今年はありがたいことに真夏の和装ロケーション撮影も盛況で、9月も同じく盛況、そして10月・11月も多くの撮影のご予約をいただいております。
つまり多くの和装前撮りご希望のお客様をお迎えしてきました。
ここにきて結構な頻度で「人気の紋付袴はどれなんですか?」といご質問を受けるようになりました。
この前撮りでは初めて紋付袴を着用する方が殆どですので、どんな紋付袴を選んで良いかなんてわからなくて当然です。一生に一度の撮影ですから衣裳で失敗はしたくないですものね。
あくまで当店Wedding Dress abitoにおいての実績とはなりますが、多少参考にはなるかと思います。
一番人気は黒に黒縞
ウェブやSNS等でアップされている和装前撮り画像をご覧になると、やはり一番多いのが黒の羽織に黒縞の袴という組合せです。この組合せは実は最も格式があり、婚礼だけでなく叙勲や様々なお祝いの席でもご着用頂けます。
シンプルな組合せですが、一番親しみやすく、なお且つ日本男児に相応しい組合せです。
「黒」が主体の色となりますので、横に立たれる花嫁の衣裳が色打掛でも白無垢でも引き立つことは間違いありません。
もちろん当店で最も選ばれている紋付袴の組合せとなっています。
二番人気は真逆の白
黒の羽織に黒縞の袴の組合せの次に人気なのが白の羽織りです。白は見た目からもお祝い気分を感じますし、華やかさも演出できます。
「結婚式は黒のタキシードだから違う色で」という方もいらっしゃえば、「より花嫁の色打掛が映える色で・・・」と言う理由で白を選ばれる方もおり、様々です。
こんな組合せもおすすめです
「黒もいいよな・・・」「白も捨て難い!」
そんな花婿にはこんな組合せをおすすめしちゃいます。
羽織は黒で、中に着る長着(着物)は白のツートンはいかがでしょう?
黒本来の男らしさを表現しつつ、長着の白で柔らかさをプラスすることができます。この組合せは当店でも人気があり、特に花嫁様方からは「上品な感じが♡」と好評です。
よく「花嫁が主役で花婿は引き立て役」なんて自虐的に仰る方もいらっしゃいますが、当店から言わせて頂くと「お二人が主役」なんです。
花嫁が引き立つということは、逆もまた然りで花婿も引き立っている訳です。言い方を変えれば花嫁の和装姿が華やかなほど、花婿のシンプルな組合せが際立つということです。
ぜひ花婿花嫁のお二人でじっくりと悩み、たっぷりと検討して打掛も紋付袴もお選び下さいネ。
最後に
結局、和装前撮りで人気のある紋付袴は黒と白です。当店の場合、10のうち6が黒、3が白、残りの1がその他の色です。ちなみに残りのその他の色はほぼほぼ「紺」ですね。
もちろん当店には黒・白・紺の他にも「紫」「赤」「ピンク」「ゴールド」「グレー」など様々な色をご用意していますが、皆さんそれらの色は「成人式用」と思われるせいか、お選びになりません。
でもどんないろをお選びになるかは花婿、花嫁様次第です。
「この色はNG」「この色にすべき」とか決まったルールなんてありませんので、お二人のご意向に沿って自由に色を選ぶことが何より大切だと思います。
一生に一度の記念すべき撮影です。
どうぞお二人らしい思い出を残せるよう、自由に衣裳をお選び下さいネ。