今のウェディング世代って本当にお洒落な人が多いですね。
ご自分ではそんなにファッションを気にしてないようですが、傍から見ればみれば十分にお洒落さんですし、なにより「自分に似合うもの」がわかっていらっしゃいます。
今や何でもスマホで調べられますし、ファストファッションで流行を抑えられるのが最大の要因でしょう。つまりある一定基準のファッション感覚を多くの方がお持ちということです。そんな時代になったんですね~。
ところで、私たちが取り扱っているウェディングドレスももちろんファッションの一部です。
しかし普段着るものではなく、それこそ一生に一度の衣裳ですから多くの方にとっては身近なものではありません。なのでどんなお洒落でファッションに敏感な方でもドレスに関しては少なからずわからないこと、知らないことがあります。
もちろん自分に似合うドレスは感覚でわかってらっしゃいますし、ドレスと言っても基本は洋服と同じなんですよね。
ではわからないことって何なのか?
まぁいろいろあるんですが、例えばウェディングドレスと言えば我々からしてみれば「白い挙式で着るドレス」なんですが、一般の方は結婚式に着るドレス、そうカラードレスも含めてウェディングドレスと思われている方もいらっしゃいます。
またドレスの中に穿く「ビスチェ」という存在を知らなかったりします。これは当然のことです。
だって一生に一度しか着ることのないドレスについて詳しく知っていてもそんなに得しませんからね。
問題なのはそれを取り扱う我々のような専門の者が、「知っていて当然でしょ!」という姿勢でいること。
ウェブサイトを見れば「美しい」「素敵」「こだわり」のような形容詞ばかりが並んでいます。確かに必要なことではあるんですが、もうちょっとお客様側に寄り添った説明とか出来ないものかなと、いつも思っています。もちろん当店も含まれていますけどね。
そして和装となるとお客様にとってはさらに知らないことばかりで、何がどうなってどうなるかなんてさっぱりわからないと思うんです。
成人式の振袖も卒業式の衣裳も七五三だってそう。これらの殆どが一度きりであり、初めて着る衣裳なのでわからないことばかりで不安があると思うんです。
やっぱり情報不足、そして不安を抱えている(例えそうでなくても)ということを念頭においた説明、接客、宣伝がこれからはより大切になってくると感じています。だって自分なら知らないまま知らないお店に行ったりしないですもん!
当店もそういった面では出来ていることは少ないですが、これからはお客様の立場になっての行動をドンドンしていきたいと思います!