弊社のようないわゆる「貸衣装業」の店舗には年に数回、様々なメーカーさんからカタログが送られてきます。
これはほんの一部。ドレスや打掛はもちろん、七五三・振袖・袴・その他の小物に至るまで様々なカタログが大量に送られてくるんです。
普段はカタログやパンフレットをお客様に「見て頂く」立場ですが、逆の立場となり「見る側」になる訳です。
やっぱり表紙って大切ですね。CDなどでも「ジャケ買い」があるように、表紙の良し悪しでそのカタログを見るか見ないかを瞬時に判断してります・・・全く意識はしていないんですけどね。
つまり表紙を見てピンと来ないカタログはそのまま放置⇒資源ごみとなりますが、目が奪われるとくまなく拝見しますし、他のページに掲載されている衣裳も良く見えてくるから不思議です。こういう消費者心理を感じる事、そしてそれを生かすことが大切です。
でもカタログのクオリティが高い・素敵な衣裳が掲載されている=お買い上げ♡・・・こういうことはあまりないんです。だって現在の商品構成やターゲット層、そして地域性や他店とのバッティングなども考えなければなりませんからね。
とはいえ、クオリティの高いメーカーさんは自ずと頭にインプットされます←これが大切!
しかし全く興味が持てず、そのまま資源ゴミとなることが大変多いので、いつも「もったいないなぁ~」と感じています。今やネット時代ですから、メーカさんの自社サイトに新作衣裳を掲載し、そのページのリンクをメールでお知らせすれば少なくとも「ゴミ」になることはないと思うんですけどね。
また自社サイトに掲載することでエンドユーザーの結婚式準備中のお二人にも見て頂けるので、その反応も感じ取れたりと良いこと尽くめのような気がするんですが、まだまだカタログのような紙媒体が主流のようです。
ネット掲載で経費節減
⇒卸価格を安くできる
⇒エンドユーザーにもお安くご利用頂ける
⇒業界の活性化
こうならないとも限らないと思うのですが・・・・。
とかくこの業界は宣伝・広告に経費をかけすぎなんです。とはいえ、長年継続して来た手法を絶つというのはとても勇気がいることで、「宣伝経費を抑えたらお客様が来なくなってしまうかも?」という不安が付きまといます。でもその高額な費用は結局はお客様が負担することになるわけで、このことこそがお客様の足を遠のかせる最大の原因になりうることもあるのでは?
弊社は既に紙媒体とは決別し、自社サイト&ブログ&SNSのみで宣伝しています。だからこそ「ウェディング衣裳借り放題プラン」や和装前撮りロケーションプランで「打掛もう一着サービス」という全国でも稀なプランをご提供できるようになりました。
「節目の衣裳が高いのは当たり前」というのはもはや当たり前ではありません。
安ければいいわけではありませんが、企業努力なしの高価格設定はなるべく?いやいやできるだけ避けなくてはなりませんよね。
良い物を適正価格で、そして何より無理なく安心してお客様にご利用頂くことが、業界の活性化に繋がり、そして次へと繋がるはずです。弊社はこれからも他に先駆けて新しいことに取り組んで行きます。