2018年 11月 の投稿一覧

打掛の選び方は難しいようで実はとても簡単

結婚式の披露宴、神社挙式、和婚、そして前撮りで色打掛や白無垢といった婚礼和装をお召しになる方が増えていますね。

でも打掛ってドレスに比べると身近ではなく、これまで触れる機会も殆んどないのでわからないことばかりというのが実際のところです。わからないことだらけの物を選びには相当な苦労をしそうと思われがちですが、ドレスに比べると意外と簡単なんです。

実際に衣装選びにかける時間は打掛よりドレスの方が長いもの。不思議ですね。

意外と簡単なんですよ!

理由その① 打掛にはサイズがない

ドレスには幅のサイズ(7号とか9号とか)もあれば、身長のサイズ(TとかTT)がありますが、打掛には基本的にそのようなサイズがありません。花嫁の身体に合わせて着付けていく衣装ですからね。

つまりサイズを気にせず衣装を選べるので、これだけでもかなり労力が省かれます。

 

理由その② 花婿衣装との色やデザインの相性はほぼ気にしなくてOK

ドレスとタキシードの場合、気にしなくてはならないのはお互いの色やデザインとの相性ですよね。例えばデザインの場合はアンティーク風のドレスにはとがったデザインのタキシードは合いませんよね。でも打掛も紋付袴も基本的にフォルムは同じなので、相性を気にせずに花嫁も花婿もお好きなものを選ぶことが出来ます。

色に関しても特に決まりはなく、ストレスなく組み合わせることができるのが和装の良いところです。
 

理由その③ 直感で選べる

冒頭に書いたように婚礼和装については良くわからない方が殆んどです。
だから選ぶ基準がないので、先入観なく判断ができるんです。判断基準が多ければ多いほど迷うものですが、それがないので直感で選ぶことが出来ます。直感で選ぶほど簡単な選び方はありませんものね。

似合う似合わないではなく、気に入るか気に入らないかで判断が下せるから簡単なんです。
 

理由その④ 結婚式場の雰囲気とのマッチングも気にしなくて良い

今はいろんな雰囲気の結婚式場があります。
中世の西欧の雰囲気だったり、モダン的雰囲気、白を基調にしたナチュラルテイストの結婚式場などがありますね。でも最近の結婚式場は基本的に欧米スタイルで和の雰囲気とは全くかけ離れているので、逆に和装との相性は気にせずに済みます。

だから式場の雰囲気やテイストを気にせずに和装を選べるので、この部分でもかなりハードルは低いといって良いでしょう。

まとめ

サイズがなく、花嫁と花婿の衣装の組合せに決まりがなく、判断基準が少なく、式場との相性も気にせずOK・・・・これが婚礼和装の特徴と言えます。ドレスでは様々なことを考慮しつつ、自分の好みやサイズにあわせて選ばなくてはなりませんので大変です。ドレスに比べると和装を選ぶ方がよっぽど簡単なんです。

イメージ的に和装の方が難しいと思われがちですが、決してそんなことはなく、むしろ簡単だとおわかりいただけたのではないでしょうか?

ドレスも結婚式にしか着れない花嫁だけの特別な衣装ですが、打掛だって同じです。
きっと打掛を着用したあなたの花嫁姿は素晴らしいものになりますし、ご家族やご友人にも喜んでいただけるはずです。洋装と和装のどちらかを選ぼうとするのではなく、両方選ぶ選択肢もあることも知っていただけたらと思います。
 

 

冬ロケプラン、桜ロケプラン受付開始しました

秋もすっかりと深まり、年の瀬の足音も聞こえてくる時期になりましたね。

この11月は紅葉ロケーションの撮影が立て込んでいますが、来年挙式予定の前撮りとしてご利用下さるカップル様の他、後撮りや写真だけの結婚式としてもご利用いただいております。

「半年以上も前に和装前撮り?」

こう思われることも多いでしょうが【早めに前撮り】というより、【紅葉で前撮りしたい】という想いが強いようです。通常、結婚式の和装前撮りは3ヶ月前くらいにされることが多いのですが、2月3月4月の挙式となると前撮りに適した時期は12月から2月にかけて・・・そう冬なんですね。

そんなわけで、紅葉の前撮りに間に合わなかったカップル様方の為に12月10日より冬ロケプランを開始いたします。abitoの冬ロケプラン
冬ロケバナー 
今年の冬ロケプランにはたくさんの特典をご用意致しました。

■ロケ地もう一ヶ所追加が無料 (違った雰囲気で撮影できます)
■土日料金半額 (これはお得!)
■打掛追加無料 (色打掛と白無垢で思い出が残せる!)
■画像データ10カット分増量 (思い出が増える!)
■六切り1ポーズプレゼント (ご家族へのプレゼントしたり、リビングに飾ったり♪)


いや~盛りだくさんにしすぎちゃったかも!?

多分、みなさんの冬ロケに対する心配は「寒いんじゃない?」ということでしょう。
もちろん冬だから寒いですが、寒さは写真に写りませんし、残すのは楽しい思い出です。撮影開始直後は寒そうにしている方が多いのですが、時間と共にテンションが高くなり、寒さを忘れてしまうようです。

さらに冬のロケにはこんなメリットも・・・

①とんでもなく空の青さがきれい
②空気が乾いて澄んでいるので、仕上がりが大変美しい
③汗をかかないので、花嫁のメイク崩れの心配なし
④比較的空いている時期なので、予約が非常に取りやすい
⑤特典がいっぱい


ね?いいことばかりですよね。それに2月~4月に結婚式を予定をされている方にとって、冬は前撮りにドンピシャのタイミングですからラッキーですよね。寒がりの方の場合、建物内を中心とした撮影にすることも出来ますのでご安心下さい。

冬ロケは明後日、11月14日より受付を開始いたします。「まずは相談したい」「見積が欲しい」「試着してから考えたい」という方も大歓迎ですので、お気軽にご来店下さい。


え?5月~6月挙式予定の場合はどうなるの?

そんなカップル様には春の人気プラン「桜ロケプラン」がおすすめですね。abitoの桜ロケプラン
桜ロケバナー

秋の紅葉ロケと並ぶ人気のプランです。
例年年明けからの受付でしたが、今年は冬ロケと同時に受付を開始します。紅葉に比べ、見頃の時期が短い桜。当店としてもご希望のカップル様の全てをご案内したいと思っていますが、お受けできる組数には限りがあります。つまり早ければ早いほど桜ロケの予約できる確率が高くなります・・・シンプルに早い者勝ちです。

年内に予約して、安心してお正月をお迎えできるように史上最速で予約を開始いたします。こちらも気軽にご相談下さい。


また期間限定でこんなプランも開始いたします。
年賀状

年賀状和装プラン

今年結婚された方、あるいは来年結婚される方は年賀状に和装での正座ポーズ画像をお使いになる方が大変多いんですよね。abitoのロケでも必ず「年賀状用に正座ポーズをリクエストします」とお申し出を受けているくらいです。

このプランは【年賀状用正座ポーズ】に特化したプランです。

・和装前撮りしたけど、正座ポーズを残せなかった方
・年内に和装前撮りしなかった方
・年明け後に前撮りを予定されている方
・和装前撮りに予算をかけたくない方
・結婚式をされる予定のない方


いろんな方にお手軽にご利用いただけるプランとなっています。
お二人が正座で新年のご挨拶をしている年賀状をもらった方に間違いなく喜んでいただけることと思います。結婚されたご報告も兼ねて、お世話になった多くの方に送ってみてはいかがでしょうか。


いずれのプランも相談から始めていただけます。
プラン内容、お見積、衣装など様々なことを踏まえてご検討しただき、それからご判断下さい。これまでご利用くださった方々から頂いたお言葉から、ご満足頂ける思い出づくりのご提供をabitoはできると信じています。
 

田母沢御用邸で紅葉ロケを行ってくださったお客様、おめでとうございます!!!

本日で日光田母沢御用邸での紅葉ロケーション撮影は終了となり、11月中旬から12月上旬にかけては県央、県南での撮影が始まります。紅葉ロケーション撮影をご検討中という方は平日限定となってしまいますが、ご案内可能ですのでお気軽にご相談下さい。


田母沢御用邸での紅葉ロケを始めてから、これまで多くのカップル様を撮影させて頂きました。

この地をロケ地としてラインナップに加えた理由はただ一つ、それは紅葉の美しさです。

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イロハモミジをはじめ、様々なモミジや楓など美しく色付く木々がとてもバランス良く配置され、赤や黄色、オレンジに染まった葉のグラデーションが見る者の心を鷲づかみにします。

もちろん大正・昭和、そして今上天皇陛下のご静養地としての格式の高さも大きな理由です。


本日のブログの題名「田母沢御用邸で紅葉ロケを行ってくださったお客様、おめでとうございます!!!」ですが、もちろんひとつは「ご結婚おめでとう」という意味がふくまれていますが、実はもうひとつの「おめでとうございます」があるんです。果たしてそれは何なのでしょう?
 

日光の紅葉は「日本三大紅葉」のひとつ

日光の紅葉の美しさは全国でも有名で、「日本三大紅葉」の一つに数えられます。
日光の他には京都嵐山、そして大分県中津市の邪馬渓です。もしかしたら栃木県民の方は日光の紅葉が三本の指に入っていると認識していないことの方が多いかもしれません。

私も数年前までは知りませんでしたしwww

そんな日本でベスト3に入る日光の素晴らしい紅葉の中で和装撮影が出来ておめでとうございます!

日光の紅葉のTOP1は田母沢御用邸の紅葉

昨日、「もしもツアーズ」という人気番組で日光の紅葉特集が放映されていました。
日本三大紅葉の一つである日光の紅葉の名所をランキング形式で紹介して行く内容でしたが、そのトップにランキングされたのが田母沢御用邸の紅葉です。東照宮や神橋の紅葉を押さえての一位には大変な価値がありますね!

つまり田母沢御用邸の紅葉は「日本三大紅葉」の一つに数えられる日光の中での最上位の紅葉ということ・・・・いわば日本の中でも三本の指に入る紅葉の名所と言える訳です。

そんなスペシャルな紅葉の名所で和装撮影をされておめでとうございます!!!

まとめ

日本でも指折りの紅葉の名所ということが明らかになった田母沢御用邸。
和装前撮りはロケ地の価値で選ぶものではありませんが、後付けだとしてもこういう事って嬉しいものですよね。お客様はもちろんですが、私達abitoにとっても、こんなに素晴らしい場所でお仕事をさせていただけて大変光栄に思っています。

勝手ながら田母沢御用邸はもはやabitoのホームロケ地として身近に感じており、テレビなどで紹介されるたびに自分のことのように喜んでいます。

またこれだけは言っておきたいのですが、田母沢御用邸は秋の紅葉以外の春も初夏も夏も素敵な場所ですからね。季節によって表情が変わるので、是非その違いをご体感下さい。

今後も日光の宝、栃木の宝、そして日本の宝でもあるこの田母沢御用邸で、最高に素敵な和装前撮りをお届けしていきたいと思います。

 

 

 

和装ロケをお手伝いしたJKの一言

先日、訳あって現役JKに紅葉ロケーション撮影のお手伝いをしてもらいました。

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日光田母沢御用邸の紅葉は今週が大変な見頃です。

何をお手伝いしてもらったかというと、撮影小物を持っての同行、後片付けなど簡単なこと。ちなみにお手伝いしてくれたJKはウェディングおろか、衣裳などに関しても当たり前ですが知識も経験もありません。

さてどんな感想を抱いたのでしょう。
 

流行はJkから始まることも多い

90年代から女子高生、今で言うJKが注目を浴びるようになりました。
一番影響があるのは「流行語」ですよね。現在でも次々に生まれているのでしょうが、私は最近のことは全くわかりません(笑)。たまにテレビなどでも紹介されていますが、聞いてもさっぱり・・・。

またファッションやカルチャーもJKから発信されることが多く、それが世界中で注目されることもしばしば。そんなJKの動向に様々な企業が注目しているのが現状でもあります。JKの持つポテンシャル、パワー、発信力は侮れませんね。
 

花嫁の打掛姿を見て意外な一言を・・・

お手伝いしてくれたJKはまさに絵に描いたようなJKです。
人気の韓国グループBTS二はまっていて、もちろんファッションも手抜きなし!そんなJKにとって日本の伝統的衣装である和装がどう映るのかは全く予測できませんでした。

「古臭い!」「私はドレスの方が・・・」という感じかなと思いつつも、「全く何も感じない」「興味すらない」というさらに最悪の感想を持つのかなとすら思っていましたが、意外な感想が聞けました。

「ウェディングドレスよりも打掛の方が断然素敵ですね♡」

これには驚きました。
90年代より女子高生にとって、何より大切なことは「かわいい」といういこと。そのかわいいの中には知る限りでは日本の文化や伝統はほぼ含まれていないことが多かったと思います。ドレスと和装をかわいさで比較すれば、やっぱりドレスが上回りますよね・・・しかしこのJKは打掛に魅力を感じたんです。
 

いつの時代になってもその身体には日本人としての血が・・・

文化や伝統は一朝一夕で作られるものではなく、長い時間をかけ、多くの先人が携わり、積み重ねによって伝承されるもの。現代の日本では西欧文化が多大に取り入れられています。衣食住はもちろん、組織のあり方や思考ですら今や世界とはボーダーレスの時代。
しかし日本人の身体に流れる血には日本の文化伝統を愛でるDNAが含まれているんですね。

この平成が終わろうとする今のJKだって「日本の美しさ」への感受性を持ち合わせています、昭和のJKとそこは何ら変わりません。

今でこそ紅葉を見て「美しい・・・」と思うようになりましたが、高校生の頃は全く興味もありませんでした、しかしアルバイトJKはスマホで写真を撮りまくって、「綺麗ですね~」を連発。現代の高校生の方が感受性が豊かなのかもしれないですね!
 

まとめ

現在の日本のカルチャーを作り、海外にも影響を与え続けているJK。
そんなフレッシュな女子もすんなりと受け入れ、その美しさが評価される日本の花嫁衣裳である打掛。伝統であり、文化ではありますがその時代時代に合わせて適応し続けてきたからこそ今も輝き続けています。
そう、みなさんが思っている以上に自由で、可能性を秘めた婚礼衣裳なんです。

変わらない美しさ、そして変わり続ける美しさ

この二つの美しさを併せ持つ花嫁の衣裳が色打掛であり、白無垢です。
今は前撮りなど、撮影においてのみのご着用が大半を占めていますが、もしかしたらいずれドレスと立場が逆転するかもしれません。もしそうなっても「意外」な事ではなく、ある意味必然ではないでしょうか。

だって我々の体の中には日本人としての血が流れているわけですから。

ジャパンファーストの時代は意外とすぐソコまで来ているのかもしれません。

 

今月はブログの更新頻度が低くなってしまうかも・・・

11月に入って紅葉ロケーションフォトで大変忙しくさせて頂いております。

おかげ様で今月の土日祝日は全て紅葉ロケで埋まっており、平日も少なからず撮影が入っております。


ロケーション撮影は朝一で始まり、お支度⇒移動⇒撮影⇒戻り⇒片付け⇒翌日の準備で、この頃には営業時間が過ぎていることが殆んど。この繰り返しになっています。

「営業時間後だって更新できるじゃん!」

確かにそうですし、出来ない事はありません。


でも「ただ更新する」だけのブログにはしたくありません。よくショップのブログで「こんなの食べました」「ここに行きました」と業務と全く関係の無い内容のブログがありますが、そこは目指してないんです。多分、当店のスタッフが何をしたか?どこへ行ったかなんてどなたも興味が無いですからね。

当店のブログを書く上で念頭においているのは「お役立ちであること」です。
もちろん宣伝や日々の出来事などをお知らせすることもありますが、出来るだけ多くの人に役立つような内容をお送りしたいと思っています。その為にはそれなりの時間が必要です。

たしかに営業後も時間はたっぷりありますが、ロケーション撮影後はそれなりに疲労しているので「やっつけ」になってしまうこともありますし、全てを押さえ込んで懸命にブログに集中してしまうと、翌日の撮影に響きます。


ブログを読んで下さっている皆様もabitoにとっては大切な存在ですが、やはりそれ以上に大切な存在は我々の「お客様」です。何をおいてもお客様が第一です。何事も中途半端が一番良くないことですから、無理をせず、書ける時に集中して行こうと考えています。


それでも出来るだけ間隔が空かぬように、それでいて皆さんのお役に立てるような内容を送って行きたいですね。


昨日、一昨日、一昨昨日と連続で日光での紅葉ロケがあり、本日は定休日、そして明日も日光で紅葉ロケです。そしてロケの合間である本日はメッチャ雨が降っていますが運よくロケはありません。明日は曇りですが、撮影は出来きそうです。春の桜ロケーションフォトの時もそうでしたが、今年はロケーション撮影時に雨に降られることが殆んどなく(今年だけに限りませんが・・・)、「運に恵まれている」と思っています。

当店の隠れた才能「運の良さ」。

よく「運の良い人と付き合えば、自ずと運がよくなる」というようなことも聞きます。
どうせ衣裳をレンタルするなら「運の良い店」、どうせ前撮りするなら「運の良いお店」であれば人生の新たなステージを迎える方々も運に恵まれるかもしれません・・・ま、自分で言うなって話しですが(笑)。


多分、明日はブログの更新が出来ません。明後日は必ず更新しますので、ぜひお立ち寄り下さいね、宜しくお願いします。

草履の正しい履き方と注意すべきこと

秋本番の11月、結婚式・七五三・振袖前撮りと様々な場面で和装になる方が多いですよね。

和装でのお履物と言えば・・・お草履です。鼻緒に足を入れるだけなので、どなたでも簡単に履くことができるものですがいろいろと注意しなくてはならないこともあります。和装を楽しむためには草履の履き方をマスターすることも大切です。

本日は草履を履く上での注意すべきことをお知らせしようと思います。

草履は男女で形が違う


最近の靴は男女でデザインが共通していることも多いですが、基本的に草履は形が違います。

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こちらは打掛用の花嫁の草履。
底が厚手になっており、基本的に丸みを帯びた形になっています。

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こちらは一般的な男性用の草履。
幅広で長方形になっており、基本的に薄手に作られています。

草履の底は滑り止めなしだから・・・

どちらの草履も底はこうなっています。

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スニーカーやブーツのような滑りを抑制してくれるような形状にはなっておらず、簡単に表現すればツルッツルです。本来、草履はすりながら歩くものなので、この形状に落ち着いているんですね。

注意点① マジで滑ります

上の画像でもお分かりいただけたと思いますが、草履は靴と違って大変滑りやすい履きものです。

地面が乾いている場合はさほど問題ではありませんが、少しでも濡れている時は要注意です。特に日本庭園などには苔が張っていたり、丸石があったりと乾いていても滑りやすい箇所があります。履き慣れない草履、着慣れない和装の場合、滑った時のリアクションが通常より鈍くなります。

小さいお子さんや女性は出来るだけ男性の方に手を取っていただいて、サポートしてもらうと良いでしょう。もし側にいらっしゃらない時は十分の上に十分に注意してお歩きくださいね。

注意点② できれば深く履かないこと

【草履の履き方≒ビーチサンダルの履き方】と思われていることが非常に多いんですよね。

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多くの方が上の画像のようにガッツリと鼻緒に指の間を挟んで草履を履きますが、厳密には不正解なんですね。直感的にこうなるのは当然なのですが、これだと長時間草履を履いていると指の間が間違いなく痛くなってきます。

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画像の右足のような「指で鼻緒を挟んで履く」のが正解の履き方。
いつものような歩き方だと違和感しかありませんが、本来の草履での歩き方である「すり足」でなら納得されると思います。要は草履は履くというより「引っ掛ける」感じですかね。

この履き方をするとかかとはこんな感じになります。
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そう、かかとが出てしまいます。
でも安心してください、これが本来の姿なので「草履ちっちゃ!」とはなりませんからね。

とは言ってもいつの間にかビーチサンダルのように履いてしまっていることがありますので、「あれ?指の間が痛いかも?」と感じた時に鼻緒を挟むようにして、痛みから逃れるだけでも効果はあると思います。

注意点③ 汚れに注意

草履はほぼ足袋が丸出しになるので、水場や泥や土、砂の多いところでは要注意です。
白足袋にあっという間に汚れが付き、しかも目だってしまいますからね。出来るだけそういう場所を避け、美しい白足袋のままでお祝い事を終えるように気をつけてください。

最後に

草履は日常履くことが少ないので歩きづらくて当たり前です。
状況によっては滑って転んだり、足を挫いたり、足袋を汚してすまうこともあります。そもそも和装は飛んだり跳ねたりなど、アクティブな動きをするような衣裳ではなく、ゆったりと動きが似合う衣裳です。

つまり和装を着用する場合は時間に余裕を持って行動する事が何より大切です。

人間、焦ったり時間が無いと動きが速くなっていまいますからね。和装を着用する様なおめでたい日は良い気分のまま一日を過ごしたいものです。その為にも草履での歩行には細心の注意を払ってくださいね。
 

今年の日光の紅葉

さぁ今年も紅葉の季節がやってまいりました。


当店では11月3日の昨日より紅葉ロケーションの撮影が始まり、二日連続で日光にある田母沢御用邸において連日二組のお客様をお迎えしました。


昨年は夏の台風により、紅葉する前に多くの葉が雨風により落ちてしまい、例年よりちょっぴり寂しいものでしたが今年は見事な紅葉具合です。

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こちらは11月3日の御用邸の紅葉。

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こちらは本日11月4日の紅葉です。

撮影した角度は違いますが、新郎新婦に程近いオレンジ色の葉は同じです。画像では伝わらないかもしれませんが、昨日に比べて色付きが深まっていました。たった一日だけで随分と違うものなんですよね。

本日も田母沢御用邸の紅葉は大変見事ではありましたが、最高潮にピークは今週末ではないかと思います。週末のお出かけに紅葉狩り・・・いかがですか?

ただしご注意いただきたいのは日光市街、そしていろは坂、日光街道はかなりの混雑するということ。やはり10時を過ぎると渋滞が始まります。昨日今日と私達は宇都宮から日光まで日光街道を利用して行きましたが、午前9:00前なのでほぼ渋滞に巻き込まれることなく現地入りできました。つまり少なくとも9:30前には日光に到着されるのがよろしいかと・・・。


二日で四組のカップル様の撮影をさせて頂いたので、(マジで)お疲れモード突入中です。しかし明日も同じ御用邸で七五三のロケ撮影があります。今夜は早めに休んで、明日に備えたいと思います。

当店をご利用いただいた四組のカップル様はみなさん素敵な方ばかりで、みなさんの一生の思い出となる撮影をお任せくださったことに心より感謝申し上げます。四組とも素敵な撮影となったので、早く画像を仕上げ、喜んでいただきたいです。


あ、これも書いておきます。

当店では撮影前に「ご希望のヘアスタイル」、そして「ご希望の撮影ポース」をお客様にリクエストして頂いております。
それぞれウェブで検索し、画像を保存してメールしてくださいます。ちょっと前まではその頂く画像はほぼほぼ県外他社が撮影されたものでしたが、最近では当店で撮影したポーズもお入れ下さることが多くなりました。

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本日の花嫁様は「希望ヘアスタイル」としてこちらの画像を送って下さいましたが、これは当店撮影の画像です。何気ないことですが、大変嬉しく、光栄に感じています。もしかしたら他さんで撮影される方にも参考にしていただけているのかな?

和装前撮りのヘアスタイルに関しては、少しではありますが当店の専門ページに掲載されています。(こちらです)
良かったら参考にしていただけると大変嬉しいです。

栃木県の神社挙式

現在、これまでになく神社挙式が盛り上がりを見せています。

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その理由はいくつかあると思われますが、最大の要因は原点回帰だと考えています。

イタリアン、フレンチ、中華と世界には様々な美味しい料理がありますが、それでもやっぱり「和食が一番!」という方は多いですよね。これまで挙式と言えばチャペル挙式が大半を占めていましたが、もしかしたらちょっと飽き始めてきたのかもしれません。ドレス姿には多くの花嫁が憧れを抱きますが、より和装の方に特別感を感じるのでしょう。

また最近では「挙式だけ」を選択される方が多くなってきましたが、日本国内にあるチャペルの殆んどは結婚式場の施設となり、半ば披露宴とセットになりがちです。そうなるとチャペルでの挙式だけは選択しづらいくなるもの、一方神社挙式はシンプルに挙式だけを選べるのも要因かもしれません。


さて今回は栃木県の神前挙式について考えていきます。

組数的には圧倒的に日光が多い

日光二荒山神社、日光東照宮といった世界遺産での神社挙式は相当な人気があります。
割合は分かりませんが、県内のカップルに比べて東京や横浜など首都圏からのカップルの方が想像以上に多いと思われます。我々栃木県民にとって日光は馴染みが深く、「世界遺産」と言われてもなかなかピンと来ないもの。
 

宇都宮で挙式できる神社は?

宇都宮の人口は約60万人。
北関東三県のなかで最大の都市ですが、人口の割に挙式できる神社は少ないんです。

・宇都宮二荒山神社
・栃木県護国神社
・八坂神社

主にこの3つの神社が知られています。
当店も神社挙式をプロデュースしていますが、その殆んどが護国神社さんでの挙式です。広大な敷地に、重厚感のある本殿。歴史ある神社さんですが、自由度が高く、大変おすすめです。

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宇都宮の神社で挙式するメリットはなんでしょう?

・アクセスが良い
・挙式後の食事会ができるお店がたくさんあり、いろいろと選べる
・ご親族が集まりやすい
・宿泊施設も充実

・・・いろいろとメリットがあります。

また日光ほど挙式が集中しないので、お二人のご都合通りにスケジュールしやすいのも嬉しいですね。
 

宇都宮・日光以外でおすすめの神社は?

栃木県内にはすばらしい神社が沢山あり、全てをご紹介することは出来ません。その中でも神社挙式におすすめの神社をご紹介したいと思います。

白鷺神社(上三川町)

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こちらの白鷺神社でも当店は挙式のプロデュースをさせて頂いて来ました。
その外観は日本人が思い描く神社のイメージそのもので、重厚感がありながらもどこか懐かしさを感じさせる雰囲気があります。境内も広く、神社挙式に大変おすすめです。

こちらをご覧下さい
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この画像は鳥居から挙式をする本殿へ向かう場面ですが、右手に赤い野点傘を差しての入場となります。県内ではこのような演出をされる神社はあまり見かけたことがありません。とっても素敵ですね。


織姫神社(足利市)※著作権侵害の恐れがあるため画像は掲載しません。

平安神宮を思わせる朱塗りの本殿や参道が印象的で、県南で人気の神社さんです。
縁結びの神様を祀られているという事で、まさに結婚式に最適ですね。小高い山の頂上にあるので、見下ろす景観も素晴らしく、大変おすすめです。


古峯神社(鹿沼市)※著作権侵害の恐れがあるため画像は掲載しません。

鹿沼市の奥の奥のまさに秘境とも言えるところに古峯神社はあります。
天狗様を祀っており、パワースポットとしてもよく知られています。併設の日本庭園「古峯園」は広大な敷地を誇り、秋の紅葉は見事の一言。
ご朱印も有名ですよね。


今宮神社(さくら市)※著作権侵害の恐れがあるため画像は掲載しません

個人的にその趣が大変気に入っている神社です。
桜門、本殿と江戸時代のものであり、その存在感は堂々たるものです。境内には樹齢700年を超える大銀杏があり、栃木県の銘木100選に選ばれています。950年を超える歴史のある神社なので、きっと挙式も素晴らしいものになることでしょう。

最後に

栃木県の神社挙式と言えば日光の世界遺産での挙式が何と言っても知られていますが、それが全てではありません。
日本の歴史と神社は切っても切れないほどの繋がりがあり、きっとみなさんがお住まいの地域にも素晴らしい神社があるはずです。今回はご紹介できませんでしたが、県北にも結婚式できる神社があります。

古来、お祝い事はお住まいの地域にある神社で行われてきました。
その時だけでなく、その後も長きに渡り神様に見守り続けていただく為です。

挙式を挙げた神社にはできれば定期的に参拝し感謝と更なるご加護をお祈りすることで、気持ちもリセットでき、すっきりするはずです。


Wedding Dress abitoでは神社挙式のサポートもお受けしております。
白無垢・色打掛・紋付袴などの婚礼和装のレンタルはもちろん、挙式当日のお着付けやヘアメイク、アテンド、写真撮影などトータルでご提案致しますので気軽にご相談下さい。

またご家族衣裳、挙式と和装前撮りのセットプランもご用意しています。
 

 

白無垢の小物は白かそれともゴールドか?

婚礼和装である白無垢。

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穢れのない白は花嫁の清廉性の象徴でもあります。

一般的に神社挙式などの「式服」として知られ、ウェディングドレス同様「貴方の色に染まります」という意味も含まれているとも言われています。また真っ白であり、いわば白装束でもあるので確固たる決意の現われの色とも言われます。


この白無垢を着るに当たり、時折お客様からご質問をいただく事があります。

「白無垢では全身白にするべきなんですか?」という質問です。

白無垢はもとより、中に着る【長襦袢】【掛下】そして【掛下帯】は基本白ですし、足袋だって白です。
それでは胸元に飾る【懐剣】や【ハコセコ】も白にするべきなのでしょうか?

画像で比較してみましょう。

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こちらは懐剣やハコセコを白で合わせてみました。

全てが白で統一されると素敵ですよね。


そしてこちら。

IMG_8600こちらは小物をゴールドにしてみました。

やはりゴールドが入ると豪華さが増し、白とはまた違う雰囲気を醸し出しますね。


白無垢に合わせる小物は必ずしも「白」でなければならないというわけではありません。ご紹介したようにゴールドを合わせることもあれば、色付きの市松模様の小物を合わせることもあります。

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また赤が入ったものを使用することも・・・

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つまり「これが正解」ということがないという訳です。
白無垢の色である白は合わせる色を選びませんので、基本的にどんな色・柄にでもピッタリとはまります。ただアドバイスとしては、小物の柄や色は白無垢を着るシチュエーションによって変えてみてはいかがでしょう?

例えば白無垢での神社挙式からの披露宴と言った流れの場合は、挙式では白の小物、披露宴では他の色に変えるとちょっとしたお色直しになりますし、雰囲気も変わります。やはり厳かな神社挙式においては、白・ゴールド・赤以外はお選びにならない方が賢明ではないでしょうか。

逆に写真撮影だけの前撮りやフォトウェディングであれば、ご自分のお好みに合わせてセレクトしても全く問題はありません。


当店の和装前撮りにおいては、お客様のご希望が特に無い場合は基本的に小物は白で統一しています。
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その理由は白無垢が一番美しく見えるからです。まぁ好みですね(笑)。


婚礼和装となると何かと決まりとか多くありそうに思われがちですが、意外と自由度があるものなんですよ。
いずれにせよ、「自分らしい白無垢姿」であることが何より大切ですね。我慢しちゃうと後々の後悔の元になっちゃいますからね。

どんな小物を合わせるにしろ、きっと素敵な白無垢姿にあるはずです。そして白無垢がどんなに素敵な婚礼和装であるかをお分かりいただけることと思います。