮影をするカメラマンさんにお世話になり・・・

abitoの成人式のお支度に携ってくださった皆様との分業、そして協力があって初めて成り立つものです。本当に感謝の一言です。

そして・・・
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お客様からの頂き物にも感謝です♡


前置きが長くなってしまいましたがそろそろ本題に行きましょう。

本日の題名である「質と量」。

質を求めれば量は制限され、量を求めれば質は抑えなくてはならない現実があります。両立できれば一番ですが、難しいの一言に尽きます。


成人式のお支度も同じだと思います。

時折「成人式のお支度数百組!」という記事などを目にすることがあります。

正直、羨ましいと思いますが「クオリティーは保てるのかな?」なんて余計な心配もしたり・・・。式典には開始時間があるのでクオリティーはもちろんですが、「時間に間に合わせる」ことは最低の最低の最低の条件です。お支度の時間が押してしまって、式典に間に合わなければ本末転倒です。それに急ぐことは事故に繋がる場合もありますしね。


もちろん何百もの振袖の着付けを受注するということは、それだけの準備とスタッフの手配をしているわけですが多くなれば多くなるほど現実的にクオリティーを維持することはもちろん高めることは難しくなります。統括している方が全てに目が届けば問題ありませんが・・・。


こう考えるとあまりに量を求めるのもリスキーです。

成人式はどなたにとっても一生に一度きりのこと。「途中で着崩れた」とか「式典に間に合わなかった」に対して『すみません』で済むことではありません。二十歳のハレノヒを気分良く、快適に、楽しく、思い出深いものにしていくことこそが何より大切だと考えます。そう仕事を繰り返すことが次に繋がり、新たなお客様との出会いをもたらしてくれると信じています。


共存が難しい「質と量」。

いずれはこれをクリアできるようなabitoになりたいものです。しかし現在ではまだまだ難しいので一年一年精進しながら目指して行きたいと思います。


本日、新成人となられた方々の今後のご活躍を心からお祈り致します。そしておめでとうございます!!!

打掛を本番さながらの着付けで体験するといろんな物が見えてくるはずです

まずはお知らせです。


初の試みとして「打掛本格体験」というものを今年は定期的に開催していきます。

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この企画を簡単に説明しますと、結婚式や和装前撮りと同じ着付けをabitoの店舗で本格的に体験していただくことです。打掛の試着等での簡易的な着付けではなく、本番さながらの着付けとなります(掛下は二部式の使用)。メイクは致しませんが、簡単なヘアアレンジをし髪飾りもお付け致しますのでその仕上がり具合はまさに花嫁様!


そしてこの本格的体験の費用はたったの3,000円(税別)!追加費用は一切ございません。但し、新郎様の紋付袴体験をご希望される場合は2,000円(税別)となりますが、お二人合わせても5,000円(税別)とお手ごろ価格です。お支度完了後は約30分ほどお時間がありますので、スマホやデジカメで撮影したり、お連れ様にじっくりと見て頂くことも可能です。


今月は27日(土)の開催で先着2組様限定とさせて頂きます。

※2月以降も開催予定ですが、日程は未定です。


こんな企画を始める理由ですがいろいろとあります。


まず第一に「打掛に対してはじめの一歩が踏み出せないプレ花嫁様の背中を押したい」という想いです。

どなたにとっても打掛は未体験のことであり、分からないことや不安なことだらけ。でもしっかりとした打掛姿になることで、それまで知らなかったことも明確になって様々な心配も解消されます。一度体験しておくと安心ですからね。


『わからないことは相談するより体験するのが一番手っ取り早い』・・・これに尽きますね!



第二に「打掛の魅力を多くのプレ花嫁に知って頂きたい」という想い。

「体験すること」は「知ること」に繋がります。打掛は他の和装と違い一生に一度きりの花嫁和装ですので、その時を逃すと二度と袖を通す機会はほぼありません。打掛は日本が世界に誇る婚礼衣装にもかかわらず、日本人がその魅力を知らない人生を過ごすのは大変残念なことです。知ることは「知識」となり、少なからずその後の人生において何らかの影響を与えることは間違いありません。

日本女性の嗜みとして、一度は打掛を体験して頂きたいと願っています。



第三に「結婚を迎えるに当たっての選択肢の幅を広げたい」という想い。

現在、結婚式と言えば「チャペル挙式」が隆盛の時代です。しかし神前で白無垢を着て行なう挙式という選択肢もあります。またお色直しの衣装であるカラードレスの代わりに「色打掛」を選ばれる花嫁も徐々に増えつつあります。しかし打掛の魅力を知らないために選択肢を狭めていることもあるんですよね、実際。

どんな選択をするにせよ、まずは「知ること」ができれば出した答えは間違いなしです。そんな間違いなしの選択のお手伝いになればとも思います。そして和装前撮りを躊躇している方にキッカケをつかんで頂きたいとも思っています。


お支度が終わったらじっくりとご自分の打掛姿をご覧になると、打掛の素晴らしさをお感じいただけることでしょう。
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なにせ初の試みですのでどのような反応があるかはわかりません。いずれにしても全く興味をもたれないか、大反響になるかの両極端になることでしょう。しかしながらこの取り組みは必ずや結婚式を前にしたプレ花嫁様のためになるものであると確信しています。「継続は力なり」ということで、毎週開催を続けていきます。2月以降の開催日は追ってブログや当店の公式ウェブサイト、及びフォトウェディング専門サイトにてお知らせ致します。

お電話やメールでのお申し込み、お問い合わせをお待ちしております。


☎028-655-0975
info@kaede-abito.com



 

結婚式の「ドレス選び」と「ドレス探し」の大きな違いはこういうこと。

当店abitoは本年の営業が本日より開始となりました。どうぞ今年も宜しくお願い致します。


さて現在結婚式のドレスをお店に見に行ったり、試着されているプレ花嫁の皆様!今貴女はドレスを選んでいますか?それとも探していますか?



「選ぶ」と「探す」。

大きく見ればある意味同じ意味ですが、噛み砕くとちょっと・・・いやいや全然違ってくるんです。さてどんな違いがあるのでしょう?


「ドレスを選ぶ」

「選ぶ」ということは限定されたドレスのなかから選択するということになります。デザイン・サイズ・価格・ブランドなど様々な要素を踏まえて、ご自分にピッタリのドレスを選び出すということですね。


「ドレスを探す」

選ぶのと違い限定はなく、ただただご自分が着たいドレスを見つけることが「ドレスを探す」と言うことになります。もちろん、こちらに関しても「選ぶ」と同様にデザインやサイズ等も顧慮しながらの作業となります。



今や結婚式を控えたプレ花嫁様の殆んどが「ドレス選び」をしていると言えます。

結婚式場を決定したと同時に直営、または提携ドレスショップでドレスを選ぶことが基本となっています。指定されたドレスショップが所有するドレス、打掛などには着数に限りがありますが、その中からドレスを選ばなくてはならないということ。ネットを見て「素敵だなぁ~」と思ったドレスがない場合も当然あります。


しかし視野を広げ、ドレスショップを限定しないだけでドレスの種類、そして着数は何十倍、何百倍にも増加します。これこそが「ドレス探し」と言えます。



もちろんどちらにもメリット・デメリットがあります。

ドレスの着数が限定されれば、選び出すのはそれほど難しいものではありません。しかし例え気に入ったドレスを見つけても、既に予約が入っていたら一発でアウト!また一からドレス選びをしなければなりません。特に結婚式式場傘下のドレスショップの場合、結婚式の季節や日取りが良ければ良いほど人気のドレスから予約が埋まっていきます。下手したら第一希望どころか、第三希望のドレスまで既にNGとなる場合もあります。これはちょっと悲しすぎますね。

一方、制限を解除した場合は探し出すドレスの数は増えますが、多いからこそ決めるのにひと苦労するかもしれません。
あちらこちらのお店に行ったり、問い合わせたりする労力も不可欠ですし、必ずしも探し出せるとは限りません。しかしもし運命の一着を探し出せたとしたら、その喜びは半端なく大きいはずです。結婚式の迎え方も変わってくること間違いなしですね。


正直、今は何件もハシゴしてドレスショップへ足を運ぶカップル様は以前に比べ減少しています。でもそれは「ドレス探し」がイヤなのではなく、「ドレス選び」が当たり前と思い込んでしまっているからなのです。


人生では時には妥協も必要です。
全てが思い通りに進むわけではありませんし、例えそうなったとしたらもしかしたらつまらない人生かもしれません。でも妥協したドレスで満足できるものでしょうか?

並べられた物の中から選ぶことは簡単で、誰にでもできることです。まだ知らない何処かで貴女に探し出されることを待っているドレスに出会えたら・・・・まさに運命の一着と言えます。


さぁ貴女はどうしますか?


ま、一番いいのは選んだドレスが運命の一着であることですけどね。

 

abitoの業種は「お客様の喜ぶ写真を撮影するお店」であり、素敵な衣装を探せるお店」です

明けましておめでとうございます。


何卒本年もWedding Dress abitoを宜しくお願い致します!



この年末年始でもメールでお問い合わせを頂きました。その全てが「和装ロケーションフォト」に関してでした。創業より「貸衣裳店」として営業してきましたが、やはり30年前とは環境が変わり、そしてそれに応じて変化したからこそのことだと思います。


これまで和装前撮り、フォトウェディングと言えばフォトスタジオさんでしたがそれももう過去のこと。


といっても当店は「フォトスタジオ」ではありませんし、もはや貸衣装店でもありません。もう業種をカテゴライズする意味はない時代になったのだと考えています。それでも敢えてabitoをどんなお店か説明するならば「お客様の喜ぶ写真を撮影する店」「素敵な衣装を探せるお店」ですかね。付き詰めればそれはフォトスタジオであり、貸衣裳店なんですがでも違うんです。


例えばウェディングドレスのレンタル。

これまでドレスショップと言えばドレスの品揃えにこそ力を入れて来ました。着数はもちろん、バリエーションやブランド、サイズに至るまで豊富に取り揃えることこそが何よりも肝心でした。しかし昨年末、当店は敢えてドレスの数を減らしました。

実際、どんなにドレスが多くてもお客様の目に止まる商品はごく僅か。

いわば不要のドレスの方が多い訳ですが、それってお客様の為になっていますかね?余計な手間をとらせるだけになりかねませんし、まさにタンスの肥しでしかありません。今はアマゾンや楽天、zozotownなどで商品購入するのが当然な時代ですから、「物量」は不要じゃないですかね。abitoにおいてはドレスの着数の不足を補う為に「カタログレンタルプラン」を導入しました。

それこそアマゾンでのようにドレスを選ぶことができます。選ぶ媒体がネットかカタログかの違いはありますが、まさにイマドキの選び方ができる訳です。そんな意味も含めてabitoは「素敵な衣装を探せるお店」なんです。「素敵な衣装があるお店」ではありません。


例えばロケーションフォト

abitoはお客様独自のリクエストに出来るだけお応えしています。
「自宅で撮影したい!」
「自分たちが選んだ場所で撮影したい」
「ロケ地で着付けしたい」
「2ヶ所でロケしたい」

昨年も様々なリクエストにお応えしてきました。他では断られることも、もしかしたらabitoでならお受けできるかもしれません。それはabitoがフォトスタジオではなく、「お客様が喜ぶ写真を撮影するお店」だから。



そんな訳でabitoにとってもはや「業種」はどうでもいいこと。もしかしたら本当の意味での「ブランド」ってこう言うことかもしれませんよね。


だってコカコーラって会社は「みんなの好きなコーラを作って販売している会社」ですしね。製造販売って言われてもピンときませんよね~。



ということでabitoを今年も宜しくお願いします!