普段デニムにシャツといったラフな服装が多い女性が、「ここぞ!」という時にエレガンスなワンピース姿で現れると全く別人のように感じることってありますよね。
ビールだってグラスよりジョッキで飲んだ方が何故か美味しく感じることあります。
同じ人間、同じ味のビールでもちょっと何かを変えただけで、捉え方が全く違ってくるものです。
写真も同じなんですね。
皆さんもインスタなどで写真を自分好みに加工されていると思います。
加工後の写真と加工前の写真は同じ写真ではあっても雰囲気が全然違って感じているはずです。
でもフォトスタジオなどで撮ってもらった写真は「このままがベスト!」だと思いがちですが、そうとも言いきれません。
つまりはフォトスタジオ側のセンスでしかないので、スマホで撮影した画像と同様に、自分好みに加工するのもありなんですね。但し、加工前の写真はそれはそれでしっかりと保存することを忘れてはいけませんのでご注意下さい。
さて、写真の加工には色々ありますが今回は「トリミング」、そして「色加工」でどのように写真の雰囲気が変わるのかをお知らせしようと思います。
まずは「トリミングです」
こちらは加工前の画像ですが、トリミングをするとこうなります。
何を中心にしてトリミングするかでも雰囲気は変わるのですが、こちらでは花嫁の掌にフォーカスしてみました。
加工前に比べ、迫力がでますよね。さらに掌の存在感が引き立つので、「said yes 」という文字に目が引き込まれます。つまりストーリー性が強調されるのです。
また縦横の比率も変わるので、全体的なテイストも違ったように見えてきます。
もう一つは色加工。
今回は分り易く、カラーからモノクロへの変更でご紹介します。
元画像がこちら。
真紅の生地に色とりどりの刺繍が大変美しい色打掛姿です。こちらをモノクロにするとこうなります。
鮮やかな色合いはなくなりましたが、その分「時間を切り取った」という演出が感じられると思います。つまり時を止めたかのような画像へ早変わりするとも言えますね。
また加工後のモノクロの写真だけを見た方は多分こう考えるのではないでしょうか?
「この打掛は本当は何色なんだろう?」
見る側の想像力を膨らませる効果もあるんですよね。
でもこのモノクロは打掛姿という伝統的な衣裳だからこそ成り立つのであって、いまどきのキュートなドレス姿ではこちらほどモノクロにする効果はないと思われます。
結局、どの画像にどんな加工を施すかはその人の好み次第。
またセンスが問われるところでもあるので、加工のやりすぎは禁物です。画像加工には正解がなく、考えれば考えるほどドツボにはまってしまう危険性があるので、思いついた一瞬で済ませることが大切です。
一見つまらなく見える写真も、加工次第でステキな写真へと変化する可能性を秘めています。
もしそんな写真があったらトリミングや色加工にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?もしかしたら部屋に飾りたくなる写真になるかもしれませんよ!
いずれにしてもどんな写真にしても大切な思い出です。
スマホやデジカメに保存されている物は操作一つで簡単に破棄できてしまいますが、逆を返せば破棄してしまうと二度と目にすることはできなくなります。
まずはその画像の加工後を想像し、少しでも良いイメージを感じたのであればトライしてはいかがでしょう。もしかしたら一生ものの写真になるかもしれませんよ~♪