今日は来年に成人式を迎えるお客様の振袖の前撮りを桜並木の美しい場所で行いました。そうです、つまりはロケーション撮影です。
また一度ご紹介しましたが、先日も中央公園で前撮りでした。
今年から始めた振袖のロケーション撮影、まだ2回目ですが見えてきたことがあります。
■ 表情が違う
ご本人はもちろんですが、ご両親の表情もとっても和やかになります。
やはり開放感溢れる野外となると、緊張の表情がほぐれるまでの時間がスタジオに比べて圧倒的に短いですね。そして自然の光の中での振袖姿はやっぱり素敵なんです。この時期ですから少なからず風が吹いていますが、その風になびく髪や振袖がなんとも美しいんですよね~。
日の光、風という自然が柔らかい表情を作ってくれるのでしょう。
■ 自然と和装の組合せは最強
振袖には色があり、殆どのものに「花柄」があしらわれています。いわば振袖自体が自然というものを取り入れている訳ですから、木々や草花との相性は最強です。なにしろ自然には「流行り廃り」はありませんのでいつ見ても新鮮ですよね。必然的に自然の中で撮影した振袖姿もいつも新鮮となるんですね。
■ 成人式の予行練習として最適
今や前撮りは定番化していますが、その殆どがスタジオでの撮影です。
スタジオ撮影はお天気や季節を選ばないので、いつでも撮影できるのがメリットです。どんな広いスタジオでも限界があるので、「歩く」「上る」といった振袖を着ての行動は限られます。
一方、ロケーション撮影となると「車の乗り降り」「坂や階段の上り下り」「ロケポイントまでの徒歩での移動」など成人式当日もするであろう動きが求められます。これってある意味予行練習になると思いませんか?
それら動きをすることで初めて知ることもあるでしょうし、「こうだったからあ~しよう!」という学びもあるはず。当然他の方に比べて一歩先を行くことができる訳です。これって意外に大きなアドバンテージだと思いますよ!
これらの他にもロケーション撮影のメリットはまだまだあります。
私個人として一番に思ったことは「ロケなら自然なままの家族写真が残せるのが最大のポイント」ということ。
「主役であるお嬢様との記念写真」だけをお求めならばスタジオでも全然OKだと思います。しかしご家族でプロのカメラマンに撮影してもらう機会って早々ありませんよね?せっかくならポートレイト的な家族写真も残したくないですか?
そんな写真はお嬢様のためだけ出なく、お父様やお母様のための記念写真でもあります。大袈裟に言えば未来のお孫さん為のものでもあります。
「あの時はとっても良いお天気だったよね」
「撮影中にあんなことあったよね」
「そう言えばこの場所にまた行ってみたいね」
振袖姿を振り返って見るだけでなく、こんな会話もできる撮影がロケーションなんです。
確かに気候に左右され、面倒で、大変で、費用もかかりますが、それ以上の何かをご家族の未来にもたらしてくれるはずです。間違いありません。
人間誰しもお金で過去には戻れません。戻れませんが、「記憶」という形でいつまでも脳裏の留めることが可能なんです。もしかしたらロケーション撮影をキッカケに家族の形がさらに進化し、絆がもっと深まるかもしれませんよ。
振袖の前撮りはロケーションがおすすめです。自信を持って言えます。