貸衣裳

美しい着物姿は小物の彩があってこそ

打掛、振袖、留袖、付下げとお着物には様々な種類があります。

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着物だけでも素敵ではありますが、ご着用するためには多岐に渡る小物が不可欠であり、またそれによって彩りが添えられるワケです。

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お着物によって必要となる小物に違いはあるものの、チョイスによって全体の雰囲気が変わってきます。一見難しそうに思えてしまいますが、そんなことはないんです。最初は何もわからなくてもコーディネートを続けて行くうちに何となく自分の好みもわかってきますし、特に決まりごとはないですからね。

普段でも洋服に合わせてアクセサリーや靴やバックなどをお選びになると思いますが、着物も同じ感覚でOKなんです。

細かいことはわからなくても「好き」「嫌い」は直感でお分かりになるでしょうし、それを繰り返しながら「自分らしい着物コーディネート」を楽しんでみましょう。何事も「楽しみながら」が大切ですからね。

もちろんわかないこがあったり、アドバイスが欲しい時は我々スタッフにお申し付け下さい。

慶弔用 男性礼服は7月より夏物をご案内いたします

結婚式のお呼ばれ、または葬儀や法要などでご着用いただける男性礼服(シングル・ダブル)は7月より夏物のご案内となります。

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こちらは弔事バージョンですが、ネクタイを白にするだけで慶事バージョンとなります。いわゆる慶弔両用でご着用いただくことが可能です。

当店ではこの男性礼服の夏物をご用意しており、7月を前にして秋冬物と入れ替えを致しました。

秋冬物との夏物の違いはズバリ生地です。
夏物は薄手で通気性がよく、そして軽いので夏のご着用に最適です。
結婚式場にしても、葬儀場にしても夏は空調が効いているとはいえ、暑いものです。また館内ならまだしも、移動中は屋外にいることもあるので出来るだけ涼を感じることが出来る衣裳がいいですよね。

以前に比べ、日本の夏は気温も高く、そしてむかつくほどの湿気で不快指数はほぼ100に近いです。
結婚式も葬儀も人生の大切な節目であり、列席するゲストの皆様方もそれぞえの想いがあるもの。でも暑さや不快なままだとそればかりが気になり、大切な節目に向き合うことはなかなか難しくなってきます。

さらに言えば夏物礼服は見た目にも涼しげで、ある意味ではお会いになる方々への涼のおすそ分けとなり、ひとつの「おもてなし」にもなるはずです。夏には「夏物」を着る、暑い時期は着心地も見た目も涼しげであることは大人の嗜みではないでしょうか。

秋冬ものの礼服に比べサイズ展開は劣ってはおりますが、それでもある程度のサイズ幅はご用意しております。
「礼服は秋冬物だけど自分のでいいや」という方もおりますが、その際は熱中症などに十分お気をつけください。普段は半袖で過ごしているのに、いきなり長袖&厚手のジャケットを着用するわけですから、注意が必要です。

なお当店では男性礼服の他、【モーニング】【留袖】【付下げ】【色無地】【産着】【喪服】【紋付袴】でも夏服のご用意があります。どうぞお気軽にご相談、お問い合わせ下さい。

喪服も洋装が主流となりそう

長らく営業を続けているお店には必ず「定番商品」なる物があります。

貸衣装業の当店にとっての定番商品のひとつに「喪服」があります。
女性用の和装喪服、洋装喪服、そして男性用の礼服(黒のシングル・ダブル)がそれに当たります。

この3つの喪服の中で、創業以来最も利用されてきたのは女性用の和装喪服、つまり全身黒の和装です。2020-06-24 (2)

15年ほど前までは一件の葬儀につき2~3着出たものですが、最近では喪主、または喪主の奥様のみの着用が多かったんです。それでも安定的に利用されてきた当店の優秀な定番商品でした。


しかしこの春からの新型コロナウィルス感染拡大に伴い、葬儀はほぼ100%というくらい「家族葬」となり、その規模は縮小されています。そして和装喪服もそれ以来、ほぼ利用されなくなっており、現在も同様の状況が続いています。もはや定番商品ではなくなりました。

これまでの葬儀は喪主側としては「誰が来るか、どのくらいの人数が来るかわからない」ものでしたので、そのお迎えやおもてなしも踏まえ、喪服もしっかりとした第一礼装、つまり和装喪服が基本というか、正しい選択でした。
しかし少人数の家族葬、いわば親族だけの葬儀となれば衣裳に気を使う必要性はなくなります。
そのため、葬儀件数に増減はないものの、和装喪服の需要はほぼ無くなったのだろうと推測しています。

ここ数ヶ月、新聞のお悔やみ欄を見るとその全てに『家族葬』『感染防止のためご会葬をご辞退申し上げます」との文言が記されています。多分この流れ(少人数葬、家族葬)の流れはワクチンが流通し、ウィルス感染のリスクがなくなっても続くと予想しています。つまり以前のような規模では行われないということです。

しかし何かが変われば、それに呼応するように変化をもたらすのも事実。

和装喪服の需要がほぼ無くなったのと同時に、当店では洋装喪服の需要が反比例的に高まっています。
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実際、めちゃめちゃお客様が増えています。
ちなみに当店ではサイズは7号から19号までと幅広く取り揃えており、デザインもシンプルなものが多い為、どの年代の方にも安心してご着用頂けることと思います。

さてこの洋装喪服は和装喪服と比べ、いくつかメリットがあります。

まず第一に「着付けが不要」であること。
ま、あたり前と言えば当たり前なんですが、和装は着付けが不可欠で自ずと「着付け料」が必要になってくることから考えると費用も抑えることが出来ます。同時に準備時間の短縮にもなり、いろいろと便利な喪服なんです。

そして第二に「動きやすい」ことが挙げられます。
和装は体に合わせての着付けとなるため、「着ている」というより「着物を巻かれている」という感覚の方が近いかもしれません。お着付け次第ではそれが「苦しい」や「キツイ」となったりすることもあります。
また履きなれない草履でもあるため、全体的に動きづらさを感じてしまうこともあります。
洋装の場合、基本的にはワンピース風なので普段の洋服に近いため、動きに制限を感じることはほとんどないと思われます。


もちろん和装喪服にもそれだけの価値と見た目の重厚感、正当性があるので比較することはナンセンスなのかもしれませんけどね。

いずれにしても現在のような状況下、そして今後も洋装喪服の方がより選ばれやすい衣裳なのかもしれません。

当店ではご試着いただき、デザインやサイズをご確認していただいた上でレンタルして頂けますし、ご来店当日にお渡しも可能です。葬儀だけでなく、四十九日・一周忌などの法要でもご利用下さる方も多いですので、何かの時はお気軽にお問い合わせ下さい。男性の礼服も取り扱っております。

産着のご使用は6月中旬ですが、絽(夏物)をお勧めしました

何かと当店をご利用くださるお客様にお孫様が誕生し、お宮参り用の衣裳である産着のことでご来店くださいました。

お生まれになったのは3月でしたが、ようやくコロナ渦も落ちつき始めたので今月にお宮参りをすることになったそうです。


ただ6月とはいえ、今年はかなり暑いですよね。
基本的に和装の夏物への切り替えは7月からとなりますが、小さなお子様のことも考慮し、今回は夏物の絽の産着をお勧めしました。

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abitoでは産着は男の子用と女の子用をご用意しており、共に夏物も取り揃えています。

絽の産着は生地が薄く、通気性にすぐれているので秋冬ものに比べて遥かに涼しくご着用頂けます。
「暑い!」ということの出来ない赤ちゃんにとってはもちろん、だっこされるママにとっても暑さ対策はたいへん重要です。知らず知らずのうちに熱中症になりかけてしまったり、脱水症状を起したりしかねませんからね。

和装のルールに則れば、6月の絽は不正解なのかもしれませんが昔と今では平均気温が全く違います。たいへんおめでたいお祝いに暑さを我慢し、苦しんでしまうのは本末転倒です。
待ち焦がれた新たなご家族の誕生の神への報告、及び今後の健やかなる成長を祈願するお宮参りの一日は快適に楽しんで過ごし、大切な思い出として頂きたいと思います。その為なら昔のルールなんて無視で全然OKです。

現在受け継がれている伝統、文化はその時代時代に合わせて変化してきたからこそ今に至っているワケです。ですから今の時代の環境に合わせていくことも伝統、文化の継承に繋がるはずです。

何事も健康があってこそですもんね。

結婚式の留袖とモーニングをどこで手配するかによって変わるメリットとデメリット

結婚式において新郎、または新婦のご両親がご着用される衣裳はお母様が「留袖」、お父様が「モーニング」となります。
※絶対ではありません。

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チャペル挙式に雰囲気がピッタリの留袖もあります。(Lサイズ、夏物もご用意)

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当店ではモーニングのサイズも豊富に取り揃えています(夏物有り)

留袖、モーニング共にどこで手配するかはお客様次第。

選択肢として以下のようなものがあります。

■結婚式場で手配
■貸衣裳店で手配
■ネットレンタル

また留袖の場合、ご自分のものをご着用される場合も最近では増えています。

3つの選択肢を挙げましたが、一概に「これがベスト!」とは言えず、それぞれメリット・デメリットがあります。一つずつ解説していきましょう。

結婚式場で手配の場合

こちらの最大のメリットは当日に衣裳が用意されており、そのまま脱いで帰ることも出来、移動がないのでとても楽々であること。
その反面、比較的レンタル価格が割高と言うデメリットも。
さらには実際に試着することなく、カタログや写真で衣裳を選ぶことも少なくないようです。実際に着てみたら留袖が「想像と違う・・・」ということや、モーニングにおいては「裾が短い」「キツイ」など、サイズ的な問題が当日に発生する場合もあります。
オプションもかなりあると聞きますしね。

貸衣裳店で手配の場合

結婚式場と同クラスの衣裳の場合、よりお手頃なレンタル価格でご利用いただけるのがメリットです。またオプションも少なく、着付け小物なども殆ど含まれた価格となっているので、トータル的にはかなり費用が少なくて済みます。
また留袖、モーニング共に実際に試着することもでき、安心して結婚式当日にご着用することも嬉しいですね。
デメリットとしてはレンタルした衣裳を貸衣裳店⇒結婚式場⇒貸衣裳店へ返却とご自分でしなくてはならないので、面倒といえば面倒です。

ネットレンタルの場合

こちらに関してはおわかりのようにかなりお手頃な価格で利用できるのが一番のメリットです。
ただやはり試着はできませんし、衣裳の移動及び返却の面倒さもあります。またレンタル費用は安いですが、それ相応のクオリティーの衣裳だという話しを耳にすることもあります。

最後に

当店は貸衣裳店ですからちょっとひいき目な比較となってしまいましたが、最初に申し上げた通り「どの選択肢にするかはご自分次第」だと思います。
結婚式が遠方の場合は移動が大変ですし、近ければご自分でされた方が費用の節約となります。
ただお子様の大切な結婚式であり、ご両親も準主役としてのお役目があったりするので不安を抱えることなく、安心してその日をお迎えしたいのではないでしょうか?
その不安、安心が「費用」なのか、「衣裳の移動」なのか、はたまた「衣裳の品質」なのかはそれぞれだと思います。

当店の場合、式場が遠方の場合は郵送の手配をしておりますし、実際にご試着して衣裳をお決め頂けます。最近、お客様からいただくお話しで多いのは「どうせ同じレンタル価格なら、より良い衣裳のほうを選んだ方がお得」ということ。
全てはコストにあったパフォーマンスを得られるかどうかに尽きるんですよね。

さて皆さんはどんな選択肢をお選びになるのでしょう?
結果はともかく、当店としましてはいつでもご相談に乗りますし、ご試着にもご対応しております。まずは貸衣裳店を第一候補に挙げ、それからお選びになっても遅くないはずです。

どうぞお気軽にお声かけ下さい。

 

 

留袖とモーニングに関する様々なお問い合わせ

近頃は春が近づいてきているせいか、ご両親の衣裳である留袖とモーニングについてのお問い合わせが増えています。

その中でも「いつ頃衣裳を見に行ったら良いですか?」という時期的な事についてのお問い合わせって結構あるんですよね。

お父様、お母様として初めて迎える結婚式の場合は、わからないことばかりですから当然です。
(どんな小さなことでも気軽にお問い合わせ下さいね)

この「いつ頃」というお問い合わせに対しての明確な答ってないんです。
早い方だと半年以上も前だったり、ゆっくりされている方だとそれこそ2~3日前なんてこともあります。ただ当店としては目安として「1~2ヶ月前」とお答えするようにしています。


要するに平均が1~2ヶ月前であるという訳です。

ただ結婚式場が県外で衣裳の郵送をご希望される場合は万全を期するためにも、少々お早めに準備をされることをおすすめ致します。手配や確認ごとがいろいろとありますので、余裕をもっておきたいですからね。


ちなみにですが・・・
暑い時期(7月~9月)の結婚式の場合は留袖とモーニング共に「夏物」をご利用される方も多くいらっしゃいます。この場合、春前などまだまだ寒い時期にレンタルを手配してしまうと、当日になってから「やっぱり夏物にするんだった」と後悔してしまう場合もございますのでご注意下さいませ。またモーニングの場合、特殊なサイズ(大きめ、小さめ)は取り揃えが一着のみということもあるので、まずは在庫があるかをご確認上、ご来店下さいますようお願いします。


その他、こんなお問い合わせをいただいています。
「レンタル価格を教えて欲しい」
「レンタル期間は?」
「付属で付いてくるものは?」
「自分で用意するものは?」
「小物だけのレンタルってできるの?」
「郵送って可能?」


全て疑問に感じても当然のことばかりです。
わからないことは専門の者に聞くのが最も手っ取り早いですし、不安も解消されます。どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。誠意をもってお答えさせて頂いています。

チャペル挙式におすすめの黒留袖

花嫁、または花婿のお母様が結婚式で着用する衣装といえば「黒留袖」。

一般的な黒留袖はやはり和装ですから、伝統的な和柄のものが殆んどです。
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これはこれで素敵ですし、留袖らしさがありますよね。

しかし最近は和柄にこだわらないデザインの柄があしらわれた留袖もあり、意外かもしれませんが人気があります。
例えばこちら。
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留袖にありがちなハッキリとした色が一切使われておらず、ニュアンス系のカラーで統一されています。そして描かれているのは洋花である「薔薇」で全体的にどこか洋風な雰囲気を醸し出しています。

この留袖が人気である最大の理由は「チャペル挙式にピッタリの雰囲気」だからです。
また最近はお母様方は大変おしゃれでいらっしゃるので、今風の留袖をお求めになるからなのかもしれません。

先日こちらの留袖をご利用されたお客様は結婚式場のスタッフさんに「本当に素敵な留袖ですね」と大変褒められたそうで、その事を喜んだ様子でご報告くださいました。お嬢様の結婚式だったので、主役はもちろん花嫁花婿ではありますが、お母様だって準主役ですから素敵な装いをしたいですよね。そしていつだって女性は褒められたいものなのです!

ちなみにこちらの留袖は当店でも最高級のクラスの商品で、レンタル価格は税別で70,000円となっています。
当店の留袖のご利用平均レンタル価格が約3万円前後ですから、比較すると倍以上と高額になりますが、間違いなくそれだけの価値があります。お子様の特別な一日を最高級の衣裳で一緒に過ごす・・・・これも祝福の一つの形ではないでしょうか?

このクラスの留袖を結婚式場などで手配するとなると、おそらく軽く12~3万以上は覚悟しなければならないはずです。そう考えると、比較的良心的な価格設定だと考えています。

最近はこのクラスの留袖が当店では大変人気です。
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こちらは人気No2の商品。
やはり洋花が描かれ、深みのある赤がインパクトとなり、結婚式会場を華やかに彩ります。

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こちらは人気No3の留袖。
大胆に描かれた欄の花が大変華やか。春の結婚式にピッタリの一着です。


結婚式ではお母様の衣裳姿も何気に多くの方に注目されがちです。
大切に大切に育ててきた我が子の晴れの舞台がお母様の素敵な留袖姿で、さらに華やかになること間違いありませんね!

県外での貸衣装のご利用もお任せ下さい

結婚式、七五三、その他諸々の節目も行う場所が栃木県内とは限りません。

特に結婚式。

お嬢様、ご子息様が例えば東京に在住している場合は、ほぼほぼ結婚式は都内の式場。
しかし栃木在住のご両親の衣裳である留袖やモーニングをわざわざ都内の式場まで(交通費をかけて)借りに行くのは時間と手間がかかりますし、ましてや都内の式場で用意されている衣裳のレンタル料金は栃木県内と比べてかなりお高め・・・・。

それなら気軽に行ける県内の貸衣裳店(ぜひ当店に♪)で手配したほうが楽ですし、お手頃であることは間違いありません。

でも心配なのは衣裳をどのように式場まで届けるかと言うこと。

選択肢としては2つあります。
一つは自ら運ぶこと。
お住まいから県外の結婚式場まで自家用車、またはバスを借り切って向かう場合はこれが一番です。

もう一つは宅配でのお届け。
送料はかかりますが、大きな荷物を持つことなく式場へ向かえるので楽ですし安心です。他店の場合はわかりませんが、当店においては意外と面倒な宅配の手配もお任せ頂けます。最近はこの宅配を利用されるお客様が大変多いのですが、中でも留袖やモーニングなどのご両親衣裳のお客様に大変好評です。


この秋は様々な衣裳を宅配でお送りしました。
留袖・モーニングはもちろんですが、七五三衣裳、振袖、ウェディングドレスなど。打掛やティアラも送ることも少なくありません。つまり宅配で送ることの出来ない衣裳はないと言えます。

衣裳の使用後は現地で送り返していただいておりますが、少しでも手間が省けるようにお届けの際に一緒に「送り先」「住所」を記載した返送用の送り状をお入れしていますので、そちらをご利用頂けます。


お住まいのエリアで衣裳を手配し、現地まで宅配、使用後は現地から直接返送できる時代です。
もし県外で大切な節目をお迎えする場合は、ぜひこのサービスをご利用下さい。
近くで安心して衣裳が選べ、身軽なまま現地で衣裳をお受け取りでき、そのままご返却いただけますからね。

貸衣装も衣替えです

消費税が10%となる10月を迎え、一般的には衣替えの季節です。

しかし今日もそうですが、夏のような気温でまだまだ夏服をしまうわけにはいかないようです。いつになったら10月らしくなるのでしょうか・・・・。


さてそんな例年に比べ、暑い10月ですが「貸衣装」となると普段着のように「まだ暑いから夏物で!」と言うわけにはいかないんですよね。もちろん原則があるわけでもなく、必ずしもダメなわけではないですけど暗黙のルール的なものが存在するんです。わかりやすく言えば、冠婚葬祭の衣裳は「温度」ではなく、「時期」によって変化すると言えるでしょう。

オシャレの基本は東西問わずに「我慢すること」なんて言われていますし、少なからずもうちょっとで涼しくなるはずですから10月過ぎたら夏物はお避けする事をおすすめ致します。


以前からこちらのブログでは当店の扱う貸衣装(レンタル衣裳)の中には「夏物」がある事をお伝えしてきました。
■留袖
■付下げ
■色無地
■喪服
■男性礼服(シングル・ダブルのブラックスーツ)
■モーニング
■紋付羽織り
■産着

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順番に「夏用留袖」、「夏用付下げ」、「夏用色無地」、「夏用産着」です。

これらの衣裳はこの夏、大活躍してくれましたが10月になり、来年の6月頃まで一旦休憩となります。それに伴い、店舗ないの夏物を倉庫へ。倉庫にあった通年ようの衣裳を店舗へと移動しました。着数が半端なく多いので、結構な作業となりますがスタッフ一同で協力し、無事完了です。

上でご紹介した様々な夏もの衣裳ですが、この中で最も利用して頂いたのは・・・以外に喪服です。
県内の葬儀社と提携していることもありますが、やはりここ数年の夏の暑さが猛暑ということもあり、ご自分でお持ちの喪服では気が進まない方が多いんですね。
二番手はモーニング。
男性は女性に比べ暑がりですし、お父様は何かと緊張されるお立場ですから出来るだけ涼しく結婚式に臨みたいんですね。軽く、通気性がよく、涼しい夏ものモーニングは毎年大変喜ばれています。

三番手が男性礼服です。
最近では黒の礼服をご自宅に用意されている方は多いですが、その殆どが通年用で最近の猛暑には適さないんです。下手すれば熱中症になってしまうリスクもあるますので、特に年配のお客様に好評でした。

そして利用されそうで、意外と利用されないのが夏用の留袖です。
見た目に涼しく、軽いので夏の結婚式に大変お勧めなのですが、やはり通年用の留袖をお選びになる方が殆んどです。
その理由としましては透け感のある素材でできた留袖なので、白の長襦袢が透けてます(これこそが醍醐味なのですが・・・)。しかしお母様の殆どが見た目の「重み」をお求めになるので、比べるとどうしても通年用の留袖をお選びになります。

確かに夏ものより通年用の留袖の方が写真映りもハッキリしますし、ゲストをおもてなしするお立場のお母様からすると、より失礼のない衣裳とお感じになるようです。しかしそんなことはないんですが、こればかりはお客様のご判断が最優先ですからね。


さて倉庫へ戻った夏もの衣裳は来年もお客様に気持ち良くご利用していただくように、今後営業の合間を見ながら少しずつお手入れしていくことにになります。着数が半端なく多いので時間はかかりますが、じっくり丁寧に作業していきます。

男性用礼装シークレットシューズ

当店Wedding Dress abitoでは男性用の礼装シークレットシューズをご用意(レンタル)しています。

こちらです。
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一見、なんの変哲も無いように見えますが、こちらをお履きになれば8cmほど身長が高くなります♪

一般的な靴でも3cmほど高くなるものですが、こちらならさらに+5センチいけます。

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後ろから見ると少々違いを感じるものの、パンツの裾で隠れてしまうので全く問題ありません。


このシークレットシューズはなにも身長が低い方だけがご利用するものではありません。
結婚式において、新郎と新婦の身長差があまりない場合にもご利用されることが多いんです。

その理由としましては、新婦がドレスを着用する場合、ある程度ヒールの高いウェディングシューズを履くことが多いのですが、身長差があまりないカップルの場合は新婦の方が高くなってしまう場合もあります。こんな時にこのシークレットシューズでバランスを取ることができるんですね。

また新婦のお父様にもご利用いただく事があります。
チャペル入場の際、お二人は腕を組んで並びます。ドレスの為にハイヒールを履かれたお嬢様と並んだ場合、お父様の方が小さく見えてしまうことがあり、それを回避する為に利用されることもあるんです。

こちらのシークレットシューズは形は「ストレートチップ」ですので、結婚式はもちろん、告別式、その他公式の場に問題なく履いていただけます。

黒の他、白もご用意しています。
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こちらはほぼほぼ花婿専用ですね。

ご用意しているサイズは黒、白ともに25cm・25.5cm・26cmの3サイズとなっています。

「もうちょっとだけ身長を高くしてその日を迎えたい」
「隣に並ぶ花嫁(娘)との身長のバランスを整えたい」

そんなご要望に応えてくれるのがこの礼装用シークレットシューズです。
ぜひお気軽にお問い合わせ下さい、お待ちしております。