ひと昔前と比べると、今の時代の妊婦様はとても活動的です。
医療の発達、インフラの整備、周辺の方々の配慮などが以前と比べると段違いですからね。
妊娠中に旅行はもちろん、結婚式だって挙げる時代で、おおよそある程度のことなら妊娠とかはあまり関係ないのかもしれません。
そんな時代だからこそ妊婦の方は「できることは出産前に」と考えるようになっています。
出産後は自分のことどころではなくなり、育児に忙しくなってしまうので当然と言えます。
さて、結婚式をする方はもちろんですが、しない方も「出産前に和装撮影をしておきたい」という方も少なくありません。
しかし身重ということもあり、一歩足を踏み出せない方もいらっしゃることでしょう。そもそも「妊娠中に前撮りをするってOKなの?」と疑問を持たれている事でしょう。
まずはこうお答えしておきます。
「妊娠中に前撮りする方は結構いらっしゃいます」
当店では妊娠中の方の和装前撮りも喜んでお受けしていますし、これまでの多くの実績があります。
但し、絶対条件としては「つわりがないこと」「体調に不安がないこと」をお願いしています。
またお腹の出具合によっては打掛のお着付けができない場合もございますので、臨月近い(そういう方は少ないですが・・・)妊婦の方はお受けできない場合も・・・。
妊婦の花嫁をアテンドする私達にとって、一番の不安は何と言っても花嫁の体調です。
普通のお体ではないので、いつ気分が悪くなるかわかりません。私達に出来ることはとても限られてしますが、それでも行うことは「しつこすぎる!」と思われるくらいにお声がけです。
「気分はいかがですか?」
こうお尋ねすると「大丈夫です」と殆んどの方がお答えになりますが、私達はそれでも疑い続けます。
だってこちらを気にかけて、ちょっと気分が悪くても言い出せないのが日本人の性質です。いわゆる忖度ですね。
だから疑い続け、「ほんとにホントですか?」と畳みかけるようにお声がけをします。
■「気分が悪くなった場合」
その時点で一旦撮影を中止します。
そして打掛を脱がせ、座ったり横になったりして休憩して頂きます。殆どの場合、回復に向かいますが、それでもNGの場合はご本人とご主人に判断を委ねる形を取ります。
最悪、中止になる場合もあるので気分が変わる前にご負担をかけないように急ぎ足である程度の撮影を終わらせておくことを心がけているので、撮れ高に関しては殆どの場合問題はございません。
■無理のないお着付け
和装はドレスと違い、紐などで締め付けるお着付けが必要となります。
女性によってお腹の出具合も違いがあるので、状況に応じて着付けの仕方も変えています。通常のお着付けをする場合もあれば、二部式の着付けセットを使用する場合もあります。
■トイレ
妊娠されるとお腹が圧迫されるので、トイレが近くなりがちです。
和装姿だとトイレがしにくいため、敢えて水分を取らないようにする花嫁がいますが、天候の状況によっては「脱水症状」になりかけてしまう恐れもあります。
そうならないように、水分はしっかり摂取して頂き、トイレの際は女性スタッフが出来る限りのサポートを心がけています。なので「トイレ大丈夫ですか?」というお声がけもしています。
この他にもお客様に応じた配慮をしておりますが、当店にマニュアルはございません。
状況に応じて各自で判断し、一生の思い出となる撮影を楽しんで頂くために、そして妊婦様だからこその不安を少しでも軽減できるようにご対応しています。やはり今まで培った経験こそが何より物を言うと感じています。
間もなく生まれ来る小さな命がやがて成長し、いつかご家族一緒に笑顔になりながら振り返ることができる思い出の写真になるように一生懸命サポートしています。安心してお任せ下さい。
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