結婚式で着る花嫁和装には色々と種類があります。
白無垢・色打掛・黒引き振袖・新和装・十二単、そして大振袖と6種類もあるんですよ!その人気は時代によって変わるもので、十年ほど前は黒引き振袖が爆発的な人気を博してましたし、現在は色打掛が人気です。
そして次にブームになりそうなのが大振袖です。本振袖とも呼ばれています。
大振袖とは一体どんな婚礼和装なのか? そしてブームになると予想するその根拠とは!?
今日のブログでご説明しようではあーりませんか!
大振袖はこんな衣装です
「振袖」に「大」がつく大振袖はその名の通り、振袖の一種です。
振袖には「大振袖」「中振袖」「小振袖」の三種類があるんですね~。
大振袖
中振袖
小振袖
簡単に違いを説明すると、振袖の袂(たもと)の長さの違いが見た目の違いです。用途となると大振袖が「婚礼」、中振袖が「成人式」、小振袖が「卒業式」で袴と合わせる着物となります。
大振袖と中振袖の違い
まずは画像をご覧下さい。
左が大振袖、右が中振袖ですが並べるだけでは決定的な違いはわかりませんが、でも細部を見るとその違いは一目瞭然。
まずは裾
左の大振袖の裾には綿をつめた「ふき」があるのでふっくらしていますが、中振袖にはありません。そして大振袖には「比翼」という二枚重ねが施されていますが、中振袖にはないんですね~。
袖口
こちらも裾と同様に、大振袖には厚みがありますが中振袖にはないんですね。
たったこれだけの見た目の違いですが、これだけで格が変わってくるんです。日本の文化って難しいですね♡
もちろん大振袖>中振袖という構図となります。そりゃ結婚式で着る振袖と成人式で着る振袖とは重みが違いますからね。
そしてもう一度大振袖姿と中振袖姿の違いを見てみましょう!
大振袖は裾を「お引きずり」しても着ることができるんですね。その他、中振袖では使うことのない「懐剣」「ハコセコ」「末広」などの婚礼和装小物を使うので、着付け後のその重みは段違いとなります。
どうして大振袖のブームが来ると思うのか?
これはねー、あくまでも個人的な考えでしかないので、話半分で聞いておいてくださいよ。
最近の花嫁は和装にカジュアルさを求めているから
現在のウェディングシーンで和装は結構人気の衣装となっています。そもそもの始まりはお色直しのカラードレスの代わりに「色打掛」を選ぶ花嫁が増えたことですが、あくまでもドレスの代わりなので「かわいさ」「キュートさ」を求めています。
そのためヘアスタイルは洋髪で、髪飾りは洋花、メイクはナチュラル、小物でかわいさをアレンジ・・・という色打掛スタイルが圧倒的に人気なんです。
例えば黒引き振袖。
カッコ良いですし、とーっても素敵ですが重厚感があり、「カジュアル」とは言い難いですね。
やはりカジュアルさを比較すると、大振袖>色打掛>新和装>白無垢>黒引き振袖>十二単となるじゃないですかね? 今後、結婚式をされる花嫁がさらにカジュアルさを求めるのであれば、最終的には大振袖に行きつくのではないかと思います。
何と言っても着ていて最も楽な婚礼和装だから
そもそも婚礼和装は「腰紐」「伊達締め」、そして「帯」で体を締め付けるので、ドレスに比べて着心地は良くはありません。なかでも色打掛はそれ自体の重さがハンパでなく、その下には掛下・長襦袢も着るので大変です。
それに比べると大振袖は着物自体は軽く、色打掛と違って掛下はないので比べると相当楽に着ていただけます。軽さが最重要ではないにしても、「楽な方がやっぱり最優先♪」という花嫁もこれからは増えてくるのではないかと・・・・。
ちなみに婚礼和装で一番大変な衣装は十二単です。もうハンパないどころではありませんね。
衣装のレンタル代がお手頃なのも魅力
一時期、結婚式において和装は見向きもされない時代が数年続きました。某結婚情報誌の為とも言われていますが、その一つの理由としては「費用」という物があったのは間違いありません。現在でも色打掛の平均相場は27.8万円、でもこれは衣装レンタル代だけで、この他に着付け代が必要となります。
色打掛レンタル+着付けで約32万くらい・・・結構な費用になっちゃいますね♡
他のお店はわかりませんが、当店では大振袖のレンタル代は平均10万円と相場価格の半分以下。着付け代を入れても15万円くらいで済んでしまうので、かなりの費用削減となります
まとめ
いかがでしたでしょうか?
大振袖という婚礼和装のかわいさの魅力とカジュアルさ、そして見た目以外の「着心地の楽さ」「お手頃なレンタル価格」をお分かり頂けましたでしょうか?もちろん花嫁によって、婚礼和装に求めるイメージは違いはあるとは思います。しかし結婚式全体のイメージや結婚式費用のことを考えてみるとと「大振袖もいいかも♡」と感じた花嫁もいらっしゃるのではないでしょうか?
説明した通り、大振袖も振袖の一種です。
カジュアルさもあり、お手頃な費用で、打掛よりも楽に過ごせるというメリットだけでなく、あなたの「最後の振袖姿」として結婚式で着用し、ご家族はもちろん、ゲストの方々にご披露することも出来ます。
色打掛も素敵ですが、選択肢の一つとして大振袖もチョイスしてみてはいかがでしょうか?
abitoにはご紹介した以外にもたくさんの大振袖を取り揃えているので、気軽にご見学とご試着をして下さいね~