和装のお支度時間を短縮するなら二部式の掛下です
現在のウェディングシーンで再注目されているのが「白無垢」や「色打掛」といった婚礼和装です。そして弊社abitoでもこの婚礼和装に力を入れております。
これまで和装姿は「綺麗」とか「素敵」と言われてきましたが、最近では「カワイイ!」と表現されることが多くなり、より身近に感じていただけているのだと思います。
そうなると当然結婚式でもご自分のかわいい和装姿をご家族やゲストの方々にお披露目したいと思うのは極当然のことですよね。
しか~~~~し、そこには大きな障壁が存在するのもまた事実でございます。
その障壁とは「時間」です。
和装が人気とは言え、多くの花嫁にとって基本はやはりドレス。ドレスありきであり、「出来るなら」和装も・・・という方が殆んどではないでしょうか。
ですから結婚式のタイムスケジュールもドレスを中心にしてプランニングしていきます。
ここで「時間」の問題が出てくるわけです。
①「和装」⇒「ドレス」②「ドレス」⇒「和装」とお色直しには二通りあります。
①と②どちらにしても衣裳の種類が違うわけですから、「ドレス」⇒「ドレス」のお色直しに比べて時間がかかります。
特に②はより時間がかかります。何に時間がかかるかと言いますと・・・ズバリ「お着付け」です。
今のウェディングは基本的に「2時間半」の枠組みの中でタイムスケージュールを組んでいます。この時間内に和装の着付けに時間がかかると、「やりたいこと」が制限されたり、ゲストの方々をお待たせしてしまったりします。
そして和装をご希望のお客様も、この問題が一番引っかかっているようです。
『和装が着たい』という願望、『時間は掛けたくない』という願望は相容れないように思いますよね。確かに難しいと思います。
でもですね、和装業界もそんな問題に取り組んでいて、いろんなものが開発されています。
今日ご紹介するのは「二部式掛下」と「作り帯」です。
打掛をお召しになる際には順番に「肌襦袢」「長襦袢」「掛下」そして一番上に「打掛」を羽織ることで完成形となります。
この中で一番着付けに時間がかかるのが「掛下」、そして「帯です」
こちらが掛下に帯を結んだ姿となります。この上に打掛を羽織ることで打掛姿となるんですよ。
そして通常の掛下がこちら
そして通常の掛下帯がこちら
掛下は腰紐や伊達締めを使って着付して行き、最後に後ろに形を作りながら帯を締めます。これがなんと言っても時間を必要とするわけです。
そして開発されたのがこちらです。まずは二部式の掛下。
腰紐や伊達締めを使うことなく、装備されたゴム付きの紐で簡単に着付けることができます。
そして掛下の作り帯はこちら。
帯が既に形づけられていて、下の帯を体に巻いて、あとは上のものを注すだけです。
この「二部式掛下」と「作り帯」を使用することによって、打掛の着付け時間が断然短縮することができます。
つまりご希望の和装姿を実現できることになります。
アレンジとして、帯だけは通常のものを使ったりするのもいいでしょうし、逆もまた然り。
ゴム付きの紐を使っているということで、和装ではありがちな「苦しさ」も軽減されますし、またご妊娠中の花嫁様にとっても優しいと思います。
※着付けが全て苦しいわけではありません。上手な着付けは苦しさを感じません
ご自分の結婚式において、「和装を着る」という選択肢が増えるといろんな幅が広がると思います。
・お料理に和を取り入れてもピッタリ
・お父様もモーニングか紋付袴か選べることができる
・披露宴の演出も和テイストを取り入れることができる
他にもいろいろと考えられますが、なんと言ってもドレス姿と和装姿の両方をゲストの方々にお披露目できるというのが最大の魅力だと思います。
ウェディングドレスもそうですが、婚礼和装も結婚の時のみに着ることができる衣装です。「どうせなら両方楽しみたい!!!」というのは、贅沢な願望ではなく、当然の願望だと思います。
この二部式の掛下と作り帯がその願望を叶えてくれるかもしれませんよ!!!
※結婚式場の美容室がこれらの衣裳経験がない場合は、abitoでは事前のお貸し出しをしております。【ぶっつけ本番】ということを避けるためにも、前もって着付される方にご相談されることをおすすめいたします。