夏物

慶弔用 男性礼服は7月より夏物をご案内いたします

結婚式のお呼ばれ、または葬儀や法要などでご着用いただける男性礼服(シングル・ダブル)は7月より夏物のご案内となります。

2020-03-04 (5)
こちらは弔事バージョンですが、ネクタイを白にするだけで慶事バージョンとなります。いわゆる慶弔両用でご着用いただくことが可能です。

当店ではこの男性礼服の夏物をご用意しており、7月を前にして秋冬物と入れ替えを致しました。

秋冬物との夏物の違いはズバリ生地です。
夏物は薄手で通気性がよく、そして軽いので夏のご着用に最適です。
結婚式場にしても、葬儀場にしても夏は空調が効いているとはいえ、暑いものです。また館内ならまだしも、移動中は屋外にいることもあるので出来るだけ涼を感じることが出来る衣裳がいいですよね。

以前に比べ、日本の夏は気温も高く、そしてむかつくほどの湿気で不快指数はほぼ100に近いです。
結婚式も葬儀も人生の大切な節目であり、列席するゲストの皆様方もそれぞえの想いがあるもの。でも暑さや不快なままだとそればかりが気になり、大切な節目に向き合うことはなかなか難しくなってきます。

さらに言えば夏物礼服は見た目にも涼しげで、ある意味ではお会いになる方々への涼のおすそ分けとなり、ひとつの「おもてなし」にもなるはずです。夏には「夏物」を着る、暑い時期は着心地も見た目も涼しげであることは大人の嗜みではないでしょうか。

秋冬ものの礼服に比べサイズ展開は劣ってはおりますが、それでもある程度のサイズ幅はご用意しております。
「礼服は秋冬物だけど自分のでいいや」という方もおりますが、その際は熱中症などに十分お気をつけください。普段は半袖で過ごしているのに、いきなり長袖&厚手のジャケットを着用するわけですから、注意が必要です。

なお当店では男性礼服の他、【モーニング】【留袖】【付下げ】【色無地】【産着】【喪服】【紋付袴】でも夏服のご用意があります。どうぞお気軽にご相談、お問い合わせ下さい。

留袖を少しでも快適に着用するための裏技

5月は夏日となる日もありますが、概ね過ごしやすい時期。

しかし今後は日を重ねるごとに、温度・湿度とも上昇してくるので不快指数も比例してきます。

それでも結婚式があれば、お母様をはじめとした近親のご家族は着慣れない「留袖」を着用しなくてはならないこともあります。


留袖はご存知のように「着る」というよりは、お身体にお着付けする衣裳です。お洋服のように半袖があるわけでもなければ、通気性に優れているわけでもありません。なんなら留袖の下には【長襦袢】【肌襦袢】を身に付けなければなりませんし、帯や紐で縛られるので普段着と比べると格段に暑さを感じてしまうものです。

ここ数年は夏はただの暑さでなく、「猛暑」。

いくら結婚式場内が空調を管理していると言っても、暑いものは暑いんです。


これから訪れる暑い季節、留袖姿では少しでも快適に過ごしたいものです。無理すると大切な日に体調を崩してしまいますから、やはり自己防衛との一つとして暑さ対策をされた方が賢明ではないでしょうか?

さて留袖での暑さ対策にはどのようなものがあるのでしょうか?

夏物留袖

お着物には季節合わせた生地で作られたものが数種類あります。
秋~春にかけての【袷】、初夏や晩夏の【単衣】、真夏の【絽】があり、袷⇒絽の順番で生地が薄くなっています。
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こちらは真夏用の絽の留袖。
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生地が薄いだけでなく、通気性に優れているので【袷】の留袖と比べると、暑い時期の快適さは比較にならないほど。
絽の留袖の場合、上物だけでなく下に着る長襦袢も同じく絽の素材となるのでダブルで涼しいんです。また着心地だけでなく、見た目にも「透け感」があるので周囲の方々にも涼をおすそ分けできる優れものです。

そもそもお着物は季節に合わせて選ぶものであり、それが日本の文化でもあります。
つまりは季節を衣裳でも楽しむことなんでしょうね。

しかし絽の留袖をお持ちの方は大変少ないため、ほぼほぼレンタルしなければなりません。しかし夏の結婚式にはやはり夏の衣裳が似合うものです。

当店にも絽の留袖のご用意がありますので、ぜひご相談下さい。

絽留袖レンタル価格:15,000(税抜き)~

袷の留袖で涼しさを求めるならこの裏技

夏の結婚式でも中には「袷の留袖がいい」とか、「袷の留袖しかもっていない」という方もいらっしゃいます。
前述の通り、絽の留袖は透け感があり、それが見た目の涼しさを感じさせてくれるのですが「軽い感じがする」ということで敬遠される方もいるのが実情です。

しかし暑い夏に袷の留袖の着用は結構厳しいと言わざるを得ません。

でもご安心下さい!裏技があります。

それは上物の下に着用する長襦袢を袷ではなく、絽にすること。長襦袢自体は外に見えるものではないので、どなたにも気付かれることはありません。
ただ注意点が一つだけあります。
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左:絽の長襦袢・・・やはり透け感があり、通気性に優れているので涼しいです   右:袷の長襦袢 

長襦袢の衿には「半衿(はんえり)」という物が付いているのですが、袷の長襦袢には袷の半衿、絽の長襦袢には絽のは絽の半衿となっていて、その部分は外に見えてしまいます。なのでただ単に絽の長襦袢にしてしまうと、留袖は袷なのに半衿は絽というありえない組合せになってしまいます。

当店でご用意しているのが半衿を袷にした絽の長襦袢です。
分かりづらいですが、要は涼しい夏物の長襦袢だけど見た目は袷に見えるという優れものです。

一式で留袖をレンタルしている方にはお好きな長襦袢をお選び頂いておりますが、この特殊な絽の長襦袢だけのレンタルも行っています。
こちらを使うことで、少しは快適にお持ちの留袖を着用していただけることでしょう。

絽の長襦袢(衿は袷)レンタル :4,000円

ぜひご利用下さい

最後に

ご家族にとっても大切な一日となる結婚式。
そんな日は一日中楽しく、笑顔で、快適に過ごしたいものです。
そして新郎新婦のお母様は何かと忙しく、チョコチョコと動かなくてはなりませんし、緊張もしますし、たくさんの方々に注目されるお立場でもあります。
それって暑い夏は大変しんどいものです。
少しでもご自分の負担を減らす為にも、留袖は出来るだけ涼しく着ることが大切ではないでしょうか?

夏の留袖姿には【夏物の絽の留袖にする】【せめて長襦袢だけ夏物にする】という選択肢があります。
日本の夏は年々暑くなっていますので、ご自分のためだけでなく、新郎新婦やご家族の為にもこの選択肢をご検討してみてはいかがでしょうか?

ぜひお気軽にご相談下さい。

夏物のお父様のモーニングも取り扱っております。
サマーモーニングレンタル:17,000円(税抜き)※ワイシャツ付き