何かと当店をご利用くださるお客様にお孫様が誕生し、お宮参り用の衣裳である産着のことでご来店くださいました。

お生まれになったのは3月でしたが、ようやくコロナ渦も落ちつき始めたので今月にお宮参りをすることになったそうです。


ただ6月とはいえ、今年はかなり暑いですよね。
基本的に和装の夏物への切り替えは7月からとなりますが、小さなお子様のことも考慮し、今回は夏物の絽の産着をお勧めしました。

2020-06-11

abitoでは産着は男の子用と女の子用をご用意しており、共に夏物も取り揃えています。

絽の産着は生地が薄く、通気性にすぐれているので秋冬ものに比べて遥かに涼しくご着用頂けます。
「暑い!」ということの出来ない赤ちゃんにとってはもちろん、だっこされるママにとっても暑さ対策はたいへん重要です。知らず知らずのうちに熱中症になりかけてしまったり、脱水症状を起したりしかねませんからね。

和装のルールに則れば、6月の絽は不正解なのかもしれませんが昔と今では平均気温が全く違います。たいへんおめでたいお祝いに暑さを我慢し、苦しんでしまうのは本末転倒です。
待ち焦がれた新たなご家族の誕生の神への報告、及び今後の健やかなる成長を祈願するお宮参りの一日は快適に楽しんで過ごし、大切な思い出として頂きたいと思います。その為なら昔のルールなんて無視で全然OKです。

現在受け継がれている伝統、文化はその時代時代に合わせて変化してきたからこそ今に至っているワケです。ですから今の時代の環境に合わせていくことも伝統、文化の継承に繋がるはずです。

何事も健康があってこそですもんね。