似て異なる白無垢とウェディングドレス

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白無垢もウェディングドレスも結婚式の式服です。
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どちらも白の衣装ですが、その白の意味合いはちょっと違いがあります。

白無垢の場合は「相手の家の色に染まる」という意味があります。
古来、日本における結婚は「人と人」というよりは、「家族と家族」の結びつきという意味合い
が強いものでありました。もちろん現代においてはそんなことはありません。
一方ウェディングの白は「あなたの色に染まる」というもの。
家族同士というよりは結婚されるお二人の結びつきをメインにしているようです。

また白無垢は頭にそれぞれ「角隠し」または「綿帽子」、 ウェディングドレスはヴェールを
被ります。やはりそれぞれに意味があるようです。
【角隠し】
 角を隠して従順さを表すそうです。
【綿帽子】
 挙式が済むまでは、新郎以外の人に顔を見られないようにするため…だそうです。
【ヴェール】
 邪悪なものから身を守る意味があるそうです。
※全て諸説がありますので、見解が違う場合がございます。

同じ白い結婚式の衣装で、同じく白いかぶり物があるという点でもほぼ一緒ではありますが、
深く掘り下げてみると、いろいろなこがわかりますね。
いずれにしてもおめでたい晴れの衣装です。
デザインも大切ですが、こんな意味が込められているということを知っていると、衣装選びの
幅が広がるかもしれません。

長く継承されている文化や伝統には必ず何かしらの意味が込められています。
それらはほぼ「お祓い」「祈願」など、ポジティブなことばかりです。七五三や成人式、お祭りなども
そうです。
人間にできることには限界があります。だからこそ目に見えない、もっと大きな存在に今後の幸せを
祈るんですよね。ある意味、衣装はその祈りの道具の一つとして 捉えられてきたのかもしれません。

打掛の柄には「鶴」や「雲」「松」「梅」など、さまざまな柄がありますが、やはりそれぞれに意味が
あるんですよ。本当に深いです。
なので、明日は色打掛の吉祥文様に込められた意味をを書いてみようと思います。 
明日も読んでくださいね 
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