成人式振袖着物

貸衣裳店の長男の成人式

いつもブログをご覧いただき誠にありがとうございます。

私はブライダルファッション楓、及びWedding Dress abitoの代表の堀でございます。


私には息子がおり、そして明日は遂に成人式を迎えます。
そう、二十歳になったんです。生まれたことがついこの間のことのように感じていますが、20年も経ってしまったんですね。月日が流れるのは本当に速く、あっという間です。


さて貸衣裳店の長男として生まれ、明日成人式を迎える息子ですが式典にはもちろん【紋付袴】!・・・・と言いたいところですが、スーツで出席します。まぁ世の中、そんなものです。

ただし、やはり貸衣裳を営む私としては、二十歳の節目として紋付袴姿だけは残してあげたかったので昨年末に前撮りしときました。
本人の承諾なしですが、父親の強権発動で勝手に画像のアップしちゃいます。
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我が息子ながら「童顔だなぁ~」とは思いつつも、立派に成長してくれたことが何より嬉しいです。

せっかくなので違った紋付袴でも撮影。
※ちなみに私も成人式はスーツで出席し、訳のわからぬまま事前に紋付袴の写真撮影だけをしましたが、今となっては大切な記念でしたので両親には感謝しています。

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少しは様になっていますかね?第三者的目線ではどのように映るのでしょうか・・・・。

現在、長男は群馬の大学に在籍しており、成人式のため昨日戻ってきました。
明日は友人と一緒に式典会場へ向かい、夜は同窓会に出席するとのこと。あまりお酒は強くないそうなので、無茶せずに、久々に会う旧友たちと楽しい時間を過ごしてもらいたいと思います。

ちなみに両親である私と妻はお店で成人式の振袖と紋付袴のお支度があるので、明日は息子の成人式に一切関ることが出来ません。息子も必要とはしていないと思うので、全く問題はないとは思いますけど。

ともかく、息子の代は晴れて大人の仲間入りです。
明日成人式を迎える若い方々の明るい前途を願わずにはいられません。

ご成人おめでとうございます!

よーく考えれば「違う」ってわかる振袖のこと

私には娘がおり、ただ今高校2年生。


そして昨年末、遂に来ました【成人式振袖】のDMが!!!

娘が成人式を迎えるのは2023年の1月で、今は2020年1月です。つまり丸々3年も先のことなのに、DM来るのが早すぎますね。これは貸衣装業を営む者としてはもちろんですが、娘を持つ親としても「いかがなものか?」と考えてしまいます。


ご存知の通り、成人式は国民の義務でもなく、出ようが出まいが個人の自由です。
そして高校2年生の娘はこの1~2年は振袖なんかより大切なことが押し寄せてくる時期でもあります。そう言うことがわかっているはずなのに、振袖のことに注意を向かせようとする振袖業界は恥を知るべきではないかと(言い過ぎですかね?)。

自分のビジネスが大切なのはわかりますが、親にとっては振袖なんかより娘の将来の方が1兆倍大切なんです。


さてさて業界へのクレームはこれだけではありません。

娘に来たDMを見てみると・・・やっぱりありましたよ、こんな文句が。

「今なら最新の振袖を選べるチャンス!」

なるほどなるほど、2020年1月においては紛れもなく最新の振袖であることは間違いないことでしょう。
でもよーく考えてみましょう。前述の通り、娘が成人式を迎えるのは2023年1月で3年後です。現時点で最新の振袖も2023年には「3年落ち」の振袖になりますよね?


確かに最新の振袖は選べます。
但し最新の振袖では成人式を迎えることが出来ないということは明らかな事実。この点について、DMを送りつけた業者さんはどのような見解をもっているのでしょうね?

ひと昔前、成人式の振袖選びは早くとも10ヶ月前ほどでした。
しかし年を追うごとに一年前⇒二年前、そして現在では三年前にまでなってしまいました。これって由々しきことだと考えています。

少子化により、多くの業界が今後先細りが予測されますので、「早め早め」「青田刈り」「囲い込み」はある意味自然な流れなのかもしれません。ですがそれは企業側の論理にしかすぎません。本当にお客様の事を考えるのであれば、やはり今の状況は間違っているのではないかと思います。

まぁ当店が一切DMをしていないこともありますが、個人的にはDM営業もどちらかと言えば否定派です。個人情報を買い取っているなんて怖すぎません?私だったらまず信用できませんがね。


かく言う当店も振袖のレンタルを仕事の一つしています。

だからこそ「他人のふり見て我がふり直せ」でではないですが、DMを送ってきた業者のようなことは一切致しません。DMも出さなければ、営業電話、訪問営業も一切するつもりはありません。たまに「娘は高三なんですが、振袖っていつ決めたらいいんですか?」のようなお電話も頂くのですが、当店に限っては「一年前くらいでも十分間に合いますよ」とお答えしています。

お客様の恐怖心を煽るような営業はしたくないですからね。

だから毎年振袖レンタルの数も多くないですし、だからこそ当日のお支度もスムーズです。そしてお客様に信頼して頂けているはずです。まぁ身の丈に合った商売をしている感じです。


さて高校2~3年生のお嬢様を持つご家庭には、今後数多くのDMはもちろん、業者からの電話、訪問が予想されます。
「最新作を選ぶなら今」
「早く準備しないと間に合わない」
「他の多くのご家庭が成約している」
などなど、焦りを助長する営業が少なからずあると思います。

どのように捉えるかはご家庭、ご両親次第ですのでお任せいたします。
ただ貸衣装業界歴25年の私個人の意見としては・・・・
「最新作を選ぶなら二十歳になる年」
「準備は半年前でも十分間に合う」
「他の家庭は所詮他の家庭でしかない」
・・・このように考えています。


高校生のお嬢様を持つご両親方の参考に少しでもなればと思い、敢えて私も属する振袖業界についての見解を述べさせて頂きました。もちろん高校生の娘を持つ親としての考えが含まれていることは言うまでもありません。

成人式振袖 新作情報

abitoに入荷予定の成人式用振袖をご紹介します。

まずはこちら
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画像では「白地」に見えていますが、実は薄いクリーム色。
なので白地以上に柄が映えて見える素晴らしい一着です。

小柄な方でも高身長の方でもお似合いになることと思います。


そしてもう一着だけご紹介しちゃいます。
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こちらは白地のお着物で、茄子紺で描かれた柄がかなり良い感じです。

中央に描かれた白い花を縁取る金箔の盛金はかなりの厚手なので、オシャレな中にも高級感が漂います。


どちらともトリミング画像となっていますが、お店でご覧いただけますのでお気軽にご来店下さい。


入荷予定は3月下旬。本当の意味での最新作の振袖です。

2021年の成人式に十分間に合います。


2019年中に振袖をお決めになっていないからこそ、この最新作も選択肢となりうる訳です。決めていなくて良かったですね!!!


abitoは新年1月25日より2021年成人式に向けた振袖展示会を開催いたします。
最新作の振袖はご覧頂けませんが、その他素敵な振袖が一番揃っている時期の展示会です。少しでも多くの中から振袖を選びたいと思っている方は、どうぞお気軽にご参加下さい!

お待ちしております。

2020年度成人式振袖展示会のお知らせ

令和2年1月25日より2020年度(2021年1月)成人式振袖の展示会を開催いたします。

翌月2月11日までのロングランでの開催となりますので、どうぞお気軽にお越し下さい。


これまでは展示会のお知らせを開催1ヶ月前を目処に告知してまいりましたが、今回はかなり早めの告知となります。すでにウェブサイトにもスケジュールを明記しています。2019-10-25

2020年度からはプランを充実させ、お客様に選び安さをご提供していく所存です。

これまでのようなシンプルなプランに加え、アルバム重視のプランやロケーション前撮り重視のプランなども分かりやすくお伝えしていきたいと思っています。

2020年度に成人式を迎える方々はご自宅に大量のDMや電話営業などをお受けになり、展示会に足をお運びになったり、すでに振袖を購入、またはレンタルされた方もいらっしゃることでしょう。しかし「まだ全然決めていない」という方も決して焦ったり、不安になったりする必要は全くありません。

早く振袖を選ぶことはメリットもありますが、デメリットもあるんです。
あまりにも早い時期に衣裳を選んでしまうと、成人式を、迎える頃には「あれ?なんでこれを選んじゃったんだろう?」というリスクも少なくありません。

当店abitoとしましては、振袖を選ぶ最適な時期は「約1年前」であると考えます。
ですから2020年度の展示会も1月25日から開催しますし、全然余裕で衣裳をお選びになれることでしょう。ご安心下さい。

お正月が過ぎ、学校の試験が落ち着く1月下旬から2月上旬という最も衣裳の選びやすい時期に開催いたしますので、ぜひご家族ご一緒にご来店下さい。そしてご納得されるまで存分に振袖をご試着下さい!

展示会にご来店希望の場合はぜひご予約下さい!お待ちしております。

振袖選び時期の高低差がハンパない・・・

それこそ十数年前、成人式の振袖を選ぶ時期は早くても1年前くらいだったもの。

しかし最近では随分と前倒しになり、早い方だと高校在学中に決めてしまうこともあるくらいです。さすがに早すぎますし、当店としては否定せざるを得ません。その理由は色々あり、これまで幾度もブログで書き記してきましたので今回は割愛します。


一方、成人式の半年前にようやく振袖選びをされる方もいらっしゃいます。

その差は最大で丸々二年。
高低差がハンパありませんね~。

よくお客様方からいただくのが「早く振袖を決めないと無くなっちゃうんですよね?」という声。
もし無くなるのであれば、成人式の半年前に振袖選びなんかできるわけありませんから、答えとしては「NO」ということになります。なくなるわけないじゃないですか!

IMG_8733いっぱいありますのでご安心下さい!

「無くなるよ!」という強迫観念を喚起させられているだけです。

事実として、当店においてここ数週間で2020年の成人式の振袖をご見学、ご試着、そしてご成約された方が結構いらっしゃいます。
もちろん皆さんはお気に入りの一着に出会い、喜んで頂いています。

繰り返して申し上げると、成人式の半年前でも振袖選びに不自由を感じることは殆どないと断言できます。

選ぶ時期をどんなに早めても、選択肢がどんなに多くてもお気に召す振袖に出会えるとは限りませんし、逆もまた然りです。


なによりも大切なのは成人式時点でのご自分の目指す振袖スタイルはどんなものであるかを確定しておくことです。

そのスタイルは高校を卒業してから2年弱の期間で揺れ動くものであり、18歳時点と20歳時点ではかなりの乖離があるはずです。なのであまりにも早すぎる振袖決定はもしかしたらリスクかもしれません。


高校在学中から振袖のチラシやダイレクトメールがバンバンやってきて、周りのお友達から「もう振袖決めちゃった!」という声を聞くと焦ってくるでしょう。「早くしないと振袖がなくなる」と思ってしまうことでしょう。でも焦りや恐怖心を持つことは禁物です。行く所に行けば振袖はめっちゃありますし、無くなるなって事はまずあり得ませんからね。

それより自分のスタイルを見つけることが先決ではないでしょうか?

当店では2020年の成人式用振袖もまだまだたくさんありますからね。

高校三年生なのに、成人式まで2年以上もあるのに・・・。

昨日、私の従姉妹の長女が振袖を見に来てくれました。

数日前に電話をもらい、「成人式の振袖見せてよ!」と言ってきたので、「まだ高校三年生でしょ?いくらなんでも早すぎるよ。」と伝えたのですが、家族一同焦っているようでした。


そして来店してもらい、詳しく話しを聞いてみると・・・・。

同じ高校のお友達が成人式の振袖を購入したとのこと、そして膨大な数の成人式の振袖のレンタルや販売のDMが届くので外堀を埋められるように焦りが出てきたようです。出もまだ高校在学中の三年生であり、成人式までは約二年半もあります。

結局は「そんなに焦る必要はない」「振袖業界に振り回されないで」としっかりと伝え、何着か振袖を試着することで「焦り」は解消されたようです。


当店にもDMが届く時期になると、お客様からお問い合わせを頂きます。
「みなさんいつ頃振袖を決めるんですか?」
「まだ残っていますか?」
「早く振袖を決めないと無くなっちゃうんですか?」

みなさんDMやお友達、何より振袖業界に振り回されすぎです。
高校在学中に成人式の振袖で悩むなんてナンセンスですし、無くなりませんし、問題ありません。

まず冷静になってください。
敢えてはっきりいいますが、現在の振袖業界のなりふり構わずのDM攻勢や営業電話などはお客様のことを思ってやっているとは到底思えません。全ては自分の会社やお店の売り上げを確保する為でしかありません。

何度もブログでお知らせしていますが、高校卒業から成人式までの約二年間は女性が最も変化する期間です。
・髪の毛はパーマを掛けられるし、カラーもできます。
・メイクも高校在学中では抑え気味だったものが、正々堂々自由にできます
・年上の方々とのお付き合いが増え、価値観が多様化します
・制服から私服となるので、ファッションも変わります

以上、高校生活とは全く違う環境となります。
つまり高校在学中に「いいな」と思った振袖も、卒業して2年経ったら果たして同じ思いでいられるでしょうか?
レンタルならまだ「変更」ということができますが、購入してしまったら変えることはできません。それでもいいんですか?

世代を問わず、2年後の自分がどうなっているかなんて誰だってわからないものですよね。
見た目はもちろん、気持ちやセンス、環境だってわからないものです。それなのに振袖を二年以上も前に決めてしまうなんてめっちゃリスクがありすぎじゃないでしょうか?

もちろん全て振袖業界が悪いと私は思っています。
振袖という一般の方にとっては未知の世界である事をいいことに、誘導している訳ですから。
「みんな決めている」「早くしないと無くなる」という言葉で焦りを出させるんですからね。

皆さんよーく考えてください。
あなたは少しでも早く振袖を決めるのが最終目標ですか?
本当は「成人式でより輝いている自分の振袖姿で、旧友達と楽しく過ごし、最高の思い出を作りたい」というのが目標じゃないですか?
だったら焦る必要なんて全くありませんし、変化の時期の自分を十分に見極めてからの振袖選びをお勧めします。振袖がなくなるはずないじゃないですか?全然安心しまくってOKです。

※振袖がなくなるといいながら、次の年には振袖の展示会をするのですから矛盾していますもんね。


長々となりましたが、私が言いいたいことはただ一つ。
お気にいりの振袖で成人式を迎え、素敵な思い出を作っていただきたいということです。そして振袖を決めるのはせめて高校を卒業してからにしてください。
 

成人式の紋付袴のレンタル準備は夏がチャンス!

来年の1月に迎える成人式はかなり特別です。

何たって「令和最初の成人式」ですからね。


そんな令和最初の成人式まであと6ヶ月・・・女性は振袖の準備は既に終えている方が多いですが、男性は真逆で「まだこれから」という方が多いんですよね。この7月の時点で。

男性の場合、成人式の衣裳は『スーツ派』と『紋付袴派』に分かれます。
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スーツの場合は12月ギリギリでも十分間に合いますが、もし紋付袴をご検討中でしたらこの夏に準備を始めることをおすすめ致します。

紋付袴にはサイズがある

振袖は着用する女性の体型に合わせて着付ける衣裳なので、基本的にサイズという概念はありません。ところが男性の紋付袴にはサイズがあり、身長や体格に合わせて最適な大きさの衣裳を選ばなくてはなりません。
例えどんなに気に入った紋付袴があったとしても、適合サイズが既に予約で埋まっていたら諦めるしかありません。
そんなことにならないように、他の人より一足先に準備をすることでリスクを回避できます。

一足先の準備には夏がおすすめ

成人式の紋付袴のレンタルは夏が終わり、初秋からお客様が増えはじめます。
女性と違い、男性はお友達同士でお店に行くことが多く、一気に4人分の衣裳が決まってしまう事もあります。やはり一番のボリュームゾーンは165cm~170cmの男性となり、このサイズが一番不足しがちです。
ゆっくりしすぎて、準備を始めたら「合うサイズがなかなかない!」なんてこともありますので、念には念を入れて夏に準備をされることを強くおすすめ致します。

最後に

本日も成人式の紋付袴のお客様にお越しいただき、レンタルをご成約頂きました。
こちらから「いつ頃から紋付袴を着用しようとお考えだったのでしょう?」とお聞きすると、「最近になって突然思いつきました」とのお答え。女性の振袖と違って、男性には「スーツ」または「紋付袴」の二つの選択肢があります。
親に勧められて・・・
何となく・・・・
友達が着るから・・・
紋付袴を選ぶ要因はいくつかありますが、だいたいにして突然の場合が多いんですよね。

つまり突然に紋付袴を選択される方が出現し、あっという間に予約が埋まってしまう事もあるんです。まだどちらにするか決まっていない方はともかく、既に紋付袴にしようと心に決めている方は「後でいいや」ではなく、出来るだけ早めに行動に移すことが賢明です。

一生に一度の成人式。
出来ればお気に入りのジャストサイズな紋付袴で迎えたいものです。その為にも一足早めの準備をおすすめ致します。

 

成人式まであと7ヶ月! 紋付袴の準備を始めましょう

令和初の成人式まであと7ヶ月。

「まだ7か月もある」「もう7ヶ月しかない」と2つの考え方がありますが、いずれにしても準備はしなくてはなりませんね。殆どの女性は成人式で振袖を着用しますが、男性に比べて比較的早く準備をします。

一方、男性の場合は夏前頃から徐々に準備をされる方が増えてきます。
ただ当店としては「ちょっと急いだ方がいいかも!」とお問い合わせ頂く方にはお伝えしています。もちろん理由があります。

紋付袴と振袖の大きな違いはサイズがあるかないかです。
振袖には基本的にサイズというものがなく、その人の身体に合わせて着付けていくのですが、紋付袴の場合は身長によってサイズが幅広くなっているんです。急いだ方がいい理由はここにあります。
例えどんなに気に入った色や柄の衣裳があったとしても、『適合サイズが予約済み』となってしまうと諦めざるを得ません。こうなるとまた一から衣裳選びをしなくてはならないので、二度手間になってしまいますからね。

さて当店では成人式の振袖と共に紋付袴の展示も行っています。
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展示しているのは「成人式らしい紋付袴」をメインにしていて、この他にも黒や白、紺などもご用意しています。

これまで成人式紋付袴に関するブログはあまり書いたことがなかったので、今回はいろいろとご紹介していきたいと思います。

人気の紋付袴

成人式に紋付袴姿・・・「元気な二十歳」「ちょっとやんちゃな人」を想像する方が多いのではないでしょうか?
まぁ実際にそうなんですけどね(笑)
なので人気のある紋付袴は比較的華やかなものとなっています。

 

IMG_9233サーモンピンクは二十歳の若い男性にこそ似合う色ですね。

IMG_9231目立つ赤は毎年人気の高い色です。

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派手という意味ではNO1のゴールドも成人式で目立つこと間違いなしですね。

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昔からヤンキーカラーの代表格でもある紫は男らしさを感じます。

やんちゃな二十歳の男性の方に毎年多く紋付袴をご利用頂いておりますが、イメージとは程遠く、みんな礼儀正しく、楽しく明るい人ばかりです。成人式当日は髪をピンクや赤などの色になっていますが、それはあくまでも「成人式バージョン」でしかありません。
その日の為に一生懸命仕事をし、成人式を自分らしく楽しみたいだけなんですよね。

成人式という日本独特の儀式に、日本伝統の衣裳を着用するという意味では彼らは文化の伝承者とも言えるのではないでしょうか?

おしゃれに紋付袴

「成人式では和装にしたいけど、派手派手しい紋付袴はちょっと・・・。できれば紋付袴でもおしゃれな感じにしたい」
・・・そんな二十歳におすすめしたいのが【Japan Style】というブランドの紋付袴です。
IMG_9227中に着る長着(グレー)は細やかな千鳥格子で、羽織(黒)の袖にはデザイン性のある刺繍。そして袴は黒をベースとし、ストライプの模様が入っています。

もうひとつがこちら。
IMG_9229このバージョンは長着が黒で、羽織はハッキリとしたストライプ調。袴はパープル系なので、上下でメリハリのあるコーディネートとなります。

ちなみに両バージョン共にウールで作られているので、真冬に行われる成人式をより暖かく過ごして頂けることでしょう。また背中にはこんな刺繍が施されています。
IMG_9230どちらとも色目は渋めではありますが、デザイン性と斬新さ、そして希少性からある意味では目立つ紋付袴と言えるかもしれません。

実際に着用されるとこのような感じとなります。
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これまでの描かれていた紋付袴のイメージとは全く違った印象ではないでしょうか?

「紋付袴にもこだわりたい!」というおしゃれ男子におすすめです。

小柄な方用紋付袴もラインナップが充実

基本的に当店では160cmサイズから紋付袴をご用意しています(※全てではございません)。
そして小柄な方専用の衣裳なんていうものあるんです。
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これらは全て小柄専用の衣裳です(左からグレー、ブラウン、グリーン、ネイビー)。
もちろんこの他にも白や黒、紫も取り揃えていますので、他店でぴったりサイズに出会えなかった方はどうぞご利用下さい!

番外編

当店にはこんな羽織りのご用意もあります。
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写真では分かりづらいですが、何とオーガンジー素材の羽織りです。

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べースの色は白ですが、その上には金糸を施したオーガンジー素材があしらわれています。なかなかない紋付袴の番外編ですね。
一番人気の白に金が施されているので、成人式を華やかな衣裳で迎えたいという二十歳男子にも気に入って頂けるのではないかと思っています。中に着る長着は白がおすすめです。

レンタル価格について

当店の成人式紋付袴のレンタル価格は5万円からご用意しており、この価格の中には当日の着付けと写真撮影も含まれています。一番高くても8万円となっており、他店と比較したことはありませんが、お客様にはとても喜んで頂いています。
聞くところによると、いろいろ選んでいるうちに16万円の衣裳をすすめてくるお店なんかもあるようですね。当店ではどんなことがあっても10万円を越える事は間違ってもないので、安心してご利用いただけるはずです。

最後に

ここまで紋付袴を紹介してきてアレですが、何と言っても一番人気は白なんです。
※当店には白シリーズは3種類
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なんと言っても「爽やか」ですし、「若々しさ」がありますし、そして華やかでもあります。そしてかっこいいですからね。

そしてまたまたアレですが、私個人としましては「黒+黒縞」のコーディネートが一番のおすすめでもあります。
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一番男らしく、Best of 紋付袴と言える組合せです。
しかもこの「黒紋付に黒縞袴」の組合せは、最高の格式があります。例えばこの姿なら天皇陛下にお会いしても恥ずかしくありませんし、百年後も変わらぬ価値があるからです。

とは言え、二十歳の方にとって成人式は儀式ではなく、あくまでもお祭りです。
格式や世間体など気にせず、思いっきり楽しんで一生の思い出となる一日にしてもらいたいです。

当店でできることはそんな方々の紋付袴という衣裳のお手伝いです。わからないことばかりだとは思いますが、だからこそ当店を頼って頂きたいですし、どんなことでもご相談下さい。皆さんのご来店をお待ちしています。

 

相性って大切です

「こちらを紹介してもらえて本当に良かった」

こう最後に言ってくださった本日ご来店くださったお客様は、ある方からご紹介されてのご来店でした。

お探しの衣裳は振袖・・・お嬢様が成人式に出席することが出来ず、10月に東京で改めてご家族だけでお祝いする為です。また大おば様が着付けの大家であり、そちらのご自宅かまたは庭園のあるホテルで記念撮影をされるとのご予定のことでした。


事前にお母様とお父様でご来店頂きましたが、その時のお嬢様の情報をまとめますと以下の通りです。
・大変忙しく、なかなか時間が取れない
   ⇒一度目のご来店でスムーズに物事を進めることが必須
・あまり乗り気でない
・振袖に対する優先順位はかなり低い
   ⇒振袖の良さをお伝えしなければならない
・既に大手の衣裳店で振袖は試着済みで、テンションは上がらなかった
   ⇒小規模店だからこその対応が求められる

ちなみにご試着されたお店2軒は県内でも良く知られた呉服店で、そのうちの1軒は全国規模のお店です。
なぜそのような大手さんで決定に至らなかったのかはハッキリとしていませんが、ご両親のお話しをまとめるとこんな感じですかね。
「思っていたほど振袖の着数が少なかった」
「スタッフさんの提案やおすすめ振袖とお嬢様のご意見が合致しなかった」
「価格的にもちょっと・・・」

他のお店で振袖を試着した際の画像も見せていただきましたが、私的には「?」と思いました。
もともと渋目の色がお好きなお嬢様とのことでしたので、スタッフさんもそこを忖度して紺系をおすすめしたのでしょう。もちろんお似合いでしたが、フォトスタジオではなく、お庭や庭園で撮影することを考慮すれば、紺系ではないほうが・・・と感じました。

そもそも振袖などの和装の色を普段着と同様に考えるべきではないんです。
当店にご来店される多くの方が最初は「ピンクがいい」「グリーンが好き!」とお色を指定されることが殆んどですが、結構な確率で当初とは違う色の振袖をお選びになります。

なので当店は基本的に「これがいいですよ!」というおすすめはせず、「とにかく色んな振袖を試着してみて下さい」というスタンスです。もちろん最終候補の中からなかなか選べない場合は、それぞれの特徴や長所をお伝えすることで、よりより選択が叶うようサポートしております。


そして本日。
試着された振袖の色は4つあり、順番的には「緑」⇒「ブラウン」⇒「赤」⇒「黄色」でした。
多分、成人式とは全くの別件でしたらブラウンの振袖をお選びになっていたと思いますが、最終的にお選びになった振袖は華やかな赤で本格的な古典柄のものでした。まずご家族誰一人として、この赤の振袖になるとは予想していなかったんじゃないでしょうかね。
「赤」ということでお外での撮影では間違いなく映えますし、成人らしさが表現できます。またとても素晴らしい古典柄をお選びになったことで、どんな格式のあるホテルでも何の遜色もなくご着用できることは、当店が自信をもって保障できます。

つまり振袖はそういう衣裳なんです。
先入観もお好みも大切ですが、要はどれだけお気に召すかにつきます。結局、ご着用されるご本人が心の奥底から納得された物でないと、着ていて楽しくないですし、それは表情にも表れてしまいますからね。

もちろんご本人であるお嬢様もご両親も、LINEで画像を送ったお姉さまも全員一致での振袖でした。


前述の通り、お嬢様は今回の振袖に関してはあまり乗り気ではなかったようですが、お帰りの際はポジティブなご様子でしたし、ご結婚時の【ご結納】【お顔合わせ】などでも振袖を着てくださる雰囲気でした。これは嬉しかったです。笑顔が素敵でかわいいお嬢様でした!

今回のお客様への対応は特別なことはしなかったつもりです。
念頭においたことはただ一つだけ。
お嬢様はもちろん、ご家族の方に喜んでいただき、素敵な写真が残せるような衣裳をお選びいただく事。そして全員の方にとって素晴らしい思い出を残すお手伝いをする事。

・・・と、偉そうなことや手前味噌的なことを書きましたが、何と言っても当店との相性が良かったことがご成約の一番の要因だったと思います。当店としましても良い意味で気を使うことなく、もっともっとお話ししたかったご家族でした。今後も長いお付き合いとなれば嬉しい限りです。

結婚式のお呼ばれ衣裳に「振袖」という選択もあります

「振袖」というお着物では真っ先に成人式を思い浮かべますよね。

確かに成人式において、女性が着用する衣裳の九割以上が振袖ですし、今の時代においてはその時くらいしか振袖を着る機会はありません。


しかしそもそも振袖は成人式だけのための衣裳ではないことをご存知でしょうか?

振袖は和装における未婚女性の最上級の礼装(第一礼装)です。

成人式は冠婚葬祭の「冠」にあたり、人生の中でも大切な節目の一つです。そう言ったこともあり、自ずと振袖を着用することが当たり前になっていたのは極自然なことなのでしょう。

ひと昔前はこんな時にも振袖を着たものです

繰り返しになりますが、現代において殆どの方が成人式でしか振袖を着ることはないと言えます。
しかしひと昔前(と言っても平成初期頃まで)は成人式以外にも、ご結納や結婚式のお呼ばれでも振袖を着用することが少なくありませんでした。あ、あとお見合いもですね。

最近はご結納されることも、お見合いも少なくなりましたし、お呼ばれでも洋服を選ばれる方が殆ど。こういった背景もあり、振袖=成人式というイメージが増幅されていったものと考えられます。

 

最近増えている結婚式のお呼ばれでの振袖の着用

何でもそうですが歴史は繰り返すものです。
今年に入って成人式以外で振袖をご利用される方が増えているのですが、目的は結婚式でのご着用です。ただ以前と違うのは「ご友人」としてでなく、新郎新婦のどちらかの「妹」としての着用です。

ご利用いただくみなさんは「また振袖が着ることが出来て嬉しい!!」と大変喜ばれています。

結婚式で振袖を着用する注意点

最近の振袖には様々なタイプのものがあり、色もバリエーション豊かです。
しかし結婚式においての主役は新郎新婦であることを忘れてはいけません。
出来ればご自分の気に入った振袖を着たいと思うものですが、やはり「結婚式」にそぐわないタイプの物は避けた方が賢明です。
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おめでたい色の赤×古典柄の振袖なんておすすめです!

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白ベースでスタイリッシュな雰囲気の振袖はちょっと・・・△ですね。

まず色は「白」は避けるべき
結婚式において白という色は花嫁だけに許された色と言われています。
あまりにキュートすぎる振袖も△
成人式ではOKでも、それ以外の時は△という風合いの振袖もありますのでご注意下さい。

つまりあくまでも参列する側であることを念頭におくことが大切なんですね。

振袖を着ることは新郎新婦、ご両家に対しての敬意でもある

振袖は未婚女性の最高礼装であり、華やかなお着物です。
格の高い衣裳を身にまとった方がいると結婚式の格も上がりますし、振袖はその場の雰囲気を華やかにする魅力のある衣裳です。それはつまり新郎新婦やご両家に対しての敬意の表れとも言えるのではないでしょうか?

お祝いの気持ちを着用する衣裳で表現できる奥ゆかしさは継承されるべき伝統であり、文化なのかもしれません。

最後に

振袖だけでなく、和装全般に言えることですが、洋服に比べて本当に面倒でお金のかかる衣裳であることは間違いありません。
着用するたびに【着付け代】【ヘアセット代】がかかりますし、振袖をお持ちでない場合はレンタル代も必要です。合計すると想像以上の出費となり、足がすくんでしまって当然です。振袖ってお金がかかるんです。

しかしだからこそ絶対の価値観があり、伝わることがあるんです。

受付に振袖姿の方がいたら素敵じゃないですか?
円卓に振袖姿の方がいたら華やかさ抜群じゃないですか?
ご両家のご親族に振袖姿の方がいたら「ひと味違う!」と思いませんか?

お金のかかることですから、結婚式の度に振袖姿は厳しいですが、大切なご家族や大親友などのここ一番の結婚式でのご着用はいかがでしょう。きっと喜んでくださるはずですし、貴方ももう一度振袖姿を楽しみたい願望が心の奥底に眠っているかもしれませんよ!