数年前から「七五三」といえば前撮り、つまり写真撮影がメインとなっています。
しかもお着物よりドレスの方が人気があり、お子様の中には少しでも早く着物を脱いでドレスを着たいと思う子が多いとか。ディズニーやアニメでもドレス姿が多く、着物より身近でイメージが湧きやすいのかもしれませんね。
でもやっぱり寂しいものです、着物を扱うものとしては。
お店によって考え方は様々あると思うんです。
「ドレスが人気ならそっちに力を注ごう」というお店が多いですが、abitoとして「如何に着物姿に魅力を持ってもらえるのだろう」と考えています。その第一弾として、先日もブログに書きましたが日本のお姫様姿のご提案をしています。
七歳用打掛。振袖姿に羽織るだけなのでとっても簡単にご着用いただけます。撮影では追加料金は一切なしでご着用いただけます。
そして第二段として「ぽっくり」をご用意しました。
こちらが「ぽっくり」。「ぽっくり下駄」とか、地域によっては「こっぽり」と呼ばれることも。
よく勘違いされることがあるのですが、この七五三用のぽっくりは花魁(おいらん)下駄とは似て異なるものです。お子様のお祝いですからさすがに花魁が衣装するものではありませんのでご安心下さい。
このぽっくり特徴は何といってもその高さと豪華なデザインです。
高さがあることでお淑やかさが出ますし、漆の黒と描かれた金の鶴が豪華さを演出してくれます。要はちょっと背伸びをした大人な七歳の振袖姿をお楽しみいただけるということですね。
予めお伝えしておきますがこちらのぽっくりは撮影専用です。
高さが結構あるので普通にあることは出来ませんし、転んだりしたらとても危険ですからね。ちなみにabitoでは七歳用をもう一つと三歳用も取り揃えており、全て無料でご利用いただけます。
ホテル、飲食店などの内装などをはじめ、様々な分野で「和」のテイストが人気を博している近頃、七五三でも着物姿の魅力と素晴らしさを再発見して頂きたいと思っています。それは新たなことを付け足すような小手先のことではなく、隠れていたものを掘り出していくことだと考えています。打掛もぽっくりも隠れただけにすぎず、改めて見ていただければ必ず支持していただけるのでは。
さてさて話はかわりますが、abitoでは既に七五三の衣装を2階フロアにて展示中です。
こちらは七歳の振袖とドレスやタキシード
こちらは三歳の被布セットと五歳の羽織袴。
abitoでは七五三の衣装にランク付けを行っておりません。
つまりどの衣装を選んでも料金が変わることはありません。ブランドでも正絹の古典柄でも人気の衣装でも全て一律となっています。
だから早い者勝ちです。
前撮りだとしても一度予約が入るとそのお客様が撮影が終わるまで店頭から姿を消してしまいますし、お宮参りでの使用に関しても吉日から予約が埋まってしまいます。abito史上最速で七五三の衣装を展示した訳は真っ先に行動してくれた方を最優先するためでもあります。
いわゆる「Give & Take」ってことですね。
また七五三の前撮りではフォトスタジオさんでは消極的なロケーション撮影を積極的にご案内していますので、是非お気軽にご相談下さい。
桜や紅葉の美しい場所や日本庭園など様々なロケ地をご案内しています。
直近では春の桜でのロケーション前撮りがおすすめです。
ドレスもいいけど着物もね!
ドレスの撮影は七五三でという必然性はありませんが、祝着のお着物は違います。この時だからこそ撮影する意味があるものなのです。
abitoの七五三プラン