貸衣裳

衣裳をお貸ししたその先のこと

今の時期は一年で最も忙しい時期。

その忙しさにかまけて、ブログもなかなか更新できずじまいでした。ほぼ一ヶ月ぶりとなります。


秋は結婚式シーズンということもあり、多くの新郎新婦のご両親に「留袖」「モーニング」をご利用いただいています。どちらの衣裳も正礼装となり、留袖とモーニングを着ているだけでゲストの方々から「ご両親」であると認識して頂ける事となります。いわゆるアイキャッチですね。

そしてそのお姿はお忙しい中、結婚式にご列席頂いたゲストの方々への「おもてなし」の一つだと思いますし、結婚式を演出する重要なアイテムだとも思っています。でもただ着用することが目的ではありません。

先日、留袖をご利用頂いたお客様が衣裳ご返却の際、そっとこんなメモ書きをお入れ下さいました。

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わざわざメッセージを下さったことが、ただただ嬉しく、そして大変ありがたいこと。

当店の衣裳で「良い結婚式、時間になりました」とお書き下さいました。確かに当店は貸衣装店なので、「衣裳を貸す」ことが仕事です。でもその先には日常とは違う、【特別な時間】を【特別な想いで過ごして頂く】ことこそが、最終的な目的地だと考えています。

留袖やモーニングは絶対的に着用しなくてはならない訳ではありませんし、着用しなくても【特別な時間】【特別な想い】に変わりはないと思います。でも特別な衣裳を着用することでより深く、大きくなるはずです。

七五三衣裳、成人式の振袖、卒業衣裳も同じだと思います。


最近はネットレンタルをご利用される方も多い時代です。
安く、気軽で手軽、スマホがあればいつでもどこでも手配出来るというメリットがあります。その反面、試着不可、届くまで品質がわからない、一方通行のコミュニケーションで融通が効かないというデメリットも。

それ以前に貸し手、借り手の感謝が相互に伝えられない寂しさもあると思うんです。
当店では対面で、結婚式を含めた様々なお話しをしながら信頼関係を築いた上でご利用頂くので、相互にいろんな気持ちを伝え合う事が出来ます。プロならではのアドバイスや豆知識もお伝えしています。

当店としては、今回のようなメッセージをいただくことが今後の財産となり、なにより仕事へのモチベーションを高めてくれるものです。ネットレンタルでは得られない、とても大切なものをいただき、差し上げ、感じる事が出来るのですから止められません!

今後もひとりひとりのお客様に向き合っていき、ネットレンタルと一線を画した仕事をしていきます。

モーニング用ウィングカラーシャツの特徴をご説明

結婚式に新郎、もしくは新婦のお父様がご着用される正礼装といえばモーニングです。

そんなモーニングをご着用の際は殆んどの場合、ウィングカラー(立ち襟)シャツを使用します。絶対的にウィングカラーでなければならない訳ではありませんが、「せっかくだから・・・」とお選びになられますね。
※ボタンダウン、ワイドカラーシャツはおすすめしません。レギュラー、もしくはセミワイドカラーが宜しいかと思います。

結婚式で初めてウィングカラーシャツをご着用される方が殆んど。当日に不安を感じることもあるかと思い、今回は簡単ではありますがご説明のブログを認めてみました。ご一読くださると嬉しいです。

こちらがウィングカラーシャツ。
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綿素材でとてもシンプルです。
もちろんその特徴は衿元です。通常のシャツとは違い、衿の返しがないため衿後ろにこのようなループがついています。

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このループはネクタイを通す為の物。

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ここに通してネクタイを締めることで上にずれることを防いでくれます。

またレンタルのウィングカラーシャツの袖は長めになっています。

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どうしても長い場合はこのようにアームバンドで長さを調整する事となります。

また袖は基本的にカフスボタンを使用することとなります。
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ボタンはついていません。

line_oa_chat_230729_131612_group_1カフスボタンでよりドレッシーな着こなしとなることでしょう。慣れてない方も多いとは思いますが、つけてしまえば殆んど違和感を感じることはないでしょう。

またレンタル用はある程度のサイズに対応出来るように身幅が広めになっています。ですが着用するベストで覆われてしまうので、だらしなくなることはありません。

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最後にネクタイの結び目ですが、大きくしてしまうと衿を綺麗な形に出来なくなってしまうため、ウィンザーノットが宜しいかと思いいます。ウィンザーノットの結び方についてはネットやYouTubeで検索すると参考になりますよ!

結婚式において、ご両家のお父様は重要なキャストとなります。
新郎や新婦にとって素敵な父親として、またゲストの方々への装いのおもてなしとしてモーニングを恰好良く着こなす為にもウィングカラーの着用についてご存知になっていた方が良いと思います。

この記事が少しでも参考になれば幸いです。
 

留袖・モーニング式場への直接配送お受けしています

昨年よりスタートしたハイクラス留袖セットプランが引き続き好評です。

※ハイクラス留袖セットプランとは当店の「ハイクラス留袖」と「モーニング」のそれぞれ一式がセットになったとてもお得なプランです。

こちらのプランをご利用される半数の方は東京や横浜、名古屋、京都など栃木県外での結婚式での利用です。
やはり遠方の式場まで留袖やモーニングの試着に行くのはハードルが高いんですよね。時間がかかりますし、交通費もかかるし、そもそも式場のレンタル価格はかなりの高額。

そんなこともあり県内の当店をご利用くださるようです。

でも気がかりなのは「レンタルした衣裳はどうやって運べばいいんだろう?」ということ。
2着分ともなるとそれなりの大きさになりますし、公共交通機関での移動ではかなり厳しい・・・・。自分たちで運ばなければならないと思っておられる方も少なくないようです。

ご安心下さい。

当店では遠方の結婚式場へ直接配送するサービスを行っております(宅配便を利用)。
配送料はお客様にご負担して頂くことにはなりますが、指定の日時にお届けしますので手ぶらで結婚式場へ行くことができます。また返却も結婚式場から直接送り返していただけます。

このサービスのご利用に当たって、教えて頂きたい情報は以下の通りです。
・結婚式会場の施設名称
・住所
・電話番号
・施設内お届け先(美容室・衣装室・ご担当者など)
・ご両家名
・ご希望着日(式場によって前日~前々日など様々です)

配送時に衣裳と共に必要事項を記載済みの返送用の着払い伝票をお入れしますので、ご着用後は箱にまとめて伝票を貼るだけです。県外挙式の方の殆どがこのサービスをご利用頂いており、且つたいへんご好評をいただいております。

基本的にレンタル泊数は二泊三日としておりますが、配送の場合はこの期間に適さなくとも延長料金などは不要です。

また当日ご着用する靴下や靴、その他小物などを一緒に配送のご希望にもご対応しています。ただ大きな物の場合、通所料金ではご対応出来ない可能性もございますので予めご了承下さい。

「小紋」が貸衣装のラインナップに加わります

意外なことにabitoではこれまで「小紋」を取り扱っていませんでした。

※小紋とは全体に柄の入った着物(礼装や正装としての着用は不可)

大きな理由としては小紋が「外出着」であるということ。つまり冠婚葬祭では着用の機会がなく、よって需要がなかったからです。


それでも取り扱いを始めるのは時代が変化しているからです。
以前のような「こうであるべし」という概念が薄まり、いろんな局面でボーダーレスになっている時代です。つまり小紋も様々な場面でご着用いただけるのではないかと感じています。

近々入荷する小紋がこちらです。
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本来「小紋」とはこのような柄合いではないので、小紋というカテゴリーには含まれつつもこれまでにない種類の着物と言っていいのかもしれません。

イマドキのニュアンスのある色、そして華やかな中にも品を感じる柄の組合せがとても気に入りました。

もちろん結婚式や正式な式典などにはそぐわないですが、七五三のお母様のお着物としてや卒業式の衣裳としてご利用頂けることと思います。ちなみに二尺袖に比べ袖下が短い為、学生さんよりは教員の方におすすめです。

和装の世界も時代の変化に呼応するように適応してきたからこそ、今もその文化が続いています。
従来のしきたりや暗黙の了解を守り続けることだけが「継承」になるわけではなく、懐深く「許す」ことで次の世代が「承継」してくれるのだと考えます。

賛否両論あるかとは思いますが、喜んで和装をご着用いただくこと、「着たい!」と思っていただくことが何よりも大切なのではないでしょうか・・・と当店は考えています。

サイズ確認の為だけのご試着は有料です

有る同業の方とのお話しの中でネットレンタルの話しをしました。

そもそもネットレンタルはメリットとしては「安さ」があり、デメリットとしては「試着が出来ない」「面倒」という事があります。そして当店をご利用頂く殆んどの方から耳にするのは「試着しないで衣裳を決めると、当日が不安で仕方ない」ということ。

同業の方曰く、あるネットレンタルのウェブサイトには「サイズが不安な方はお近くの紳士服店などで確認してみて下さい」と堂々と記載されているとのことです。つまりサイズ確認だけの為に(購入目的ではなく)店舗と労働と時間を他のお店に無償で提供してもらってくださいと言っているのと同じです。

紳士服店などの「など」の中には貸衣装店も含まれていると思われます。
私としましてはネットレンタル業者の売り上げの為に、当店が無償で利用されるのは断じて認めることは出来ません。これまで当店にそういったお客様はおりませんが、そのようなサイトがある限り今後はわかりません。

本来であればサイズ確認だけの為の当店のご利用は堅くお断りするのですが、やはり結婚式をお控えになっている方にとってはサイズがわからないということは不安しかないと思います。

そこでそういったサイズ確認の為だけのご試着にも有料でご対応しようと思います。
ご来店の予約枠を確保し、試着の準備、試着の対応をするわけですから、有料はご理解頂けるはずです。それに従い、ご来店時に「通常のご利用」なのか「サイズ確認為だけ」なのかをお伺いすることとなります。
※場合によっては最適なサイズをお伝えできない場合もございます。

ただし、当然のことながら通常のお客様を最優先とさせて頂きますので、予めご了承下さいますようお願い致します。

 

ご両家のお母様衣装は揃えなくてもOKなんですよ

最近お問合せで多いのが新郎、または新婦のお母様がご着用するドレス・・・世間では「ママズドレス」と呼ばれているそうです。

ですが当店ではお母様の洋装(ドレス)は取り扱いがなく、お問い合わせの度にゴメンナサイをしています。


今後も取り扱う予定は一切ありません。

その理由としてはやはりお母様には黒留袖を着ていただきたいと考えているからであり、黒留袖のその魅力を知り尽くしているからです。またドレスを取り扱うとなると、付随する小物(シューズ・アクセサリー・バッグ・コサージュ等)も取り揃えるとなると膨大な商品数となります。
今以上に商品を展示する場所もありませんからね。

さてお問合せの時によく耳にするのが「相手側のお母様がドレスだから・・・」という理由をお聞きします。もちろんご両家のことなので口出しをするつもりはありませんが、洋装あるいは和装でご両家合わせなくてはならない決まりなんてないんです。
「相手側に合わせて・・・」というのは、良し悪しにかかわらず日本人ならではの習慣ですよね。フランス人なら「自分が何を着たいか?」だけが最優先事項ですから。

本当は留袖を着たいけど・・・と心の中で思っていたとしたら、大変残念ですよね。
まぁ逆の場合、ドレスにしたいけど合わせて留袖に・・・ということもあるでしょう。そんな時はご自分の気持ちも素直に伝えてみてはいかがでしょう?ドレスと黒留袖姿が並んでも、違和感はありませんし、逆にそれぞれ引き立つのではないでしょうか?

当店は取り扱う予定はありませんが、取り扱いのあるショップのウェブサイトを覗いてみました。

ドレス本体は2万円からとなっており、ボリュームゾーンは3万円前後。
これだけで済むのであれば「そんなものか・・・」と思えますが、その他に【シューズ】【ネックレス】【イヤリング】【バッグ】【コサージュ】などの小物のレンタルにおよそ2万円、合計で5万円となりそうなので「結構な金額になるんだ」と感じました。
留袖違って着付けがない分、比較的出費を抑えられるのは間違いありませんけどね。

黒留袖はいろいろと面倒です。
着付けも必要ですし、和装肌着も欠かせませんし、帯や紐で締め付けられたりもします。しかし綺麗に着付けられたその姿は美しく、気高さ、気品を放ちます。何より結婚式場において、一目で「お母様」だと周りの方々に気づいていただけます。
現代日本において、黒留袖を着る機会は結婚式以外ではほとんどない・・・・いわば結婚式でしか着ることのできない和装なんです。その機会を逃すと、一生着ることがないとも言えます。

結婚式後、黒留袖をご利用くださったお客様の殆どが「たいへんだったけど留袖で良かったです!」とか、「子供も喜んでくれました」などど嬉しいお言葉をくださいます。

結婚式という特別で非日常のお時間には、やはりより特別でより非日常を感じていただける黒留袖を当店ではお薦めしています。実際にご見学し、ご試着になれば何かを感じ取ってくださるはずです。答えはそれからでも決して遅くはないのではないでしょうか?

最近ご利用の多い貸衣装の種類とは?

貸衣装店では季節によってご利用頂く衣裳に変化があります。

例えば今時期なら卒業袴・・・・二尺袖・女袴ですね。秋になると七五三衣裳、1月なら振袖といった季節商品があります。通年で考えるとやはり結婚式でご両親がご着用になる留袖とモーニングが圧倒的に多いですね。

この留袖とモーニングは年間ご利用数のトップ2と言えます。

ただ最近やけにご利用が多いと感じるのが色留袖、そして訪問着です。

2023-03-15

叔母様、お姉さま、あるいは妹さまのお立場として、ご着用されるお客様が大変増えてきました。
明快なその理由は定かではありませんが、推測するにコロナ渦によって様々な事が抑制されてきた時間を経て、ようやく周りの目を気にせずお祝いが出来る状況が訪れた事で「少しでも華やかに、おめでたく!」というお気持ちが要因なのではないかと。

色留袖も訪問着も日常では着用しない特別なお召しものです。
そして結婚式はまさに特別な出来事であり、二つの特別が重なるとそれぞれの想いも二倍以上になりますからね。

先日、八芳園さんでの披露宴の様子がTVで流れていました。
そこには黒留袖のお母様、振袖姿の妹さま、色留袖のご家族、その他多くの方がお着物をお召しになっており、その華やかさ、美しさ、特別感はとても素晴らしいものでした。

やっぱりお着物姿って場を華やかにしますし、特別感の演出の破壊力はすごいものがあります。
きっと新郎新婦はもちろんのこと、ゲストの方々もさらに特別な時間を感じた事と思います。

お着物のご着用には衣装代、お着付け代などの費用と時間がかかります。普段とは全く違うお召しものですので、動き辛さもあります。しかしそれ以上の価値、それは周りの方々へのおもてなし感やご本人の凛とした気持ちなどが生まれる特別な衣裳です。

特別な時を迎えるお二人に対する想いを言葉ナシでお伝えできるのではないでしょうか?
 

楽しそうに留袖をお選び頂いています

abitoでは留袖を数多く取り揃えておりますが、やはり圧倒的な人気は「ハイクラス留袖」および「プレミアムクラス留袖」です。
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ご子息、あるいはお嬢様の一生一度の晴れの舞台に着用する衣裳・・・つまり留袖は結婚式をさらに華やかで美しくさせ、さらにはゲストの方々への身だしなみのおもてなしとなる非常に重要なアイテムです。
よく「主役は二人だから・・・」とお聞きする事もあるのですが、ご両親も結婚式においては大変重要なキャストであることは間違いありません。ご着用になる留袖もご自信がお気に召した素敵なものをお選びする事で、結婚式の時間を存分に楽しんで頂けるのではないかと考えています。

そのためには留袖をお選びになる時間も楽しんで頂きたいです。
実際ハイクラス留袖をとり入れてから、そんな楽しい衣裳選びをされるお母様が増えたと実感しています。

特にお嬢様(花嫁様」とご一緒に来店されるお母様はその傾向が顕著です。
お嬢様だって素敵な姿のお母様とその日を過ごしたいと思っているですよね。この時だけはお母様が主役ですから、「あーじゃない、こーじゃない」言いながらご自分にぴったりの留袖をお選び頂きたいです。

そんな留袖選び中の会話の中で、以前では聞くことがなかった言葉があります。それは「かわいい!」という言葉。

「こっちの帯の方がかわいいと思うよ」・・・と今では普通のことです。
そうお嬢様に言ってもらえると選びやすくなりますし、納得出来ますよね。

ハイクラス、プレミアムクラス留袖は当店の中でも価格はお高めですが、東京の一流ホテルでご着用にも適するほどのクオリティーがあるだけでなく、結婚式前のささやかなご家族との楽しい時間も過ごして頂ける価値があります。

「価格はお高め」と記しましたが、これまでお客様に「嬉しい価格」と言ってもらえることはありましたが「高い」というご意見は一回もございません。手前味噌ですが、かなりコスパは高いのではないかと思っています。それでなければ、来る方来る方ハイクラス留袖をお選びになるわけがありませんからね。

abitoのハイクラス留袖セットプランは「ハイクラス留袖一式」+「モーニング一式」で66,000円(プレミアムプランは88,000円)とご両親の衣裳が揃う価格となっています。おそらく、このクラスの留袖だけで東京の式場では100,000円以上はすると思いますのでかなりコスパ良しですよね。

結婚式シーズンになるとお貸し出しで何着も店内にないこともございますので、出来ればシーズン前にご見学とご試着をされる事をお勧めします。昨秋もそんな状況が続きましたので、予めお伝えしておきます。


どうぞお気軽にご相談ください。
ご来店を希望される場合は事前にご予約をお入れ下さいますようお願い致します。abitoのLINE公式アカウントでもお受付しております。
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新年1月以降の結婚式で留袖をご検討されている方へ

秋になって12月~2月の結婚式でご着用を検討されている留袖のお問い合わせが増えてきました。

本当にありがたく思っていますが、10月中旬から11が下旬にかけては秋のウェディングシーズンの最盛期・・・・つまり留袖もかなりの着数のご利用となっており、現在の店内にはお見せできる留袖の数が限られております。

例えば11月1日に使用される場合、一週間以上前に準備が始まり、使用後はクリーニング等のケアが不可欠な為に約二週間強の期間はお客様にお見せ出来る状態にはありません。しかも同日に多くの留袖が使用されるため、店内の在庫が少なくなってしまっています。この状態が約一ヶ月以上続きます。

なので留袖のご見学、ご試着に時間的な余裕がまだある1月以降の結婚式でご着用を検討されているお客様は12月以降のご来店がおすすめです。もちろん当店には200着以上の留袖があるので、現時点でもご来店は歓迎いたしますが、人気の留袖はほぼお見せ出来ない事を予めご了承下さい。

特に1月・2月は秋に比べて結婚式の数も少ないですので、12月以降でも多くの留袖をご見学頂けますのでご安心下さい。


本日も数件のお問い合わせ、ご来店予約のお電話をいただきましたが12月以降のご来店でご納得いただきました。少しでも早めの準備を終えたいとは思いますが、やはり当店としては数ある中からお選び頂きたいという想いがございますのでご理解くださると幸いです。

なお12月以降のご来店予約につきましては絶賛受付中ですので、お気兼ねなくご連絡下さいませ。

「着物」の造詣を深める場所

今や振袖はもちろん、留袖などいわゆる貸衣装店で取り扱う着物はネットでレンタルできる時代です。

24時間365日いつでも着物を見比べられ、人と接することがないので余計な気を使わず、しかも格安で利用できるというメリットがあります。もちろんデメリットもありますがここでは割愛します。

さて貸衣装を利用する機会は殆どの場合が一生のうちで特別な時を迎える時です。
逆を言えば、特別な時がなければ利用することがないとも言えます。そう、何もなければ着物という和の世界に足を踏み入れることはないわけです。

結婚式、成人式、卒業式、七五三という特別な時だからこそ和の世界に踏み出せるチャンスでもあります。
せっかく足を踏み入れるならば、この時に着物の世界、着物の知識を身近に感じてみたいとは思いませんか?それはネットレンタルでは叶えることはかなり難しいことです。

実店舗に足を運び、画象ではなく実際の着物を見て、触れて、試着し、スタッフの経験や知識を通すことで「着物の見る目」を育むことが出来ます。実際に目の前にある着物はいろんな角度からまんべんなく見ることができ、試着することで肌触りやその重み、着用されたご自分の姿を見ることができます。

「百聞は一見に如かず」
ネットと実店舗の差はこれ以上で「百見は一着用に如かず」と言えます。見ただけではわからないことも、着ることで理解出来ることでしょう。店舗にはスタッフがおり、質問もできるし、最近の傾向を知ることもでき、モノの良し悪しなど着物についての話しをきくこともできます。

ネットで選ぶ際はご自身の判断だけが頼りです。スタッフがいる店舗であればアドバイスをもらうこともでき、判断基準が増え、より納得のいく決断が下せるのではないでしょうか?

ネットレンタルの最大のメリットは「安さ」。
しかし「安さ」は特別な時に着用する衣裳を選ぶ際には最上位に位置する付加価値でしょうか?もちろん理由付けの一つにはなり得ることは間違いありませんが、そこに重きを置くと後悔に繋がる可能性も少なくないと思われます。

着物はただ気に入ったものを着れればいい・・・そんな方はネットレンタルが最高ですよね。
でもせっかく選んだ着物について、様々な知識や背景や納得感を見出して着用することでより価値が深まり、喜びが増幅することは間違いありません。そんな喜びをより多く与えてくれるのが実店舗です。

実店舗の貸衣装店は着物への造詣を少なからず深めてくれる場所です。ネットでは不可能な価値を与えてくれる場所でもあります。