和柄スニーカーを作ってみた
abitoが属するウェディング業界においても同じで、以前と比べていろんなことが変化しており、今や何でもありという感じでもあります。
ドレスにハットを合わせたり、和装だって今では当たり前の「洋髪」も以前なら考えられないものでしたからね。
そして何やらドレスにコンバースのキャンバススニーカーを合わせるのも流行っているようですね。これはこれでスゴイ組み合わせですが、意外とピッタリなんですね~。
でね、考えたんです。
ドレスに合わせているなら、和装でもキャンバススニーカー合わせてもいいんじゃないかと。
貸衣裳業としてはある意味タブーな取組なのかも知れません。
これまで先人が築いてきた【伝統】やら【格式】やらを考えると、「そりゃいかんぞ~」という声が天から聞こえてきそうですが、いつに時代においても伝統は変化し続けてきたからこそ今があるわけです。
変化していないものはいずれ淘汰されますからね。
ま、いつものように前置きが長くなりましたが(笑)、本題へ。
作りました、作ったりました
和柄スニーカー
元にしたスニーカーはこちら
guのキャンパス地のもの。
まずは試作品を作ることから始まりますからね。最初からコンバースなんてリスクが高すぎ、投資高すぎですからね
そしてとりあえず仕上がった和柄のスニーカーがこちらです。
いかがですか?スタッフには大変好評でしたが・・・。
上から見るとこんな感じです。
クオリティの低さが露呈
デモですね、まだしっかりと貼り付けていないからなんですよ(言い訳)
実際、人の靴なんてそこまでガン見しませんし、雰囲気が伝わればという試作品の段階ですからご容赦を。
作り方は至ってシンプル。ですが決して簡単ではありません。
和柄の生地を貼り付けるだけですが、形に合わせてきるのが本当に難しく、苦心しましたwww
こんな商売にならない面倒なことですが、全てはお客様に喜んでいただくため。この想いがなければこんなことはしたいとは思いません。
でね、想像するわけです。
このスニーカーで和装を合わせた姿、そしてお客様の喜んだ表情を。
そしてabitoの和装がこのスニーカーによって、さらに輝くことを。
今後、増産していきます。
とはいえ、手間がかかるものなので量産は出来ませんが、その分想いをこめてひとつひとつ丁寧に。
これは大人の女性用ですが、男性用も思案中です。
また七五三用や成人式用も作って、お客様にご提案していきたいと思っています。
特に七五三用は早急に対応したいと思っています。
撮影用としてはもちろんですが、小さいお子様にとって、草履での移動は転んだりしやすいですから移動用としても重宝するのかなと考えています。
【ちょっとまとめてみます】
これまで節目の衣裳は「こうあるべきだ!」という暗黙のルールが存在していましたが、いわゆる「クールジャパン」の文化が広がり、日常の衣裳で求められる「かわいい」が非日常の衣裳でも求められるようになり、浸透しつつあります。
こんな変化がもしかしたら日本の民族衣装である「和装」をもっと世界に魅力あるものと発信できるキッカケになるのではないでしょうか?
時代の変化に対応しつつ、新しいもを生み出すことは現代に限ってのことではありません。いつの時代もそうしてきたからこそ今があるわけですからね。
でもやっぱり最後はお客様に喜んでいただくためです。
その上で利便性があったら最高に素晴らしいものとなるはずです。
またすぐに新しい動きがあると思いますが、時代に取り残されることなく、それでいて「和の文化である和装」の魅力をお伝えしていきたいと考えております。
長々となりましたが、最後までお読みくださりありがとうございました。