最近立て続けに都内での結婚式で着用する和装をレンタルして頂きました。
ひとつは明治記念館、もうひとつはアンバサダーホテルでの結婚式。
どちらとも栃木県内在住のお客様なので、衣裳は直接式場へ郵送でした。
するとぢちらの結婚式場からもご丁寧にわざわざ「御社のお衣裳が間違いなく届きましたので、そのご連絡を致しました」とお電話くださいました。これまでも県内はもちろん、様々な地域の結婚式場へ衣裳を郵送したこともありますが、その殆どの場合はこのような連絡を頂いたことはありません。
連絡を頂かないことが続いていたので、衣裳到着確認の連絡なんてありえないものと考えていたものです。
なので郵送した結婚式場から電話が着た時は「もしかして衣裳に不備があったのかな?」とドキドキしたぐらいです。
やはり全国的にも知られている結婚式場はそれだけの理由があるんですね。
明治記念館もアンバサダーホテルも毎年多くのカップルが式を挙げる結婚式場です。
人気がある⇒そのことに胡坐をかかずにより良いサービスとホスピタリティの提供⇒さらに人気が上がる⇒その継続により「格」があがる・・・このような方程式なんでしょうね。
今回当店の衣裳をご利用くださった方々はいわばゲストの方々。
そう言った方々の衣裳に関しても十二分に目配り出来ることは素晴らしいことであり、なかなか出来ることではありません。それはつまり新郎新婦やご両親への配慮でもあり、結婚式全体を見通しているからだと思います。
栃木という地方の小さな貸衣裳店が申し上げるのも差し出がましいのですが、このような素晴らしい対応をされる式場なら心から安心して結婚式ができることでしょう。「格」という物は周りの人々が付けていくものではありますが、その根源はやはり結婚式場の姿勢です。
人気が格を呼び、そしてその格が更に人気を呼ぶという好循環。
今回のこの出来事をありがたい教訓として、当店もその姿勢を見習っていきたいと強く感じました。
「電話一本」
「ほんの一言」
「ちょとした気遣い」
「何気ない言動」
見過ごしがちな小さな行動も必ず誰かが見ているものです。これが出来るか出来ないかが大きな違いを生み出すんですね。
結婚式という人生の大きな節目に携わる者は、携わるだけの人間力を備えていなければならないと改めて痛感致しました。
「新しい会場、斬新なサービス、華やかな演出を付き詰める前に、ウェディング業界は他にやることがあるのではないだろうか?」
そんなことを感じた出来事でした。