もはや美術品

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婚礼和装の打掛は日本の伝統工芸品と言われることがあります。

それこそ平安の時代から受け継がれてきた縫製や染めなどの技術が駆使されて
いる衣裳ですからね。伝統であり、文化であり、歴史でもあります。つまりぶれない
価値があるわけです。
ここ数日はそんな打掛の商品撮影をしているのですが、ちょこっとご紹介したいと
思います。
_MG_0575
【飛翔白鶴八重七色】
レインボーカラーを下地に、白鶴が飛んでいる様子を刺繍で表した構図となって
います。和装は正面はもちろん大切なのですが、同様に後面も大切なんです。も
しかしたら後姿がメインなのかもしれません。
_MG_0576
白鶴がいきいきと飛んでいる様子はこちらのほうがわかりやすいですよね。
いつも思うのですが、色打掛の柄は一つの「絵」ではないでしょうか?
婚礼に着用する衣裳ですから、もちろんストーリー的にはおめでたい柄を使い
お祝いを表現しています。
この衣裳に「お着付け」の技術が加わってはじめて、日本の花嫁姿が誕生する
ことになります。まさにプレミアムです。

打掛は「工芸品」と冒頭で書きましたが、前から後からと画像を見ると、もはや
工芸品の枠を超えて「美術品」ではないかと思ってしまいます。
ファッションを身にまとうのがドレスだとしたら、芸術を身にまとうのが和装です。

ご自身最大のお祝いイベントの「結婚式」。
日本の技術が結集された美術品の色打掛で臨まれてみてはいかがでしょうか?
それこそ日本の結婚式だと思います。
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