100歳の花嫁様
いただ きます。
先日、ある施設で御年100歳をめでたくお迎えになった
おばあちゃまがいらっしゃいます
今年で100歳ということは、大正二年、西暦で言えば
1914年のお生まれということになります。調べてみますと
その年に第一次世界大戦が勃発しているんですね。
そして時の日本の総理大臣は山本権兵衛(その後、大隈
重信)でした
長い時間の経過を感じます。
世界においてわが日本は長寿国として上位にランキングされ
ていますが、それでも100歳を迎えることが出来る方はほんの
一握り。
肉体的にはもちろん、精神的にも健康であるからこそのことだ
と思います
前置きが長くなりましたが、そんな100歳をお迎えしたおばあちゃ
まのお誕生日のお祝いにabitoも参加させて頂きました
弊社に出来る事といえば衣裳を協賛すること。
100歳のお祝いにおめでたい色である赤の色打掛を記念に着て
頂こうというプロジェクトを約一年前から準備していました。
お元気とはいえ、100歳という高齢を考えると少しでもお体に負担
をかけてはなりません。
「少しでも軽い色打掛はどれか?」
「どのようにお着せしたら一番楽なのか?」
想定できうることはたくさんありましたが、同業仲間に相談したり、施設
の方にアドバイスをいただくことで無事にお祝いをすることが出来ました。
施設のスタッフの方がお化粧を施しました
髪飾りも付けて100歳の花嫁の登場です
おばあちゃまにお伺いすると、ご結婚された時に婚礼衣裳を着る機会
がなく、今回が初めての婚礼衣裳体験だそうです。
80年近くのときを経て、念願を叶える事が出来ました
お祝いのイベントにはご家族、入所者の方々、施設のスタッフの方々な
ど多くの方が参加され、とても賑やかになり、アットホームの雰囲気
の中で幕を閉じることが出来ました。
お誕生日プレゼントが続々と
市からのお祝いの賞状
すこし恥ずかしかったようですが、インタビュー
後半は少々お疲れのご様子でしたが、たいへん喜んでいただ
けたそうです。
ご本人とご家族に喜んでいただき、参加された方も終始笑顔でした
何歳になっても婚礼衣裳は女性にとって憧れであり、またお祝いの衣裳
は周りの方々も笑顔にする力があるのだと再確認しました。
100歳という節目を迎えたこちらのご婦人は日本の宝です。そのお祝い
に参加させていただけたことを心から誇りに思います。
そしてもっともっと長生きして頂きたいと切に願っています。
どうぞこれからもお元気でお過ごし下さい!