当店名はWedding Dress abitoですが、登記している屋号(つまり法人名)はブライダルファッション楓であることはこれまでも繰り返しお伝えしてきました。
創業以来、約10年はこの「ブライダルファッション楓」一本で通してきており、古くからのお客様やお取引先からは今でも「楓さん」とか、「楓衣裳店」なんて呼ばれ続けています。
そして約20数年ほど前、ウェディング専門館を出店するに当たり「abito」と言う名称を使用し始め、紆余曲折を繰り返しながら現在のWedding Dress abitoに辿り着いた訳です。簡潔に言えば店舗名なんですね。
しかし今では殆どのお客様に「abito」「abitoさん」と呼ばれるようになるまで浸透してきました。つまり楓と言う名称がその分埋没している訳なんですがね。
ここ数年、このWedding Dress abitoという名称が浸透しているからこその悩みを抱えてきました。
現在、当店はウェディングドレスやタキシードのレンタル業務ももちろん継続している訳ですが、ここ数年のお客様方にとっては「和装前撮りのお店」と認識されることが多く、その他打掛や振袖、留袖、七五三等々の衣裳のレンタルの比重がドレスやタキシードのレンタルを凌駕している状況です。
シンプルにお伝えすると、もはや当店は和装専門のお店となっていると言えるのです。
それなのに「abito」はともかく、「Wedding Dress」という冠は違和感を感じますし、我々としても今後は和装専門で展開していく意向ですのでお客様に与えるイメージを考えると、そろそろ路線変更を見据えて店舗名も顧慮すべき時期だと考えています。
ただウェブサイトはもとより、abitoという名称が浸透していることを鑑みると完全なる名称変更は不可能ですし、リスクが大きすぎると感じます。なので「楓」という和装専門ブランドを立ち上げ、いわば「インショップ」の体で進めてみようかなと考えています。いずれにせよ、近々【Wedding Dress】という冠は外すことになりそうです。
もしかしたら我々が思うほどお客様は気にされていないかもしれませんが、やはり和をよりイメージして頂けるように名称も和を感じる【楓】を復活させ、創業当時に立ち返り、和装の魅力を発信していきたいです。「かえで」という言葉の響きが気に入っていますし、呼びやすいし、和を感じますからね。
どうぞ楽しみに!