今日はあさ一番で留袖とモーニングのお客様が来店されました。
入り口でお出迎えすると、お二人はペアルック・・・というか同じポロシャツ?をご着用されていました。そしてシャツの胸元には見覚えのある、そして懐かしさを感じさせるマークが。
こちらがそのマーク。
見覚えがあったのも、懐かしさを感じたのも私の母校である【國學院栃木】の校章だからです。卒業してかなり年月が経過しているにもかかわらず、瞬時に気付いたわけですから意外と忘れないものですね。他の方もそうなんでしょうか。
お客様がなぜこの校章付きのシャツを着ていたかと言いますと、abitoの近くにある総合運動公園で行われている高校野球の応援があるからとのこと。つまり國學院栃木高校の野球部員のご父兄なんですね。
コロナの影響で高校野球は無観客での試合となりますが、部員のご家族だけは応援できます。
校章入りのシャツをご着用されていれば身分の証明になるからだと推測しました。
さて國學院栃木のこの校章ですが、在校中は全くなんとも思っておりませんでしたが今見てみるとかなり秀逸なデザインであると感じます。「國」「學」が旧字であり、どことなく家紋を思わせるところが良い感じです。着物という日本の伝統文化の衣裳を扱っているからこそそう感じるのかもしれません。和の情緒が溢れるデザインはやっぱり素敵だと思います。
まぁ母校ではありますが、愛校心はあまりないんですけどね。
例年であれば夏の大会は甲子園への切符をかけた大会だったはずですが、今年は残念ながら独自大会に過ぎません。
一年間、一生懸命練習し、努力してきた高校球児にとっては(特に三年生)ただただ残念でならないことでしょう。「どうして俺たちの時に・・・」と誰もが思っていることでしょう。
私もそう思いますし、かける言葉も浮かびません。
ですがこの経験は間違いなく将来の糧となることは疑いの余地がないとも思っています。人生にはいくつも不条理なことが起こり、苦しみや悲しみを感じることが度々訪れます。
高校在学中にこれほどの不条理を経験するのは過酷過ぎるとは思いますが、その分大人への成長も早く、今後の試練も乗り越える力が養われているのではないでしょうか。
独自の、甲子園への道のない大会かもしれませんが関係各所、学校関係者、そして家族の協力による、想いが込められた大会ともいえます。練習で培った成果、仲間としのぎを削ってきた努力と技術を如何なく発揮し、勝敗関係なく昇華してください。きっと将来、素晴らしいことが皆さんに訪れることでしょう。
さぁまたしても話が脱線し、着地点を見失ってしまった感は否めませんがご愛嬌ということで。
國學院栃木高校野球部頑張れ!!!