今や「結婚式をしない」という選択をされるカップル様は少なくありません。
20数年前のバブル期には「派手婚」という言葉が生まれたりしましたが、今は昔・・・。その昔、あれだけ憧れられた結婚式も価値観が多様になってきた現在では「結婚=結婚式」とはならないようです。
とは言っても結婚の思い出を作りたいのもまた真実。けれど何百万円の出費や、数ヶ月に及ぶ打ち合わせを避けたいというのも真実。
そんな方が選ぶウェディングの形は様々です。
海外やリゾートで家族だけで結婚式
ご両家でお食事会
ドレスや和装姿の写真だけ残すフォトウェディング
結婚式はしなくても思い出を残す選択肢が色々あります。以前は結婚されるお二人の気持ちより、ご家族の意思が尊重される時代があり、例えお二人が結婚式を望まなくても「しない」という選択が出来ないことがありました。しかし時代が変わり、ご両親をはじめ周囲の変化し、お二人の意思が尊重されるようになりました。
最近、当店で良くお見かけするウェディングの形が「フォトウェディング+お食事会」です。
和装やドレスでロケーション撮影のフォトウェディングにご両親やご兄弟も参加し、一緒に撮影。やはりお子様のハレノヒの姿はご両親はその目で見たいもの。後で写真をお見せするのも一つの手ですが、せっかくの機会です。ご家族にも参加して頂き、撮影そのものを楽しんで頂き、その日を思い出の日として記憶することができますからね。
撮影の後はご両家でお食事会。
このご宴会では新郎新婦も私服となり、気構えることなく愉しい時間を過ごします。通常の結婚式では新郎新婦とご家族の距離は一番遠く、お話することもままなりません。それに新郎新婦は食べることも出来ない事が殆どです。
でも私服でのお食事会なら話すことも食べることも自由自在。ちなみに殆どのお客様が食事会はご自分たちで手配されます。この部分を業者任せにすると、費用がかさんでしまいます。
「自分たちでできることは自分たちで」
これこそが無駄な出費をなくすと同時に、一つの経験・思い出となる訳です。
日本では「結婚」という冠が付いてしまうと、何かと価格が釣りあがります。食事、印刷物、お花、そして当店が扱う衣裳なども・・・・。なのでこの冠を外しながらも、中身は「結婚」というテイストを織り込むことこそが賢いやり方だと思います。
費用の大小、費やした時間の長短では結婚の思い出の価値は決まりません。
「誰と」「どこで」「何を」が肝であり、何よりその日をどう迎えて過ごしたのかが価値だと思います。みんなが共有した思い出こそ、最高に価値がある物ではないでしょうか。
結婚はどなたにとっても人生においての大切で、大きな節目です。だからと言って、「何をすべきか」を考えるのに焦ることも、期限を決めることもありません。お二人のペースでじっくりと考え、良く話し合って答えを見つけましょう。
お二人で出した答え、間違いなくそれが正解だと思います。