記念撮影

裏メニュー② 「叙勲記念撮影」

一年で最もレンタルの多い衣裳はなんだと思いますか?

abitoにおいてはダントツでモーニング(モーニングコート)です。
IMG_2168

ご利用のその殆どが結婚式でのお父様のお衣裳としてとなりますが、それ以外でもご着用いただく事があります。ごく僅かではありますが、喪服としてご利用頂くことなどもあります。この場合、社葬での実行委員長というお立場でのご利用です。
その他、春と秋の叙勲でのご利用もあります。

ちなみに叙勲とは国や地域などへの長年の貢献、功績を讃えて勲章をいただくことです。
勲章の授与式でのご着用で毎年このモーニングをご利用頂くわけですが、数は少ないですが叙勲の記念撮影もお受けしています。名誉あることから、記念にその姿を写真に残すお手伝いをしております。

先日、その叙勲の誉れに列せられたお客様の記念の撮影をさせて頂きました。写真掲載のご許可をいただきましたので、こちらでご紹介させて頂きます。

002
左胸に勲章、そして賞状ともに凛々しいモーニング姿での一枚です。

ご試着から撮影まで私が担当させていただきましたが、大変物腰が柔らかく、まさに紳士!私には想像もできない戦中のことなどもお話しいただき、いろいろと勉強になりました。

実はこの他、奥様とのお二人での撮影もいたしましたが、そちらの画象は当店判断で割愛いたしました。
仕上がったお写真のお渡し時には大変喜んで下さり、後日アルバムの増刷のご注文もいただきました。ご家族にお贈りするとのことでした。
このようなお写真はご家族はもちろん、ご親族にとっても大変な記念であり、子々孫々まで受け継がれるものだと思います。このような特別な撮影を当店にお任せ頂けたこと、大変光栄に思っております。

今回ご紹介した叙勲でのご着用モーニングのお貸し出し、及び記念撮影のサービスは当店のウェブサイト等ではご案内はしておりません。いわゆる裏メニューのようなものですが、何故か毎年ご利用頂いております。もちろん喜んでお受けいたしておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。

 

叙勲の記念撮影

当店では毎年、叙勲の際にご着用される衣裳【モーニングコート】を多くの方にレンタルして頂いております。

コロナ渦前は皇居で授与されていましたが、今はどうなっているんでしょうね。いずれにしても大変名誉があり、おめでたいことですね。


さて昨日は二年前に叙勲の名誉をお受けになった御歳90歳の方の記念撮影がありました。

もちろん勲章を付けたモーニングコートをご着用です。
美しく額装された天皇陛下の印璽の入った表彰状とともにお一人姿で、そしてご夫婦でと撮影させて頂きました。ご高齢ということもあり、モーニングコートをお召しになる際、私がサポートさせて頂きました。

その間、色々なお話しをさせて頂きました。
昭和7年のお生まれで、ご出身は東京の向島だったこと。
昭和20年の東京大空襲の時は必死に逃げたこと。
疎開で母方の栃木へ来られたこと。

ウクライナの現状などから、いろいろと思い出されているのかもしれません。80年以上も前の出来事とはいえ、その時体感された「恐怖」「非現実的な事象」は鮮明で、忘れることなどできないのでしょう。何度も人間は同じことを繰り返してしまうんですよね。確かに地球上では圧倒的な知能をもった生き物ではありますが、それほど賢くはないのかもしれません。

さて御歳90歳という大変なご高齢ではありましたが、それはそれは背筋がピンとされていて、多少足腰はお弱りになられてはおりましたがご自分の足でスイスイとお歩きされるほど大変お元気なお客様でした。そんなこともあり、モーニングコートの着こなしが大変見事でかっこよかったです!

長年に渡ってのご功績によって叙勲をお受けになられた方のお祝いのお衣裳に加え、今回は撮影もさせていただき、当店としましても大変光栄の極みです。いつまでもお元気でお過ごしになられるよう願っております。ご利用ありがとうございました。