今年の卒業シーズンも後半戦を迎えています。
卒業衣装といえば「袴」となりますが、モーニングも卒業衣裳の一つです。着用されるのは小中高、そして専門学校等の校長先生です。
今日はある小学校に校長先生がご着用されるモーニングをお届けしてきました。昨年に引き続きでのご利用ですが、昨年はお届けした時には校内に児童の声が響いていましたが、今年はコロナの影響で休校となりひっそりとして寂しい感じでした。
校長室までご案内いただき、校長先生とちょっとしたお話しをしてきました。
その中で私は「校長先生でモーニング以外を着用されることってあるんですか?」と尋ねたところ、「私の知っている限りでは全ての校長がモーニングを着用しています」とのことでした。
その理由をお伺いすると・・・
「モーニングは最高礼服であり、そういった衣裳で児童たちの卒業を見送りたいからです」とのことでした。
モーニングだけでなく、特別な衣裳は場の雰囲気を高めます。
そういった意味ではモーニング着用は校長先生から卒業する児童たちへの無言の祝福であり、保護者の方たちへの「おもてなし」といえるのではないでしょうか?
実際、女性の先生の袴や校長先生のモーニングは自治体や学校から金銭的な補助があるのではなく、全て自前の出費となります。しかしそういった出費をしてでも卒業する方々を特別な衣裳で見送りたいという想いは必ず伝わるものです。例え今でなくても、いつかは伝わるものです。
伺った小学校でもコロナの影響で卒業式は在校生の参加はなく、例年とは違い少し寂しいものとなるそうです。ですがそれをカバーするほどの気持ちをもって、校長先生をはじめ教職員の方は卒業式に臨まれることでしょう。だからきっと素晴らしい卒業式になるはずです!!!
児童のみんなには卒業式の一瞬一瞬を胸に刻み込み、新たな中学校生活をスタートしてもらいたいですね。いつもとはちょっと違う卒業式だからこそ、より思い出深いものになる事を願っています。
小学校を卒業するみんな、本当におめでとうございます!
先生方の晴れ姿も褒めてあげてね。きっと喜んでくれるからね。