その昔、七五三といえば「お宮参り」がメインで記念撮影はその次という時代がありました。
その撮影も宮参り当日に行うことが多く、私の頃は笑顔はどちらかというとNGだったような気がします。しかし時代や習慣は変るもので、今や前撮りは当たり前のことですし、撮影する側は何とか笑顔を引き出そうとしますし、ご家族もそれを臨んでいます。
とはいえ、七歳はともかく五歳や三歳にとっては結構な高いハードルなんですよね。
それでも中にめちゃめちゃ素敵な笑顔で撮影に臨んでくれるお子様もいらっしゃいます。
今日はそんな姉弟さんをご紹介します。
まずはお姉ちゃん。
色白でとてもかわいいお嬢様でした。
番傘をもつ手の形もバッチリです。白い振袖がとってもお似合いですね。
お色直しでドレス姿。
こちらは七歳のドレスの中で最も豪華で大人っぽいベルベット素材のものですが、どちらかといえばお子様方ではなくママに受けのよいドレスなんです。でもご本人がお選びになったんです。
やはり振袖姿より大人っぽく感じますが、ご自分でお選びになっただけあってお似合いです。
頭の傾げ具合、ドレスをそっと握った左手の位置、そして笑顔が最高です。
さて弟君はどうでしょう?
やはりめちゃめちゃいい笑顔です!
口角の上がり具合で笑顔が変わりますがバッチリですね。短髪にゴールドの羽織袴が合いまい、五歳ながらも男らしさが伝わってきます。
スーツ姿はお姉ちゃんとは逆ですが、とても可愛らしいものとなりました。両手をポケットにいれた姿はちょっと背伸びをしている雰囲気が出て、より可愛らしさを演出してくれます。
まっすぐにカメラを見つめるその目は輝き、純真な心が伝わってきますね。
ご家族全員での一枚。
あっという間に成長してしまう子供たち。
親としては嬉しくもあり、寂しさも感じたりします。この七歳、五歳という時に家族全員笑顔の写真を残せるのは、当たり前のようで当たり前でないのかもしれません。
こんな時間があるからこそ未来が楽しみですし、ふとした時に振り返って何かを思えるのでしょう。
こういったご家族全員での一枚はご両親にとっては本当に大切な思い出となるのはもちろんですが、お子様達も大人になって見返した時にご両親のありがたさとその存在の大きさを感じることでしょう。全員にとって宝物なんですよね。
そんな大切な撮影を流れ作業にはしたくないですし、一組一組時間に余裕をもってご対応していきたいので当店では詰め込んでの撮影はして下りません。ご希望の日時に添えないこともございますが、全てはこういった想いからのことですのでご理解頂けると有難く思います。
こちらのご家族(お母様)に快く画象掲載のお許しをいただけたことに感謝申し上げます。お母様が写真の仕上がりにご納得、ご満足頂けたらからこそOKが頂けたのかなと思っております。大切な記念の撮影に当店をお選びくださり、本当にありがとうございました。