和装前撮り/フォトウェディング

5月からロケーション撮影が再開できるとは思わなかったので心の底から嬉しい!

今日はロケーション撮影があり、今月に入って(緊急事態宣言が解除されてから)2組目のお客様でした。

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五月晴れの一日であったものの、七月上旬並の気温ということもあり、暑かったのですが無事に撮影を終えることが出来ました。
湿度が低く、風もあったので日陰に入るとなんとも心地良い陽気。そして明るい陽射しでお二人がさらに眩しく見えました。

四月の桜ロケーション撮影直後に緊急事態宣言が発令され、一ヶ月以上撮影がなくやりきれない気持ちでいましたが、今月は何とか二組のお客様の撮影を行うことが出来、本当に嬉しい気持ちです。ただ「新しい生活様式」に則したご案内ということもあり、マスクを着用してのロケ撮影は思った以上に大変でした。
この気温の中でのマスクはヤバイですね(笑)

それでもお客様の嬉しそうで幸せそうな笑顔をみれば、暑さなんて吹っ飛んで行きます。
仕事があること、お客様がいらっしゃること、喜んでいただけることがどれだけあり難いことかを改めて思い知らされています。

ちなみに本日のロケ地は栃木市にある岡田記念館でした。
昨年まで撮影のメインとしていた「翁島(おきなしま)」が五年に及ぶ改修工事に入った為、現在は武家屋敷エリアをメインとして撮影しています。これが思った以上に素敵な撮影となり、当初の不安も払拭でき、今後も自信をもってお勧め出来るロケ地です。

撮影では利用していませんが、こちらには二つの「栃木最古」があります。
※栃木県最古か栃木市最古かは不明ですw

一つは「理髪店」。
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もちろん現在は営業はしていませんが、見学は可能です。
アンティークな雰囲気ですよね。なにやら奥の方には水道代わりの組み上げ式のポンプのようなものも見えます。
また時代ごとの理髪料金一覧も展示してありました。

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52年前は現在の1/10の420円だったんですね。

そしてもう一つは「自動販売機」。
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こちらももちろん現在は稼動していません。見ればわかりますが・・・。

描かれているネコ?のキャラクターの名前は・・・・・「プリティーキット」だそうです。何故キャットでなく、キットなのかは謎です。

こんな感じで岡田記念館は素敵な和装写真が撮影出来るだけではなく、ちょっと興味を引かれるコンテンツも満載の素敵なロケ地です。当店は岡田記念館の館長さんに「好きに使って」と言われるほど長いお付き合いがあり、自分の家のように隅々まで知り尽くしているので安心して撮影に臨んでいただけると思います。

ぜひお気軽にお問い合わせください。

和装前撮りの撮影場所の絶対的ポイントは水辺があること

和装前撮り(ロケーション撮影)のロケ地に水辺があると最高です。

やっぱりめっちゃ映えるんですよね。

例えば池。
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鯉がいたり、鴨がよってきたりもしますし、揺れる水面がその瞬間を素敵に演出してくれます。

湖も素敵です。
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広大な湖を背にしての和装撮影はまさに非日常的雰囲気があり、印象深さがあります。
こちらは桟橋の上ということもあり、何となくリゾート気分も感じさせてくれます。水の青さに包まれたお二人がステキすぎますね。

川も良し。
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こちらは栃木市の巴波川での一枚。
船頭さんに和船の組合せは和の情緒がたっぷり。蔵の漆喰の白、そして経年変化でいい味を出している板塀もいい感じです。

迫力満点の滝。
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どことなく神聖さを感じる滝。
白く吹き上がる水しぶきは迫力があるだけでなく、雄大な雰囲気があります。なかなかここまで近くまで行ける滝はありませんが、ちょっと離れていても全然問題はありません。

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こちらは水が滑り落ちる滝。水の合間から除く岩肌が良い感じです。ちょっと滝との距離はありますが素敵ですよね!

番外編は水溜り!
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なんてこことのない水溜まりも使い方一つで素敵になります。
水面に写る逆さのお二人の姿と空の青さがドラマティックだと思いませんか?

当店は海ナシ県の栃木のお店なので、これまで海での撮影実績はありませんが、きっと間違いなく海でも和装前撮りで素敵な思い出づくりが出来ることでしょう。いつかは当店も海ロケしてみたいと思っています!!!

さていかがでしたでしたでしょうか?
何気なく我々の生活に寄り添ってくれている「水」ですが、小さな水溜りでも、大きな湖でも写真映えすること間違いありません。皆さんがロケ地を選ぶ際には様々な要素を考慮されているとは思いますが、その要素の中に「水辺」も含めてみてはいかがでしょう。
きっと想像以上の素敵な思い出の写真が残せるはずです。

水辺・・・絶対におすすめしますよ!
 

春に前撮りが出来なかったお二人へ

今年の4月、そして5月に和装前撮りやフォトウェディングを予定されていたカップルも多かったと思います。
020春のロケーション撮影と言えば桜。撮影を楽しみにしていたカップル様も多かったはずですが、状況が許してくれませんでしたね。

しかし新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、延期、またはキャンセルされた方が殆んどでしょう。タイミングを逃したことで「もう諦める」という方も少なくないと思いますが、「終息後は改めて検討したい」という方の中には延期した結婚式の日程によっては、撮影に夏を選ぶ方もいるのではないでしょうか。

意外かもしれませんが、当店では毎年ロケーション撮影を数多く夏に行っています。
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暑い夏のロケーション撮影は注意すべき事を守ることで楽しく、素敵な思い出づくりが出来ます!

その経験を元に、3年ほど前にこんなブログを書きました。

「夏のロケーション撮影 注意すべき3つのこと」

これがかなり多くの方にお読み頂いており、今読み返してみても修正する箇所が見当たりません。
昨年も書いた内容に則し、撮影を行ってきました。

夏のロケーション撮影は花嫁花婿のお二人だけでなく、スタッフ全員が十分に気をつけることが肝心です。どうぞ安心してお任せできるフォトスタジオをお選びになり、暑さに負けず、最高に素敵な思い出をお作りください。

6月1日から撮影を再開する予定です

abitoは栃木県の休業要請に従い、緊急事態宣言より撮影業務を停止しています。

当初は5月6日までではありましたがご存知の通り一ヶ月ほどの延長、つまり5月いっぱいは撮影できそうにありません。

現時点においては6月1日よりまずはロケーションフォトを先行して撮影を再開する予定です。
もちろん緊急事態宣言が再々延長される可能性もありますが・・・・。

まだ6月でしたら秋の結婚式の前撮りに十分間に合いますし、梅雨入り前です。新緑も美しいですし、日によっては気温も気にならないと思うんです。

だから今月はGW明けにでも相談会を開催する予定です。
この相談会では6月の撮影だけでなく、「夏ロケ」「紅葉ロケ」などにもご対応させていただく相談会にいたします。

もちろん自粛期間ですので、感染防止を第一としたお出迎えを心がけます。
・マスクの着用
・アルコール消毒の徹底
・ご来店前後の館内の換気

そして複数のお客様の同時受け入れはせず、ご対応時は限定1組といたします。

まずはスタジオ撮影に比べ、「密」が低いロケーション撮影からご案内いたします。
いろんな意味で迷われたり、不安をお感じだとは思いますがまずは気軽に「相談」「検討」から始めてみませんか?

ご相談会の日程につきましては近々、ブログ・ウェブサイトでお知らせいたします。

 

 

今年は夏に和装前撮りしよう!

今年の5月は和装の前撮りは難しくなってしまいそうです。

本来であれば、この4月と5月は気候的にも気分的にも前撮りには最高の季節だったのですが、こればかりは誰ひとりどうすることもできません。それでも数多くの結婚式が延期され、今年の秋は結婚式が例年に比べて間違いなく増加することを考えると、また和装の前撮りもおのずと季節をずらすことになるのではないでしょうか?

そう考えると時期的にも、結婚式までの余裕を確保する為にも前撮りを夏に行う方も増えると思うんです。

ただやはり夏ですから、特に和装の場合は「暑さ」が問題になってきます。4月5月のような季節と同じように撮影することは難しいのは当然です。ですが当店の場合、毎年毎年「真夏」にも和装ロケーション撮影をしてきた実績と経験があります。

これまで撮影した夏の和装前撮りの写真をご紹介します。
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以上の写真は全て7月~9月という一年で最も暑い時期に撮影されたものばかりです。

当店は四季を問わず和装ロケーション撮影を手がけていますが、もちろん季節ごとに進め方は変えていますし、ご案内するロケ地も違ってきます。なにより大切に考えていることは「お客様に楽しんで頂く」こと。そして暑い時期だからこそ、お客様の体調を一番に考えて撮影を行っています。

夏ということで不安を感じる方も少なからずいらっしゃるとは思いますが、まずは当店にご相談いただき、ご納得した上でお申し込み頂けたらと思います。

きっとこれまで培ってきた私たちabitoの経験値がお役に立てると信じています。

5月中には今年の夏ロケプランを企画し、お知らせできることと思います。またLINE公式限定の特典もご用意し、LINEでお知らせいたしますのでぜひ「おともだち追加」をお願いします!

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和装前撮り動画で少しは結婚式延期の気持ちも和らいでもらえたら・・・

青空に包まれた和装撮影
Featured Video Play Icon

昨日は4月上旬に結婚式の和装前撮りとして、当店で桜ロケーションを撮影させていただいたお二人がデータを受け取りにご来店されました。


撮影時点では「結婚式は延期するかもしれません」という感じでしたが、やはり正式に延期されたようです。

abitoではロケーションフォトの撮影と並行して動画の撮影も行っています。上部に貼り付けた動画は昨年末のお客様を撮影したもので、実際にお渡ししたものはおよそ3分の動画。それをyoutube用に20秒程度に短くしたバージョンです。

昨日ご来店されたお二人にも同様に3分程度の動画をお作りしました。
そして撮影データと共に動画データもお渡ししたのですが、その際に実際にご覧いただきましたところ「わぁ~キレイ!」と大変喜んでくださいました。

そもそも桜での前撮りも結婚式の日程に合わせてのものだったので、今となってはかなり早い前撮りとなってしましましたが、お二人は「やっぱりこの日に前撮りしておいて良かった」と仰っていました。動画自体はお客様に許可をいただいてないのでアップすることは出来ませんが、美しく咲き誇る桜に包まれたお二人の和装姿は大変素敵で、笑顔に溢れたものです。
お付き添いされたお母様にも飛び入りしていただいたので、昨晩はご家族で動画をご覧になったのかなと。


緊急事態宣言が発令された今、結婚式の前撮りをされる方は殆どいらっしゃいません。
少なくとも当店においては5月6日までは撮影の予定もありませんし、お受けすることも出来ません。こんなに暖かく、穏やかで、気持ちの良く、ロケーション撮影には最高の季節なのに。

こう言った意味ではやはり撮影できる時に行ったのは賢明な判断であり、ある意味運が良かったのかもしれませんね。

やはり「出来ることは出来るうちに」なのかもしれません。


撮影が今後いつごろになったら再開できるかは不透明ですが、abitoはいつでもご対応できるように準備するだけです。
もし再開が可能な時期が訪れたら、願望を込めてではありますがかなりの混雑が予想されます。結婚式が延期になった分だけ秋から冬にかけての結婚式件数が増えるわけですからね。

ちなみに当店では7月8月でも和装前撮りが叶う「夏ロケ」を毎年ご用意しており、多くの方々にご利用頂いていますので宜しくお願いします。

今は結婚式や前撮りを検討する気にはなれないかと思いますが、いつでも動き出せるような準備期間としてこの外出自粛期間をあててみてはいかがでしょう。abitoではご来店頂かなくても、メールや電話、LINEなどでご相談やお問い合わせにご対応いたしますのでお気軽にご連絡ください。

✉ : info@kaede-abito.com
☎ :  028-655-0975
LINE : 友だち追加

フォトウェディングの様々なご要望にお応えしています

結婚式の前撮り、フォトウェディングにはお客様ごとのご要望があります。


例えば「二人の思い出の場所で撮影したい」ということもあります。
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当店では素敵なロケ地をたくさんご案内していますが、お客様のご希望される場所の撮影もお任せください。
ちなみに左は小山市にあるメリーゴーランド(お二人の思い出の場所)、右は栃木市の県立高校の校門前(新婦様の母校)で撮影したものです。


他のご希望としては・・・

「和装と洋装で写真を撮りたい!」
「愛車(愛犬)と一緒に!」
「自宅でお祖父ちゃん、お祖母ちゃんと!」


様々なご要望があり、当店はこれまでその声にお応えしてきました。

abitoのウェブサイトにはいくつかプランを掲載してはおりますが、お客様のご要望に寄り添ったプランニングもご提案もいたしますので気兼ねなくお申し付け下さい。

つきましては【オーダメイドフォトウェディング】というありきたりなネーミングとはなってしまいましたが、これまでの事例をご紹介するページをウェブサイトで公開しています。ご興味のある方はぜひ一度ご覧ください。

Wedding Dress abito フォトウェディング専門サイト

オーダーメイドフォトウェディングのページ

そしてどうぞお二人の「こだわり」「リクエスト」などをお聞かせください。可能な限りそのご要望を叶えていきたいと思います。

和装ロケーション撮影の予備知識③ 「ロケ地を決める」

今回でシリーズ3回目となります。

和装ロケーション撮影の予備知識① 「どこにお願いするか?」
和装ロケーション撮影の予備知識② 「いつ撮影するか?」

この2つの予備知識は多少なりともお役に立っているのかは甚だ疑問ではありますが、少なくとも無駄にはならないと思います。
さて今回はロケーション撮影では大切な要素である撮影場所、つまりロケ地の選び方についてです。

季節やスケジュール、好みによって選び方も変わりますが、全ては最高の撮影にするためにもしっかりと選びたいものです。

まずはざっくりと、どんなロケ地があるのかご説明します。
基本的には自然が広がる「公園」、庭園や和風建築のある文化財、その他「ご自宅」や「思い出の場所」などがあります。
この中でも最も人気があるのは文化財です。
なぜならしっかりと整備された日本庭園では外の写真、歴史的価値のある建築では屋内の写真と両方撮影できるからです。ただ「桜」や「紅葉」をメインにした場合は公園のほうがよい場合もあります。

公園

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広々とした公園では多くのロケーション撮影が行われています。
なかには桜や紅葉の名所とされている公園もあるので、季節的な前撮りを希望される方にとっては大変おすすめのロケ地となります。また撮影行為の使用料も比較的お手頃でもあります。
ただそういった季節となると観光のお客も多くなるため、様々な配慮も必要となります。自己中心的な撮影をしてしまうと観光客の方からはもとより、管理者からお叱りを受けることも・・・。
これは撮影をお願いした業者さん一任となるので、誠実なところにお願いした方がベストですね。

公園での撮影は全て野外での撮影となるため、人気の「正座ポーズ」などは赤毛氈などが必要となります。

文化財

082歴史的価値のある文化財での撮影はワンランク上のものとなります。
上の画象は日光市にある「田母沢御用邸記念公園」での一枚。こちらはかつて大正天皇のご静養所とされた由緒ある場所で、その景観は誠に素晴らしいの一言。
建物と日本庭園は緻密な計算されており、まさに和装の撮影には最高のロケ地となります。
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緑豊かな樹木だけでなく、池があったり・・・

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屋内で撮影できたりと、バリエーション豊かな和装撮影が叶います。

ちなみにこちらの田母沢御用邸公園は紅葉の名所としても知られています。
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また当店でも人気のロケ地でもある岡田記念館には・・・
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京都を思わせるような竹林の小道があったりと、それぞれの文化財によって特徴のある庭園があります。

お二人のライフスタイル、好み、撮っておきたいポーズに合わせて選んでみてはいかがでしょうか?

自宅

「前撮りを自宅で?」と思うかもしれませんが、少なくとも当店ではこれまで数多く自宅ロケを行ってきました。
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自宅ロケをされた理由は全て共通しており、たった一つだけです。
それは結婚式に出席できないお祖母ちゃん、お祖父ちゃんに花嫁姿を見せたいという想いです。やはり直接孫の花嫁姿を見れる喜び計り知れませんし、一緒に記念撮影ができるのが嬉しいですよね。
自宅での撮影なので移動などの負担はないですし、気分的にも気軽です。

当店では少なくとも毎年数組の撮影をしています。

その他

これまで様々な場所で撮影してきましたのでご紹介します。

温泉旅館

015お二人がお世話になった方のご実家の旅館での撮影でした。

神社

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神社での撮影も雰囲気があって良いですよ~

思い出の場所

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お二人それぞれの卒業された母校前で撮影しました。

奥日光(戦場ヶ原)

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大変暑い真夏でしたが、標高の高い戦場ヶ原は別世界の涼しさでした

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マイナスイオンたっぷりで、和装姿との相性もばっちりでした。

このように和装ロケーションは意外と撮影場所を選ぶことがないんです。
お二人だけのオリジナルな場所で撮影すれば、それだけで唯一無二の和装撮影になること間違いなしです。

まとめ

和装撮影は撮影する場所によって雰囲気が変わるため、ロケ地選びが重要であることがおわかりいただけたことと思います。また写真の雰囲気ではなく、お二人の想いや大切な思い出を重視してロケ地を選ぶ方々もいらっしゃいます。
いずれにせよ和装撮影は人生で一回だけの特別なものです。
どこで撮影するにせよ、一生の思い出となるようまずは楽しむことが一番大切なことだと思います。撮影を楽しませてくれるカメラマンに出会えると良いですね!

 

和装ロケーション撮影の予備知識② 「いつ撮影するか?」

和装ロケーション撮影の予備知識① 「どこにお願いするか?」に続く第二弾です。

今回はやはり皆さん頭を悩ませがちな撮影の時期についての考察です。

まず初めに撮影時期には二つの概念があり、ひとつは「スケージュール的時期」、そしてもうひとつは「季節的時期」があるので分けて考察していきますね。
 

スケジュール的時期

こちらに関しては「結婚式の予定あり」のカップル様が気にされるのではないでしょうか?
つまり「結婚式のどれくらい前に撮影するのが良いか?」ということになります。撮影したデータをウェルカムムービーに使用したり、写真を会場に飾ったりされる方が多いですからね。

まずはざっくりと答えから先に申し上げると、余裕を持つなら二ヶ月前までに撮影されるのが賢明です。
その理由としては撮影データの仕上がりはおよそ2~3週間後となり、そこから結婚式の準備として1ヶ月ほど時間が取れるからです。またアルバムの仕上がりはおよそ1ヶ月ちょっととなりますので、やはり余裕を持つのであれば二ヶ月前が宜しいと思います。

但し、例えば結婚式が九月だった場合はこの限りではありません。
二ヶ月前は「七月」となり、近年はこの時期は大変暑く、和装の撮影に向いていません。この場合は通常より早めのスケジュールで撮影を行った方が賢明ではないでしょうか?
これは当店の場合ですが、夏は比較的気温の低い日光をご案内し、そちらはエアコン完備ですので問題なく撮影が可能です。他のエリアでも日光のような割と涼しい場所でなら検討する価値はあると思います。
 

季節的時期

野外で撮影するロケーション撮影は同じ場所でも時期によって表情が違います。
また「この季節に撮影したい」というこだわりをお持ちの方も少なくないでしょう。まずは季節的な違いを実際の写真でご確認ください。

032やはり春と言えば「桜」です。
ただ見頃の時期は大変短く、またその年によって開花も満開も前後するので見極めが難しいのも事実。令和2年の今年は例年より10日ほど早かったですしね。しかし最高の和装写真となりますし、大変人気もあります。

 

新緑時期(5月~10月上旬)

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美しい緑に包まれる新緑の時期はロケーション撮影の最も定番な時期とも言えます。
その期間も長い為、ある程度お二人のご都合に合わせて撮影も行えるのが嬉しいですよね。その中でも5月~6月上旬、9月下旬~10月上旬は気温も程よく、湿度も抑え目なのでおすすめです。

 

 

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こちらは昨年の八月末、日光で撮影した画像です。

前述の通り、基本的に夏は和装ロケーション撮影には適さない季節です。その理由はおわかりの通り、「暑い」からです。
しかし当店はこれまで七月、八月という真夏での和装ロケを数多く行ってきたことも事実です。どうしてもこの時期でないと撮影ができないというお客様も少なくありませんしね。
どうしても夏にしか時間が取れない場合は、お願いする店舗に夏の撮影実績を確認したほうが良いでしょう。
当店ではこれまで積み重ねてきた経験により、真夏のロケ撮影にもご対応しています。

また上の画象をご覧いただくと、「夏だからこそ」の雰囲気も素敵なんです。
陽射しの角度、木洩れ日の具合、ハッキリとした明暗などは写真が映える要素でもありますからね。

 

 

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もう秋と言えば「紅葉」ですよね。
春の桜と並ぶ人気の季節ですが、紅葉のほうがより人気が高いと言えます。
ちょっと肌寒い気温、湿度の低い空気、晴天の多い時期とロケーション撮影にはまさに最高の季節でしょう!

この時期に撮影される方は殆どが翌年に結婚式を予定されている方々。
春に行われる結婚式に秋に撮影した和装姿の写真をお披露目する・・・・最高ですね。また紅葉時期は桜に比べて割と長いので、ちょっと安心ですね。ただ本当に大人気の季節なので、ご相談、お申し込み共に早めに進めないと前撮り迷子になってしまうのでお気をつけください。

 

 

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冬はどちらかと言えばオフシーズンとなります。
やっぱり寒いですし、広葉樹は落葉してしまいますからね。それでも冬の良いところもあります。
それは気候が安定していて晴天が多いこと。そして空気が乾燥しているので、とっても仕上がりが良くなることです。上の画象は昨年の年末に撮影したものですが、青空が美しく、白い雲とのコントラストが本当に素晴らしかったです。
陽射しも柔らかいので、とても優しい写真となります。

この季節は既述のとおりオフシーズンですので、どちらでも特別なプランを打ち出すことが多く、コスパの良い前撮りにすることができるのも特徴です。特別価格だったり、特典があったりするので狙い目の時期かもしれませんね。

この時期に撮影される方は殆どが二月~四月上旬に結婚式を予定されている方。
お仕事柄、秋~年末年始にかけてお忙しい方がこの時期をお選びになることが多いかもしれません。

 

 

まとめ

このように和装ロケーション撮影を「いつ撮影するか?」という問題は【スケジュール的時期】と【季節的時期】に分けて検討することが大切です。
結婚式をされる方は式の日取りを考慮しなくてはなりませんし、ある程度の余裕を持つことも大切です。また結婚式をされない方は結婚式以上の思い出づくりとするためには「季節的時期」にこだわることで、より思い出深い撮影となることでしょう。

でも結局は和装ロケーションはどの季節でも撮影可能なんです。
どの季節をお選びになるかはお好みによって、またはご都合によって様々だと思いますが、それぞれの季節にそれぞれの魅力がありますからね!

 

 

和装ロケーション撮影の予備知識 ①「どこにお願いするか?」

結婚式を「する」「しない」にかかわらずに検討されることが多くなった婚礼和装での記念撮影。

一般的に「和装前撮り」「和装フォトウェディング」と呼ばれ、今では定番化されつつあります。しかし結婚式と同様に、どちらのカップルにとっても初めてのことばかりで頭を悩ますことも少なくありません。

そこでWedding Dress abitoは【和装ロケーション撮影】に特化し、少しでもスムーズに、そして安心して皆さんが足を進めることができるように様々な情報をお伝えしたいと思います。お伝えしたいことが山ほどあるので、数回に分けてのリリースとなりますがきっとお役に立てる情報がたくさんありますので、ぜひご参考にして頂けたらと思います。


第一回目は「どこにお願いするか?」です。

和装ロケーションフォトを行っている業種は基本的に3つ。
「結婚式場」「フォトスタジオ」、そして当店のような「貸衣裳店」です。提供するサービスは同じように見えても、実は意外と違いがハッキリしているんです。皆さんが和装ロケーションをお願いする際に「どこにするか?」というお悩みの解決に繋がれば幸いです。

①結婚式場

結婚式場に和装ロケーションをお願いするほぼ100%がその式場で結婚式を挙げるカップルです。
逆を言えば結婚式をされない方にはまず選ばれないとも言えます。

当店にご来店されるお客様の中でも「結婚式場での撮影も検討している」という方は少なくないほど各式場が力を入れてきています。
それでは結婚式場を選んだ際の最大のメリットとは何でしょう?
それは結婚式の打ち合わせ等で顔馴染みになった式場スタッフがいるので安心があるということ。
慣れない撮影ではついつい不安になりがちですが、見慣れた顔があると安心ですし、いろいろと相談できますからね。

デメリットとしては他に比べ費用が高くなりがちです。
そもそも結婚式場に何かをお願いするとそれなりの費用がかかるもの。その代わり内容は充実しているはずです。

②フォトスタジオ

撮影と言えばやはりフォトスタジオを真っ先に思い浮かべるのではないでしょうか?
ただ意外とロケーション撮影においては後発で、あくまでも自社スタジオでの撮影に重きを置いている場合もあります。なかにはロケ撮影をしていないスタジオもあるので、まずは確認が必要です。

フォトスタジオを選びメリットは何と言っても商品の豊富さにつきます。
アルバムの種類の多さ、その他カレンダーやアクリルボードなど様々な商品があります。また告知されている撮影プラン価格は大変お安くなっており、「これぐらいでできるんだ」と思えるほどです。
しかし価格についてはまた後日お伝えしますが、最終的にお支払いになる額とは必ずしもイコールとはならないことが多くあることも・・・・。

さて次にデメリットですが、これはスタジオによって様々です。
よく耳にするのは「衣裳が少ない」ということ。お気に召す衣裳があれば問題はないですが、一生に一度の撮影ですからできれば多くの中から納得の一着を選びたいものです。
その為にもまずは着数を確認してみてはいかがでしょう?
 

③貸衣裳店

今は殆どの貸衣裳店は「撮影事業」を展開しています。
ただ取り入れていなかったり、スタジオ撮影のみだったりする場合もあります。

まずは貸衣裳店を選ぶメリットです。
何と言っても衣裳の豊富さは式場やフォトスタジオ以上です。
婚礼衣裳以外にも多くの衣裳を取り揃えているので、ご家族の衣裳なども選びやすいです。また他に比べてプラン価格が「コミコミ」で設定されていることが多く、わかり易い料金設定になっているのはとても安心だと思います。

一方デメリット。
貸衣裳店の場合、撮影をするカメラマンは衣裳店スタッフであることが少なくありません(当店は違いますけどね)。
つまり生粋のカメラマンではない場合があるんです。でもだからと言って「撮影が上手じゃない」ということではないのですが、社内での撮影のみの経験と実績なので「他を知らない」場合があります。その為に一辺倒になりやすいかもしれません。


以上、結婚式場、フォトスタジオ、貸衣装を選ぶ際のメリットとデメリットでした。

一概に「ここが良い!」とは言い切ることはできません。
でもやはり参考になるのは「実際に撮影した写真」、つまり実例を確認することと「見積り」で比較することだと思います。

最後にこれだけはお伝えしてしておきたいことがあります。
皆さんが撮影を検討する際、やはりそれぞれのウェブサイトをご覧になると思います。
その際、掲載されている画像等が全く参考にならない場合もあるのをご存知でしょうか?

これは「良い悪い」ではなく、あくまでも参考になるかならないかの問題です。
掲載されている画像には二通りあり、一つは「過去に実際に撮影したお客様」、もう一つは「モデルを起用した宣伝用」があります。

実際のお客様だった場合は衣裳もロケ地、メイク、ヘアスタイル、撮影法もオリジナルなのでとても参考になります。しかし「宣伝用」の場合はその限りではありません。普段ではしないようなライティングだったり、画像が加工されていることもありますので実際の撮影とは違う場合があることもご存知ください。


次回は「撮影の時期」について綴りたいと思います。