ニュースになっちゃいましたw
「結婚式」トラブル多発
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20151105-00000050-nnn-soci
テレビのニュース番組ではもちろん、新聞にも掲載されていました。
要は結婚式場に足を運んだ際に、「今日契約していただければ●●万円お値引き致します」
・・・いかにも今日だけ特別だと思わせて契約させてしまい、冷静になったお二人が後日キャンセルしようとすると、 キャンセルできなかったりキャンセル料が高かったりするとのことです。
こんなことをするのはごく一部の結婚式場なんですが、今回のようにニュースとして流れてしまうと、婚礼業界全体がそういう体質だと思われてしまいます。真摯にお客様と向き合っている式場さんはいい迷惑ですよね。大変残念です。
しかしながら、結婚式場と消費者とのトラブルは年間に1500件を超えているのもまた事実です。これは氷山の一角の数字で、泣き寝入りしている方も多くいらっしゃることでしょう。
こういったトラブルを防ぐ為にも、このような行為に及んだ結婚式場を公表すべきだと思います。
結婚式には「一生に一度 」という謳い文句があります。
言葉通り、新郎新婦共に結婚式に対しての知識が少なく、式場側に多くのことを委ねてしまうのもうなずけます。「任せれば安心!」と思いますものね。
しかしそれが式場の狙いでもあるわけです(一部の式場)
だって自分たちの思い通りにプランニングしていけるわけですからね。
「他のカップルさんもこうしてますよ」
「ご家族が喜びますよ」
「一生に一度ですから、これくらいしたほうがいいですよ」
・・・言葉巧みに誘い込み、結果必要ないものもオプションで付けさせたり(しかも高額)しまうんです。
現在、結婚式の組数は年々減少傾向にあります。
その理由の大元は「少子化」なのですが、「結婚式に魅力を感じない」「高額すぎる」といった理由もあります。
でもこれは婚礼業界自らが作り上げてしまったものです。
なのでこれを破壊していかなくてはならないのも自分たちの義務だと思うんです。このままだと婚礼業界の未来は想像すらできなくなります。
しかしながら元凶はこの業界でありますが、結婚式をされる方も無防備ではなく、知識や情報(婚礼雑誌に掲載されている情報ではありません)という鎧と武器を持って欲しいのです。
ただ単に「この結婚式場が素敵だから」で契約に臨むのではなく、どこまで自由度があるのかとか、持ち込みはできるのかとかを事前に調査したほうが良いと思います。
結婚式場は自由に決められます。
でも決めた時点で他の自由度がなくなる場合があります。
例えば衣裳。
結婚式場で契約したパックプランの中にはウェディングドレス2着が含まれていると思います。しかもかなりの高額です。
でもおかしくないですか?
結婚式場は自由に決めたけど、衣裳は指定されたショップのもの以外はNGになるんですよ。そのショップに気に入ったものが有ればいいのですが、ない場合は「消去法」で衣裳を選ばなければなりません。
もし仮に「他のショップから持ち込みたい」と申し出ても、「ドレス2着分がプラン内に含まれていますが、この●●万円分が無駄になりますよ。それでも良ければお持込み下さい、でも持込料は一着につき●万円頂きます」。
しょうがない・・・と思われるかもしれませんが、対処法はあります。
式場との契約前に確認することです。もっと言えば、「衣裳分を除いたパックプランで契約したい」とはっきりと言うことです。
結婚式施行組数は前述の通り、減少傾向です。
式場側は一組でも多くの施工がしたい・・・・・ということは「売り手市場」ではなく、「買い手市場」なんです。
つまりイニシアチブはお客様側が持つべきなのです。
しかし「わからないことだらけ」の結婚式ですから、その多くを式場側に委ねてしまい、あれよあれよの間にいい様にされてしまうこともあります。
だからこそ「情報」と「知識」で対抗して頂きたいのです。そしてイニチアチブを持っていただきたいのです。
多くのカップルがこうすることで、結婚式場側とのトラブルは間違いなく減ります。
何百万というお金を投じるのに、お二人が主導権を握れないっておかしい話です。
最後に・・・
【結婚式場を決定する】ということは、結婚式場と契約を結ぶということです。
当然契約には「契約内容」というものがあり、その内容は契約と同時に法的拘束力を持つこととなります。
つまり契約後はその契約内容は法的に守られます。
なので式場側の言いなりになる事なく、ご自分たちの主張を持ち、しっかりとその主張を内容に盛り込んで契約すべきなのです。
テンプレートの契約書では「お二人らしい結婚式」は実現できません。
自分達らしい結婚式を!・・・なんて広告を目にしますが、それならば契約書も自分達らしいものを提供されるべきでは?