つぶやき

足利でこんな写真撮影しました。

先日、足利市の松村記念館で和装前撮りがありました。


今日はそのまえどりの様子ではなく、さつえいの合間に撮影した写真をご紹介したいと思います。

まずはロケ地 松村記念館内で撮影したもの。

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わかりづらいかもしれませんが、奥のガラス戸の手前に木で作られた御簾のようなものがとても魅力的だったので撮影しました。いま同じものを作ろうとしても、手間も時間も技術もメッチャ必要なので現実的でないかもしれませんね。

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こちらはいまではなかなかお目にかかることのないスイッチ。これだけ並ぶと壮観ですね。

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こちらは更に時代を遡ったスイッチ。

レトロさを感じ、とてもシンプルですが重厚感がありますね。今となっては逆に新しさすら感じます。


ここからは松村記念館周辺で撮影した写真。

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前面大谷石で作られた建物で、飾り彫りなど大変手が込まれていました。
こちらは二階を写したもので、空き物件とのこと。こんな素敵なところに店を構えたら毎日が楽しいだろうな~と想像しながら撮影して見ました。おしゃれなカフェを足利でオープンしたいと思っている方におすすめの物件です。

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全面に蔦が絡まり、とても雰囲気がありました。

一見、とてもおしゃれに見えますが、実際に住んでみるとどうなんでしょうかね?匂いも気になりますし、湿気とかも気になります。虫も多そうですし、見た目よりは不便なのかもしれませんね。


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こちらはおしゃれなレストラン?カフェ?・・・とりあえず飲食店で、目を引く色の壁に描かれていました。ネイティブアメリカン、またはインカ、それともアフリカなどを思い起こさせるデザインでしたが、果たして正解は何なんでしょうね?


写真は以上です。


宇都宮に住んでいると、なかなか足利に行く機会はありません。
でも実際に行って、ゆっくりと散策して見るととても素敵なところなんですよね。宇都宮にはない雰囲気があり、時間がゆっくりと過ぎている街だなと感じます。


足利学校、鑁阿寺、織姫神社といった歴史を感じる場所もありながらも、石畳の道の商店街あったりと様々な魅力を併せ持つ街です。きっと楽しく過ごせると思うので、今度ゆっくり訪れてみてはいかがですか?

帰りに佐野ラーメンっていうのもいいですしね!

結婚式場は「持ち込み料」をとりますが、当店では頂いて下りません。

結婚式場の直営、または提携ドレスショップ以外の衣裳にする場合、必ずと言っていいほど請求されるのが「持ち込み料」。


栃木県ではドレスまたは打掛一着当たり【5万円】という、どんな計算で算出されたかわからない金額を請求されます。結婚式の準備をしていると、金銭感覚が段々麻痺してきて、5万円と言う金額が高額に思わなくなってしまうことがありますが、冷静に考えるとかなりな金額です。


強くもの言う新郎新婦だと持ち込み料をナシにしたりすることもあるようで、あってないようなシステムなんですよね。そもそも過去に司法の判例で「NG」がでているのですから、かなり黒に近いグレーゾーンと言えるんです。それでも何十年も変わらず存在し続けているのは不思議な話しです。

強めに持ち込み料について踏み込んだ場合・・・「じゃ、なしで」というお客様もいらっしゃいましたし、割り引いてもらった方もいたりと、お客様の顔色を見てなくしたり金額が安くなるのってどう何ですかね?つまりはその存在を理論で肯定できていないといえるのではないでしょうか?


当店は結婚式場と一切提携していないので、こういった事にも踏み込んでいけます。
間違いなくお客様のためにならない慣習の一つだと考えており、これまでもブログで意見してきましたが、書くだけ無駄だと分かっています。けれど当店のように結婚式場に忖度せずに出す意見は結構貴重なんですよ。

言いたくても言えない立場の業者さんが殆んどですからね。


ちなみに当店は貸衣装+写真撮影を事業のメインとしているワケですが、ここ数年は振袖でも七五三でも「持ち込み」のお客様が少なくありません。


もちろんそういった衣裳の持ち込みに対して、「持ち込み料」は設定しては下りません。そんなことをしたらこれまで散々持ち込み料を否定してきた正当性が失われてしまいますからね。それに「持ち込み料下さい♡」ってお客様にお伝えしたら、間違いなく全てのお客様が違うお店に行く事でしょう。


つまり持ち込み料がないのが当たり前の世界もあれば、あって当然の世界があるということです。しかし無くてはならないものではなく、その存在自体が懐疑的なものでしかありません。


お客様には選択肢があります。

結婚式場を選ぶ際、様々な条件を検討して決定しますが、そこには自由な選択があります。
しかし結婚式場を決定した途端に、衣裳は「この店とあの店で選んでください」となるのはおかしな話しです。どんな結婚式場を選ぶかはお客様の想いによりますが、ドレスや打掛は結婚式以上に子供の頃から憧れ続けたものにもかかわらず、選べる範囲を限定されてしまうのは絶対に間違いです。


結婚式場には何百万という金額を支払うんですから、お客様にはもっと強くわがままを言って貰いたいと思います。但し、「契約書」にサイン後は契約内容は変更できないので、サインする前にじっくりと精査し、わからないことは徹底的に調べ、問いただす姿勢が必要です。

名前を書くだけ・・・
印鑑を押すだけ・・・

そうではないんです、サインと捺印は即契約の成立となりますので、安易に済ましてはならないものなんですよ。ご注意くださいね。

超個人的解釈でカメラマンを3つのタイプに分けてみた

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1986年に創業し今年でまる32周年を迎えた弊社ですが、最初の12~3年は完全に貸衣装専門店でした。


そして約20年前に写真事業を開始して現在に至ります。

一時期だけ先代社長が撮影を担当していたことがありますが、他は全て提携カメラマンの方の撮影です。この20年の間、多くのカメラマンの方にお手伝いをして頂いてきました。


様々なカメラマンを見てきて思うはタイプが3つに分れるということ。

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まずひとつのタイプとして挙げられるのは「自己陶酔型」

この自己陶酔という言葉は見方によればディスっているように思われるかもしれませんが、決してそうでは有りません。写真撮影とは芸術性が高く、カメラマンはアーティストなんですよね。
芸術とはオリジナリティーを求めることでもあるので、自分自身を強く信じること、つまり自己陶酔って欠かせないと思うんです。

飲食店で言えば、完全なオリジナルメニューしかない創作料理店。

素材から仕込み、はたまたメニュー開発や店舗のデザインなど至るところにオリジナル性を求め、新しいカテゴリーを作り出そうというエネルギーに満ちたお店です。全てが独特なので一般の方はなかなか暖簾をくぐることができませんが、一歩足を踏み入れると新しい世界が待っている・・・・。
「一度行けば満足」という方と、「クセになる!」と評価が分れるお店かもしれません。

しかしこれまでの経験上、自己陶酔型のカメラマンと弊社は上手く行ったことがありません。

弊社としてはウェディングしにしても七五三にしても写真に求めるものは「芸術性」ではなく、如何にお客様に喜んでいたけるかということ。一方自己陶酔型のカメラマンの方は芸術性を求めると同時に、「自分の写真こそ最高」と信じています。

仕上がった作品を見て、私も素人ながら「上手だな」「オリジナリティがある」「言うだけのことはある」といつも思います。ですが、やはり一般的に「好き嫌い」がハッキリと分かれてしまう作品ともいえます。お客様が求めているものはそこではなく、【誰かに見せたくなる】【いつまでも見ていたい】【大切にしたい】【かわいい】【綺麗】【かっこいい】写真です。

簡単に言えば、お客様に寄り添った写真を求めています。

反面、自己陶酔型のカメラマンとお客様の求める方向性がバチっと合致した時はお客様の満足度は計り知れないのもまた事実。

下世話な話しですが、こうなった時お客様は出費を惜しまなくなります。ただ経験上、こういったことは殆んどありませでした。


もう一つのタイプとしては「環境適応型」

このタイプは自分なりのオリジナリティーを、上手にお客様のニーズに溶かし込みます。
飲食店で言えば「洋食屋さん」といったところでしょうか。

ハンバーグ、オムライス、ビーフシチューと誰もが好きなメニューを用意しつつも、仕込みや味付けにはこだわり、他にはない味を提供しているようなものです。

垣根は高くないけど、毎日ではなく特別な日に足を運びたくなるお店といえるかもしれません。


このタイプは他のカメラマンの良いところはドンドン取り入れていくという柔軟性があり、決して自己を前面に押し出したりはしません。しかし心の中には妥協できないポリシーをしっかりと育んでいます。お客様をよく観察し、寄り添い、コミュニケーションを上手に撮りながら一緒になって写真を作り上げて行きます。

現在、当店の撮影をお願いしているカメラマンは全てこちらのタイプの方ばかり。
ただ従順するのではなく、ハッキリと「NO」と言うことができ、それでも何とか要望に近づける努力をしてくれます。abitoはお客様とカメラマンのちょうど中間に位置する立場ですが、私達のこともよく見てくださっていることがとてもありがたく感じています。

もちろんお客様にも好評で、ご満足して頂ける写真を提供できていることが何より嬉しいです。


最後のタイプとしては「完全従順型」があります。

自分の写真に対する考えは一切考慮せず、指示された撮影だけを心がけるタイプですね。

飲食店では例えることができませんが、別のモノで例えるならインスタント食品かもしれません。
お湯を入れて数分待てば、いつでもどこでも同じ味を食することができる・・・・今は種類も豊富で、クオリティーも高いのですが「特別感」は味わうことはできませんよね。

これまでこのタイプのカメラマンにお世話になったこともありますが、殆どの場合、数年後撮影の仕事をお辞めになっています。
基本的にサラリーマンカメラマンに多く、元々夢を描いて足を踏み入れた世界に失望してしまうようです。これは本人のせいではないので大変もったいないことですが、写真だけではなく、どんな業界でも起こりうることです。

カメラのアングル、ライティング、設定などにマニュアルがあり、それに従っての撮影なので見本の写真となんら変わることのない質が保たれるので、ある意味ではお客様にとっては安心に繋がるかとは思います。しかし面白みがあるかどうかは人ぞれぞれです。

何よりこういうタイプが見ているのはお客様ではなく、指示を出す人・・・・もはや仕事と言うよりは作業に近いのではないのでしょうか?


まとめ

超個人的見解でありましたが、あながちそんなに間違ってはいないと思っています。

弊社としましては「環境適応型」のカメラマンさんがベストだと考えていますが、お店の規模やエリア・顧客層によることは間違いありません。「わが道を行く」という強い推進力をもったカメラマンの時代が来るかもしれませんし、「間違いのない写真」だけを求める時代がやってくるかもしれません。

タイプはいろいろありますが、私個人としては全てのカメラマンをリスペクトしています。
もちろん作品の好き嫌いもあれば、人間的に合わない方もいますが、私にはできない仕事です。

お客様の人生の大切な記念の日を撮影する

失敗は許されず、とてもプレッシャーのかかる仕事です。責任も生じますし、撮影時にどんなアクシデントが起こるかわからない状況で、心を乱すことなく撮影をし続ける精神力は尊敬に値します。しかもカメラマンの仕事は撮影するだけでなく、撮影したデータを一つ一つ確認し、補正や調整も大切な仕事です。

データの納品にも締め切りという期限があったりと「撮影」⇒「補正」⇒「撮影」の繰り返しで、繁忙期は寝る時間すらなかなか確保できないという過酷な仕事でもあります。でもそういった過酷を乗り越えられるのも、カメラや撮影が好きと気持ちがあるからだと思います。

いずれにしろ「0」からの状態から何かを生み出すという創造性のある仕事であり、もっとも人間らしい仕事と言えるかもしれません。

やはり尊敬に値する仕事です、少なくとも私にとっては。


今日は何故か文章がするすらと浮かびまくったので、いつになく長編になってしまいましたがいかがでしてでしょうか?

一般の方が初対面でカメラマンがどんなタイプかを見極めるほぼほぼ困難ですが、試してみてはいかがでしょうか?

「うちはこんな撮影をします」
「あなたたちにはこんな撮影がおすすめです」
・・・・とあなたの要望より先に先制して案内をすれば自己陶酔型なのかなと思っても良いかもしれません。

プランや価格だけを前面に言ってくる場合は「完全従順型」かも?

積極的にあなたの要望を聞きつつも、提案も忘れない場合は「環境適応型」と言えるかもしれません。


こういうことを知っておくとファーストコンタクトも楽しめると思います。あとは自分との相性を考えて判断してみてはいかがでしょう。

大切なのは「スペック」ではなく、何を生み出せるのかということ

ひと昔前、何かに付け重要視されたのはスペック、いわゆる機能性です。


スポーツカーであれば馬力やトルク、時計であれば多機能性、結婚相手にも「3K」(高身長、高学歴、高収入)を求めていました。


これを紐解くと、「手に入れた瞬間」において最高の満足度を得ることを求めている時代だったのかもしれません。


そして時代は変わり、最近は商品のスペックももちろん重要なファクターではありますが、何より消費者の方が重視しているのはそれを手に入れたことで、「どんなことを生み出せるのか?」ではないでしょうか。


例えば今自動車で人気なのは高級車でもなく、スポーツカーでもなくファミリーワゴンですよね。

このファミリーワゴンで旅行やキャンプに行ったりと、購入してすぐの満足ではなく、手に入れたことで思い描けることが無数にあるということです。広々とした空間で家族の絆をもっと深めたり、ご家族にも負担なく快適に過ごしてもらうこともできます。車のサイズも大きいので、、万が一事故にあった時でも小さいよりは安心ですからね。


住宅だってビジュアルやデザインはもちろん大切ですが、老後のことを考えてバリアフリー化にしたり、光熱費を考えて空気の循環システムを導入したりと長いスパンでの購入判断をされている方が多くなっています。


高級だから・・・
安いから・・・
技術を駆使した商品だから・・・
速いから・・・
希少だから・・・・


このように短い言葉で形容できてしまうようなスペックは現在では求められることが少なくなっています。

その先に待っているものがイメージできないと、手に入れようと思わない時代になっています。


さて結婚式ってどうなんでしょう?

その日が最高の満足度でなくてはいけないのが結婚式。こう考えると前時代的なものとイメージしてしまうからなのか、年々結婚式をされる組数は減少傾向にあります。

最高の場所で・・・
最高食事・・・
最高のドレス・・・


う~ん、結婚式はスペック重視であるといわざるを得ませんね。

「結婚式はあくまでもスタートであり、ゴールではない」・・・・・一度は聞いたことのあるフレーズだと思います。

とはいえ、一生に一度のことに最高のスペックを求めるのは当然のことでもあります。


つまり何か言いたいかというと、お二人にとって最高の結婚式を挙げることにより、その先の人生に「何が待っているのか?」「何を生み出してくれるのか?」ということを結婚式場をはじめ、ドレスや写真や結婚式に携わる業界の人間がもっと喧伝しなければならないと思うんですよね。


その日のために何百万という費用を支払うからには、もちろんその先に何かがないとおかしいんです。

例え結婚式が最高のものだったとしても、その日限りでは費用対効果が悪すぎますからね。

結婚式のその先には間違いなく何かがあり、待っているものだと私は考えます。

ゲストの方々とあくる日に語り合える思い出だったり、輝いていた時代を思い出すことで気持ちがリフレッシュできたり、その日の気持ちを思い出すことで優しくなれたり・・・・お金では叶えることができない様々なことがその先にあるんですよね。


このウェディング業界はある種、夢を売る商売でもあります。

結婚式のその日の夢を届けるだけでなく、その先にある夢も一緒にお届けしたいものです。そうしないとこのままでは斜陽産業となり、結婚式に夢を感じる方すらいなくなってしまうかもしれません。せっかくの素敵な仕事なんですから、売り上げだけでなく、夢も追求できる業界であって欲しいと思います。


スペックは二の次、その先に何が待っていて、何が生み出されるのかをもっと皆さんにお伝えして行かねばならないと考えています。

ブログの有り方も再考すべき時期になりました。

新しい生活の始まりは人生を変えるチャンス

私事ではありますが、この春息子が大学に進学しました。

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一応公立大学ということで親の負担も少なく、大変助かりました

お隣の群馬県前橋市にある大学なので、さすがに宇都宮から通学というわけにも行かず、現在は悠々自適な一人暮らしを楽しんでいるようです。

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学生専門のアパートなので家賃も安く、こちらでも助かりまくりです。


実はうちの息子は高校まで休日もずっと自分の部屋にいるような、かなりの出不精な人間でした。当初は自宅からは通える大学への進学を目指していましたが、その最大の理由は「宇都宮から離れたくない」「自宅が一番」という考えからです。


でも結局は一人暮らしになった訳ですが、そんな生活が始まってから人間が変わったかのようにいろんなことに興味を持つようになりました。

「カメラを勉強したい」
「留学したい」
「ボランティアにも興味がある」
「日本全国を一人旅してみたい」

つい数ヶ月前では考えられないような願望や目標が湧いてきたようです。大学生活なのか、はたまた一人暮らしの影響なのかはわかりませんが、間違いなく高校までの息子ではなくなってきています。


自分自身でも経験がありますが、環境の変化がもたらす影響は絶大ですよね。
「この節目をキッカケに変わりたい」という思いを持ってなのか、それとも強制的に変わらざるをえないのかは人それぞれだと思いますが、いずれにしても人生には変化は付きものです。


どうせ変化しなければならないのであれば、それを恐れずに楽しむべきではないでしょうか?

多分、息子は人生の変化を受け入れ、楽しもうとしています。父親にとってこれほど息子の成長をハッキリと感じたことはありません。もちろん頼もしく感じています。親の手から離れていく寂しさを感じてはいますけどね。


これからご結婚される方々はどうぞ人生の変化を楽しんで下さい。

一人から二人になることで不安や責任も感じるとは思いますし、良いことばかりが続くわけではありません。それでもこれまでには出来なかった経験や楽しみが待っているはずです。

間違いなくこれまでと違った人生が待っているはずですから楽しまなきゃもったいないですよ!

告白 結構心が狭いんですw

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世の中には大変心が広く、器の大きい人々や企業が存在します。


なぜそんな風でいられるのかというと、やはり裏づけのある自信を持っているからこそだと思います。人間としても社会人としても憧れますし、そうでありたいたいと思い続けています。しかし現実は・・・・ですね。


昨日のブログでロケーション撮影の新ロケ地について触れましたが、多くの方が「場所がわかんなきゃダメじゃん」と思ったはずです。私もそう思います。それでも場所を明かさなかったのは同業他社に真似されたくないからです。そう心が狭いんです、自覚しています。でもそれなりの理由がある訳です。


心が狭い訳

当店は和装ロケーション撮影に強いこだわりがあり、スタッフ一同で力を入れています。
和装前撮りは全ての花嫁花婿にとっても初めてのことで、わからないことばかりです。だからこそそんなお二人に「こんな素敵な和装写真を作り上げることができる」ということ想像していただく事が何より大切なことだと考えています。

だからロケーション撮影で当店がもっともこだわるのが「ロケ地」です。
低価格にこだわるお店もあれば、カメラマンの技術を売りにするお店もありますし、「全データ付き」を全面に押し出すお店もあり多種多用ですが当店はあく間でもロケににこだわっています。

「このロケ地なら撮影スポットが充実しているのでご満足して頂けるはず」
「ここでこんな撮影をしたらきっと素敵な和装写真になる」
「暑い夏でもここならきっと涼しく撮影できる」
「ご家族がたくさんいらっしゃっても広いので安心」


このように写真の仕上がり具合はもちろんですが、撮影時のことを想定したりもしてロケ地を探し、交渉し、お客様をご案内して来ました。ロケーション撮影を初めてしたのが当店というロケ地はいくつもあり、オーナー様や管理されている方々から「おかげ様で撮影が増えました」と感謝の言葉をいただくこともあり、そう言った意味ではある種の社会貢献に繋がっているのだと嬉しく感じます。

しかし練りに練って、交渉を重ねたりと苦労して撮影許可をいただいたロケ地も次から次へと他社さんが参入しています。ロケーションフォトが盛り上がるのは大変嬉しいんですけどね。


もちろん参入してくるお店や式場さんは「こんなところでも撮影できるんだ」「あ、素敵な場所だな」と思って、お客様にご提案しているだけ。しかし当店としては心が狭いというか、被害者意識が強すぎるのか「パクられた」と思い込んでしまいがちなんです。いけないこと、ネガティブ思考とはわかっていながらも止められないんです(笑)。


そもそも当店はウェブサイトでもSNS、ブログなどでロケ地の場所やそこでどんな写真が撮影できるかを余すことなくお伝えしてきたので、共感する同業者が現れて当然です。逆に共感して頂けるということは、当店が選びぬいたロケ地がそれだけ魅力的であると証明されていることになるので太鼓判を推されたようなものですね。


でもそうは言ってもやはり当店オリジナルとか独占のロケ地は確保したい気持ちは消えません。

だってどんなロケ地を選定するかはそのお店のセンスであり、知的財産でもあります。それこそが独自性とか差別化に繋がり、会社の魅力になる訳ですからある意味死活問題とも言えます。だから今後は新しく追加するロケ地は名称や場所は一切公表はしません。当店が選びぬくロケ地を評価してくださる他社さんには今後アップする画像から推理して貰うことになります・・・当店からの画像クイズの出題となりますからね♡


ながながと書き綴ってきましたが、だから昨日のブログでは新ロケ地の画像や場所等を明らかにしなかったんです。ホント心が狭いお店で申し訳ありません♡


最後になりますが、新たに加わるロケ地はマジ最高の場所です。抽象的にはなりますが幻想的でダイナミックでありつつも「癒し」を感じられます。四季折々の美しさがあり、和装洋装のどちらでも最高のロケーション撮影となること間違いなしです。これまで様々なロケ地を選定してきた当店が選びに選びぬいた場所です、自信をもっておすすめ致します。


一刻でも早くにロケーション撮影をご検討中の方々にこの素晴らしいロケ地をご案内したいのですが、撮影実績がないので画像をお見せすることが出来ません。そのため昨日のブログで撮影モニターカップルを募集した訳です。もちろんご来店のお客様には口頭てはご案内していますので、気になる方は気軽にお問い合わせ下さいませ。


 

和装前撮り研究家「私」

Wedding Dress abitoではたくさんの和装ロケーションプランをご用意しています。

言葉で説明するよりもまずはこちらをご覧下さい。





・ロケ地メインのプラン
・季節限定のプラン
・テーマにあわせたプラン

この他にもお客様のご希望(ご自宅での撮影やご指定のロケ地での撮影)に沿って作り上げるカスタマイズプランなどもあります。栃木県内でこれだけのプランを用意しているお店は他にはありません。


しかし多くのお客様が当店をご利用くださるのはプランやロケ地の多さではありません。意外とお客様って「ロケ地」「プラン」「価格」をウェブサイトでは細かく見ていないものです。サイトを見て、「いくらくらいでできるんですか?」とか「ロケ地ってどんなところがあるんですか?」というお問い合わせをよく頂く位です。それでも最近、本当に重要なことは何なのかがようやくわかってきました。まず間違いないと思います。


この画像を例として説明します。

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この画像を見ることで・・・

「あ、ここいいな。こんな場所で前撮りしたいかも」
「こんな色の打掛って素敵かも」
「カメラ目線じゃない自然な笑顔を撮ってもらいたいな」

などなどと思ってくださること、つまりお客様の琴線に響くことが何より大切なのです。つまりはご自分をご覧になった画像に自己投影して、初めてロケ地や衣裳や価格を意識するのだと思っています。


ちなみに当店の前撮り専門サイトに掲載している画像は全て当店の実際のお客様であり、モデル撮影の画像は一切ありません。また掲載する画像を選ぶのはカメラマンではなく、「私」です。私は撮影は一切しませんし、カメラの知識もほぼありません。しかしほぼ全てのロケーション撮影に同行しており、目だけは肥えていますし、皆さんの想像以上にたくさんの前撮り写真を見てきましたし、今も暇さえあれば見ています。


つまり私はある意味、前撮り写真の研究家であると言えます。そしてカメラマンとお客様を繋ぐ役目を担っており、「お客様が本当にほしい写真」と「カメラマンが撮りたくなる写真」のバランスを上手に調整することに長けていると自負しています。撮影は出来ませんが、カメラマンに「ここから撮影してください」「こう言う写真がいいんですが・・」と遠慮なしにリクエストし、お客様により沿いご希望をカメラマンに伝えています。


だから花嫁花婿が本当に欲する写真でありながらも技術的に優れ、最高のアングルの写真でもある最高の一枚を選びだせているのでしょう。そしてその選びぬいた画像をご覧下さったお客様がご来店くださり、ご成約下さっていると思っています。


「自分って凄いんです♡」と自慢しているわけでなく、お客様とカメラマンの両方に育てられたからこその個性を大いに発揮しているだけなんです。カメラマンサイドから「面倒くさい」なんて思われても仕方が無いくらいに撮影に介入することもあります(でも当店のカメラマンさん方はそんなことを思うはずありませんが)。でもお客様にとっては最初で最後の、そして一生に一度の前撮り撮影です。

何が何でも最高の撮影をして、最高の思い出づくりをお手伝いしたい

ただそれだけです。


最近はいろんな同業のお店に真似されることが多くなり、ちょっと切ない気持ちになることもありますが「私」という個人を真似することは出来ません。abitoの素敵なお客様方、そして最高のカメラマンに育ててもらった私はある意味最強ですからね。

 

今自由になってお客様ファーストに、そして創造溢れるお店へと

婚礼衣裳(ドレスや打掛)を扱うレンタルドレスショップや貸衣裳店などはその殆んどが結婚式場の納入業者、いわゆる下請けの立場であることが多いことご存知ですか?


結婚が決まった方は殆どの場合式場へ足を運びます。業者になればお客様を紹介してくれるのでそれなりの結果が得られるので、大変ありがたいシステムでもあります。ちょっと難しい言葉で言えば企業間取引(BtoB)ということになります。いわば結婚式場の傘下に入ることで売り上げの見込みが出来たりと良い面もあるのですが、契約結婚式場至上主義になりがちです。

簡単に言えば結婚式場の言いなりにならざるを得ない場合もあるということになります。


ですが今、当店は結婚式場の傘下から離れて完全フリーとなっています。

結婚式場の顔色を伺うことなくブログやSNS等で思っていることをハッキリと多くの方にお伝えできるようになりましたし、ドレスや打掛などをお手頃な価格でレンタルしていただけるようにもなりました。そう、結婚式場から干渉されることが一切なくなったのです。


つまり私たちの視線は結婚式場でなく、100%お客様に向けることができるようになったことがフリーの立場になって一番嬉しいことです。


式場から紹介されるお客様はあくまでも「結婚式場のお客様」ですが、現在ご来店くださるお客様は完全なる「当店のお客様」です。この差は皆さんが思っている以上に大きいものなんです。


お客様だけを見て、お客様のことだけを考え、お客様のためになることだけをご提案することができる・・・これが結婚式場傘下の衣裳店との差と思っています。


ドレスショップ、貸衣裳店にはそれぞれの理念や考えがあります。式場の傘下にいるのもありですし、当店のように抜け出すのもありです。あくまでも当店は完全フリーの立場であり続けることを選んだまで。つまりお客様至上主義こそ未来に繋がると感じています。


今自由になって自分たちが「素敵」「最高」「面白い」「楽しい」と感じることを何でもできる環境にあります。今までもこれからもオリジナリティーがあってこその時代ですからスタッフ一人一人の個性を活かし、そこから生まれる化学反応をabitoの個性としてお客様に認めていただけるように常に新しい事や物を創造していきたいです。




 

人間だけにある欲求 それは「体験欲」です

今はとっても便利な時代です。

スマホで欲しい物が買えるし、音楽もダウンロードできるし、わざわざ自分が行動しなくてもいいようになりました。このような消費がこれからも増え続けていくのでしょうが、一方で「自分の労力をかけてまで」の消費もあります。


イチゴ狩りを例に取ると、イチゴはスーパーに行けば売っています。しかし時間をかけてイチゴ農場へ行き、わざわざ寒い中自らイチゴを摘むことに対して代金を支払います。単にイチゴを食べることが目的ではなく、【普段は行かないような場所への遠出】【イチゴを摘むという体験】【一緒に行く方との時間の共有】などが真の目的となります。たまたま時期がイチゴであっただけで、リンゴでもブドウでも良かったのかもしれません。


好きなアーティストのライブも同じ。
関東に住んでいるのに北海道までライブのチケット金額の何倍もの交通費と宿泊費を払ってでも行きたい訳です。ただ単にそのアーティストの楽曲を聴くだけなら、自宅でダウンロードすれば費用も最小限に抑えられますしね。


この二つの例だけ取っても面倒だったり、手間がかかったり、時間がかかったりするものにこそ人間の消費は熱狂的なのかもしれません。ネットで何かを購入する時はどこかしら「妥協」があったりします。

「安いから」「ついでに」「便利だから」って頭の片隅にありますよね?もっと言えば、例え購入した物がイメージと違っていてもある意味想定内と考えることもあります。つまり熱狂的な消費とは言えないと思います。



この世の中には便利な物に溢れ、以前と違い殆んどの物が高品質でデザインも優れています。つまり商品による消費の欲求を促す圧倒的な差ってなくなってきているんですね。しかし旅行や観光、エンターテイメントに対する消費は時代によっての浮き沈みはあってもデジタル化できるものではありませんし、物によっては差が広がりつつあります。


動物にしても昆虫にしても「物欲(食べ物)」があります、もちろん人間にも。

しかし人間が他の生物と違うのは「体験欲」もあるということです。

フランスへ行ってシャンゼリゼ通りを歩いてみたい!
上野動物園へ行ってパンダが見たい!
富士山の頂上からの景色を眺めたい!


簡単に言えば非日常を感じたいということと言えます。


お金を出すだけでは手に入れることのできないものがあります。移動・時間・労力・計画など面倒くさいことをしてこそ手に入れたものの価値はやはり違うのではないでしょうか?そこには「想い」が間違いなく存在し、全ての行動に対しての記憶(思い出)も残ることでしょう。一度脳内にインプットされた記憶はいつでも思い出すことができ、人生の財産となります。学問と同じですね。


当店は衣裳をお貸しすることが仕事ではなく、節目の思い出づくりをお手伝いすることが仕事です。非日常を演出し、初めての経験をご提供し、人生の糧となる素敵な記憶と記録をお客様と共に作り上げていくことは大変な責任を伴いますが、それ以上にやりがいを感じています。お客様に「お金を使って良かった」と思っていただけたら最高です。


人生でたった一度の婚礼和装の体験と思い出づくりは和装前撮りで⇒abitoフォトウェディング専門サイト
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人生のクロスロードを貴女と共に

人生には多くの岐路があります。


言葉を変えれば「節目」とも言え、当店Wedding Dress abitoは衣装や写真撮影で多くの方々の人生の岐路に30年以上携ってきました。さてどんな岐路があるのでしょう。


【七五三】
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現在ではかわいい写真を撮影することがメインとなっていますが、元来今後の健やかなる成長を祈る儀式でもあります。


【成人式】
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ご存知の通り、大人としての第一歩の儀式です。由来的には男子は「元服」、女子は「裳着」が始まりであり、いわば通過儀礼の一つとも言えます。成人することにより、自立し、責任を持ち、様々な選択を自分自身で行なうことが許されます。人生においての初めての大きな岐路と言えますね。


【卒業式】
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学生生活の最後を飾り、社会へ羽ばたく扉とも言える卒業式。本当の意味での自立の時であり、どんな道を進んでいくのかは本人次第。これまでの二まただった岐路も、三叉路、四叉路となり迷ったり悩んだりすることが多くなりますが、それ以上に楽しいことが待っていると信じ、選んだ道を前を見て進んで行きましょう。

【結婚式】
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人生の最も華やかな岐路と言えます。

縁あって巡り会えた方と結ばれ、新たな家庭を築いていくスタート地点です。人生の第二章の幕開けですね。


さてお気づきでしょうか?

七五三以外の写真は全て同じ女性だったんですよ。分かりやすく時系列的に並べてみます。
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成人し、学校を卒業し、結婚する。

これに七五三を加えた多くの方の人生の岐路に携らせていただく事が当店の願いです。お客様の成長、そして人生の歩みを見守ることが出来たならこれ以上に嬉しいことはありません。


ですから「その場限りの商売」はしたくありません。

確かに貸衣装、レンタルドレスというビジネスにおいて「衣裳」こそが最優先されますがそれを超越する存在でありたいと考えます。多くの方の人生の岐路を見てきたからこそのアドバイスを惜しみなくお伝えしていきます。そして「次の岐路」でも頼って頂けるお店でありたいです。


岐路は英語でクロスロード。


「人生のクロスロードを貴女と共に」

ふと思いついた言葉ですが、これこそが当店の歩むべき道です。