次に来るドレスとは!?
日本の結婚式おいて、ウェディングドレスが当たり前のように着用されるようになって、約30年くらいですかね。それまでは白無垢や引き振袖などの和装がメインでした。
この30年の間、ドレスもいろいろと変化してきました。
ちなみに1980年代はこんなドレスが・・・
全体的にルーズなフォルムで、殆んどボディーラインが出ていません。そしてこの時代のドレスの象徴は何と言っても【パフスリーブ】です。
綺麗!美しい!と言うより、「かわいい!」という印象ですね。
そして2000年代に入るとかなり変わってきます。
弊社の約10年前のパンフレットから。
上の写真との圧倒的な違いは「袖」ですね。惜しみなく二の腕を出すようになりました。また上身頃がフィットし、ボディーラインも露出するようになりました。
でもデザインは意外とシンプルです。
そして2010年以降はこんな感じ。
袖が無くなり、ビスチェが大流行!
デザインも複雑になり、とくにアシンメトリーなものが多く作られました。現在でも人気はまだまだ健在ですね。
さて今後ウェディングドレスはどうなるのでしょうか?
この業界に身を置く者として、実感しているのが「シンプルなドレス」の人気が上昇しているということです。
ドレスメーカーはこれまで派手なデザインのドレスばかりを作ってきましたが、最近ではシンプルなドレスがかなり目立って来ています。
また消費者であるお客様もシンプルさを求めている気がします。
何気なく飾ったこのシンプルなドレスを目にして、「かわいい」と仰ってくださったお客様はかなり多いんです。
しか~~~し、「かわいい」と思うドレスと、実際に結婚式で着るドレスが同じになるとは限りません。何故ならドレスは会場の雰囲気、結婚式のテーマと照らし合わせて決めるものですから。
やはりシンプルなドレスをお選びになる方はレストランウェディング、リゾートウェディングのお客様が多いと感じます。
でもよくよく振り返ってみると、ドレスの流行りに合わせて結婚式場の雰囲気も変わってきたのかなとも思います。ということは、結婚式場も今後はどんなドレスでも合う雰囲気の会場が出来るのかも知れません。
そして今後のドレスの行方ですが・・・
ヴィンテージドレスがグイグイと来るかも知れません。年代的には日本でドレスが着用されるようになった1980年以前のもの。
もちろんそのまま着用するのではなく、現代風にアレンジすることになるでしょう。
ウェディングドレスもファッションの一部です。
ファッションのトレンドはリバイバルを繰り返しては新しいデザインが生まれてきました。ウェディングドレスもまさにこの時期に差し掛かって来ているのかもしれませんね。
さてさてこの予測はどうなることやら・・・当たるかも