abitoのロゴマークご存知ですか?
こちらなんです。
基本的なフォルムは和の文化でもある香道で使われる図形です。この図形は54種類あり、それぞれ名称があるのですが源氏物語全54帖のうち「桐壺」「夢の浮橋」の2帖を除く巻名が付けられています。
abitoのロゴマークはその中の「紅葉の賀」をベースにしています。
この形を選んだ訳は当店の屋号に【楓】が含まれているからです。ご覧の通り、楓の葉(紅葉)のモチーフもデザインされています。
つまりこのロゴマークに込めたのは『和の素晴らしい伝統文化をお伝えしたい』ということと、先代が考え抜いて名付けた「楓」という名前にいま一度フォーカスし、初心を忘れないようにとの二つの想いです。
長らくお着物に携わっておりますが、その魅力、美しさ、素晴らしさに年を追うごとに引きこまれ続けています。そんなお着物の価値をお客様にお伝えしていきたいですし、同じ思いを共有して頂けたらと考えています。「日本固有の」とか「伝統」や「文化」という枕詞がつくことの多いお着物ですが、それらを抜きにしても魅力ある衣裳だからこそ令和の時代でも全世代から支持されているのだと思います。
もうすぐ8月となり、8月25日はabitoの誕生日を迎えます。
創業以来、様々な時代や世相の変化を迎えてきました。
「派手婚」「ジミ婚」「少子化」「東日本大震災」「リーマンショック」・・・これらの場合、なだらかな変化でしたが、今も続く「コロナ渦」はこれまでとは違い急激な変化をもたらしています。つまり我々もそのスピードに合わせて変化していかなくてはならない状況です。
今年のabitoの誕生日を迎える時は新たなabitoとなっていることでしょう。
ロゴマークに込めた想いをそのままに、変化を恐れず進んでいきたいと思います。