家紋のお話
「確か桐ナントカ・・・だったような」
「丸が三つ入ったやつだよ」
見たこともあるし、記憶もあるけど名称がわからない方が
多いのではないでしょうか?
例えばこれ
こちらは【左三つ巴】
こちらは【右二つ巴】
同じようでも右と左があり、二つと三つがあります。
この他にも【丸に●●●】というように丸があるもの、ないものだったり
と結構複雑なんですね。
家紋をどこでよく見るかといえば、やはり先祖のお墓ですね。お盆の
時に使う提灯にも使われることが多いと思います。
弊社においては和装を取り扱っていますので、家紋には人様よりも
ちょっとだけ慣れ親しんでおります。
どんな衣裳に家紋が入るのか?気になりますね。
家紋が入る和装は
◆紋付袴
◆黒留袖
◆色留袖
◆喪服
◆七五三の五歳袴の一部
こんな感じです。
但し、紋には「一つ紋」「三つ紋」「五つ紋」と数によって格式が変わるのです。
もちろん「五つ紋」が最高ランクです。
五つ紋は紋付袴・喪服・黒留袖が有りますが、和装の中では最高礼の式服と
なっております。
逆に訪問着や付下げ、色無地などには基本的に紋は入っておりません。
※色無地にお入れする方もいらっしゃいますけど・・・
つまり紋が入った和装を着る時は家を背負うということなのでしょう。
結婚式然り、お葬式然り・・・一家の最大行事ですね。
それだけ責任があるということになりますが、こういうのって伝統であり、文化
であり、日本らしさを感じます。
こういうこともあり、ぜひ結婚式には一家を背負う責任感と
花嫁を迎え入れる覚悟を知らしめる為にも「紋付袴」をご着用していただけたら
と思っています。かっこいいですよね、男を感じさせます!!!
ここまで言ってアレですが、弊社の家紋入りの和装の家紋は既にある家紋が
入っています。
喪服や留袖には【丸に五三の桐】
紋付袴には【丸に鷹の羽】
何故この家紋を使用しているのか?不思議ですよね。
答えは「見栄えです」。それぞれの和装のイメージで家紋を使用しています。
もちろんお客様のお家の家紋をお入れすることが出来ます。それを可能に
するのが『貼り紋』というものです。
簡単に言えば、既にはいっている家紋の上からシール状になっているものを
貼るんです。
貼り紋はご注文いただいてから発注という流れになるので、少々お時間を
頂くので、急なお葬式には殆んどご対応できないのが残念です。
さてどうでしたか?家紋のお話。
家紋も今ではネットで検索できますので、一度正式な名称を知っておくと
いざという時助かりますよ。
ご親族の方に名称を聞いて、形をネットで検索しましょう!今すぐに!!!
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