私はこれまで栃木県庁に行ったことが2階しかありません。
宇都宮市役所にはそれこそ数十回も行っていますが、県庁にはそれほど用事がありません・・・これは皆さんも同じではないでしょうか?
そして先日、2回目の県庁訪問をしてきました。
現在のあの立派なビルヂングな県庁舎は五代目なのですが、敷地内には四代目の県庁である昭和館が保存されているのはご存知だと思います。数年まえにはこの昭和館での結婚式が新聞などで報じられました。
「結婚式」というキーワードに敏感に反応してしまうのは仕事柄ですが、当時はあまり興味は持っていませんでした。
しかしながら現在、当店ではフォトウェディング、結婚式前撮りは主力事業です。この事業を更に進化させたいと悶々とした日々を過ごしたいたある日に、この昭和館のことを思い出し、早速県庁へGO♡
まずは昭和館を自分の目で確かめに!
ちなみにこの昭和館は一般開放されおり、どなたでも自由に見学することができます。もちろん入場も無料です。
そして私が一目散に目指した場所がこちら
昭和館四階にある「正庁」です。
昭和13年、今からおよそ80年前に建てられたこの昭和館はご覧のように西欧的雰囲気が感じられます。アーチ型の天井、そしてシャンデリアが豪華な感じを演出していますね。
ま、ここでドレスや打掛などで写真撮影ができないかを伺うために県庁へ行ったわけです。
一般開放しているからとは言え、これが弊社が考える写真撮影等はいわゆる商業的行為ですからNGとなる場合もあります。ちなみにこの昭和館を管理しているのは栃木県庁の管財課だそうです。そしていざ管財課へ・・・・・
管財課へ行き、担当の方とお話をさせて頂きましたが、「こりゃ無理かも・・」という雰囲気が漂いまくっていました。これまで前例がないということで担当者は即答は出来ないとのことでした。まぁそれでも弊社の、そして私自身の思いの丈だけは熱く語り、「後は野となれ山となれ♡」。そんな気持ちを胸に県庁を後にしました。
そしてこのことを忘れかけていた一ヵ月後の昨日。
管財課の担当医の方からお電話を頂き、「撮影行為御免!」のお返事を頂きました。つまり撮影してもOKという許諾のお返事でした。
本当に真摯にお考え下さったのだなと、本当にありがたい思いでいっぱいです。栃木県庁は懐が深く、そして弊社のような零細企業の突然の要望にお答えしてくれる素晴らしい自治体です。栃木県民として誇りに思います。
実際、自治体との交渉はこんなにスムーズに行かないことが多いんです。これまでもいろいろと経験してきましたからこそわかるんですよね。
もちろん撮影に際しての利用にはこまごまとした条件等がありますが、納得のいくものであり、逆に申し訳ないくらいです。そう言うことで、ただいまこの昭和館を利用した結婚式の前撮りプランを企画中です。西洋的な雰囲気ですのでドレスとタキシードがピッタリなのですが、打掛と羽織袴の和の組合せでも素敵な撮影になること間違いなしです。
快く承諾くださったわけですから、それに報いるためにも昭和館を県内外にアピールし、更には栃木の魅力発信にウェディングという人生の節目を通してひと役担わせて頂ければと思っています。
栃木県庁の皆様、本当にありがとうございました。