abito的重要文化財とも言えるあのドレスをどのように紹介したら、その魅力や価値が伝えられるのか?

てっとり早いのは実際に試着してもらうのが一番なんですが、何とか画像や言葉で伝えてみようと思います。まずそのドレスを表現するキラーワードは3つほどありますが、今回は全く別のワードで勝負です。

ローブデコルテのドレス

ローブデコルテとはネックライン(襟ぐり)が深めで胸元と首元(デコルテ)が露になっているドレスの事を差します。ウェディングドレスと言うよりはイブニングドレス寄り。さらにはイブニングドレスの中でもより公式行事(晩餐会など)で着用されるドレスです。IMG_5576

こちらがabitoの重要文化財ドレス。
オフショルダーのローブデコルテとなっており、肩にかけるブルーのサッシュベルトでより気品溢れる雰囲気となります。大きく開いたデコルテに豪華なネックレスが彩りを加えますね。

昨年の天皇、皇后両陛下のご即位により、今非常に注目を集めているのがこのようなローブデコルテのドレスです。
ちなみに女性皇族の正装とされており、様々な祝賀の席でご着用されているほどそのデザイン性に品があり、格式高いドレスなんですね。

時代に左右されない永遠のデザイン

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このドレスはハッキリ言えばクラシカルなデザインとなっておりますが、「流行」というものに一切左右されないデザインであるとも言えます。このドレスの元となるデザインがされたのはおよそ70年も前ですが、それを感じさせない秀逸な一着です。

70年と言う長い月日を経たからこその価値がここにあるんです。
さらに言えば、この先10年、50年経ってもその価値は変わらないと推測することが出来ますね。

希少性は計り知れません

このドレスはあるメーカーが企画し、海外のエージェントから正式な許可を得て制作されたものです。
また販売は限定生産であり、その着数はごく僅か。またこのメーカは既になく、今後手に入れることは一切出来ない代物です。国内に何着あるのかはわかりませんが、当店のドレスは非常に状態もよく、大切に大切に扱っています。

さらに当店の一着は更なる希少性があるんです。
人気モデルにご着用いただき、雑誌にも掲載されたという最早伝説のドレスと言っても過言・・・かもしれませんが、一応言い切りたいと思います。
トリンドル
※トリンドルさんも別ショットをインスタにアップされました。2019年の2月頃だと思います。

キラーワードは「ローマの休日」「オードリー・ヘップバーン」

こちらのドレスのキラーワード、中でも「ローマの休日」「オードリー・ヘップバーン」はとてつもなく大きいものです。
なにを隠そう、こちらのドレスは名画「ローマの休日」の中で、アン王女演じる「オードリー・ヘップバーン」が着用していたものを可能な限り復元したレプリカなんです。
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ちなみにドレスだけでなく、ネックレス・イヤリング・ティアラも全て当店に揃っています。
なかでもティアラは大変人気が高く、東京の格式のある結婚式場で式を挙げられる花嫁に毎年数多くご利用頂いており、現在も絶賛貸し出し中です。
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こちらは昨年末にティアラをご利用いただいたお客様からいただいたお写真です(ドレスは別物)。気品のあるドレスとの相性は抜群です。このティアラ、雅子皇后が即位された折に着用されていたデザインと非常によく似ており、こちらの花嫁様とメールで盛り上がりました!

ただ今二人の花嫁がご検討中

ご紹介した永遠のデザイン性をもつこちらのドレスを二人の花嫁様がご検討中です。
お一人は元々このようなデザインのウェディングドレスを探していたそうで、ご試着して一目惚れだったそうです。もうお一人は既に結婚式場でドレスを予約しているそうですが、「ぜひ一度試着してみたい」とのことで近日ご来店くださいます。

正直、このドレスのレンタル価格は当店の中でNO1。
ご検討中のお二人に結婚式でご着用くださったらとても嬉しいですが、無理におすすめしたり、ご利用頂くためにお値引きは致しません。
このドレスがabitoにあるのも何かの縁、やはり縁のある花嫁様にご着用いただいてこそ価値があるのだと思っています。もちろんその価値はabitoが守りたいものでもあります。

なのでこのドレスのご試着を当店からおすすめすることはあまり多くはありませんし、普段はひっそりとしまっています。
縁があり、とてもおこがましいことではありますが、当店が見初めた花嫁様にご着用して頂きたいドレスなんです。

最後に

さまざまな物にさまざまな価値があります。
例えばHERMESの【バーキン】と【ケリー】。
大変高価で、入手困難なバッグとして知られています。もしどこでも手に入り、数万円で購入できるものであればここまで人気がでることはなかったでしょう。

「簡単には手に入れることが出来ない」
こういう価値があるんですよね。本当に「欲しい!」と言う方は一生懸命お金を貯めたり、パリの本店に出向いたりとするものです。だからこそ手に入れた時の喜びは計り知れない物となるのでしょう。

ご紹介したドレスはバーキンやケリーほどではないにしても、abito的にはNO1のドレスです。
だからこそ他にない価値を感じて頂きながら結婚式でご着用頂きたいですし、これまでご利用いただいたお客様に感じて頂いた価値を下落させるようなお貸し出しは謹んで行かねばならないと思っています。

「こういう考えもあるんだね」
「こんなドレスも宇都宮にあったんだ」
・・・こう思ってくださる方が少しでもいたら幸いです。