七五三において、七歳の女の子が着用する衣装といえば振袖が一般的です。
少数派ではありますが、袴姿だったり、大変珍しい「舞妓さん衣裳」をお選びになることもあります。
先日もすこし触れましたが、当店の舞妓さん衣裳をご紹介します。
左が一般的な七五三振袖、そして右が舞妓さん衣裳です。
振袖と舞妓さん衣裳の一番の違いは、振袖が裾を上げるのに対し、舞妓さん衣裳はいわゆる「お引きずり」となります。移動する際、外へ出られる際は右手でたくし上げるなどしなくてはなりません。その為、当店では外出用衣裳ではなく、写真撮影専用とさせて頂いています。
また帯周辺にも違いがあります。
舞妓さん衣裳の帯は幅が大きく、金が主体となっており豪華絢爛です。
またうしろ姿は一目瞭然の違いがあります。
右(振袖)の場合、帯は飾り結びとなっていますが、舞妓さん衣裳はだらりと下がった状態のままです。皆さんもこの帯に舞妓さんを思い浮かべるのではないでしょうか?
更には後ろの衿周りにも違いがあります。
こちらは振袖の後ろの衿まわり。
こちらが舞妓衣裳の後ろの衿周り。背中が少しだけ見えてしまうくらいに後ろ衿が下がっています。これを「衿を抜く」というのですが、花嫁衣裳である白無垢や色打掛と同様になっています。ちょっと大人っぽい衣裳と言えるでしょう。
この舞妓さん衣裳に合わせるお履物と言えば草履・・・ではなく「ぽっくり」です。
こちらは通常の草履と比べて高さがあるので、裾を下ろして着用する舞妓さん衣裳にはぴったりです。
高さが出ることで、舞妓さん衣裳を着用した姿はさらに華やかになり、雰囲気も高まります。
撮影アイテムのひとつ、『番傘』の使用でさらに素敵になること間違いなしですよ~!
最近の七五三はお宮参りではなく、写真撮影(前撮り)がメインとなっています。
しかも和装ではなく、かわいいドレスでの撮影が楽しみのようです。確かにお子様のドレス姿はかわいいですし、残しておきたい姿でしょう。しかしお子様の和装姿だって負けず劣らずに魅力的でかわいいんです。
ドレスは七五三の年ではなくても写真館に行けば撮影できますが、和装は七五三だからこそのものです。
「普通の振袖じゃ物足りない・・・」というパパママ、そしてお嬢様にはご紹介したような舞妓さん衣裳が大変おすすめです。なかなかない衣裳ですし、舞妓さんは女の子が憧れる姿でもありますからね。
abitoにはご紹介した物も含めて二着の舞妓さん衣裳をご用意しています。
気になる方、ご興味のある方は気軽にご来店下さい。いつでもご見学していただけますからね
※ご来店の際はご予約くださいます様お願い致します。