着用してはじめてわかる黒の色打掛の魅力

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皆さんのイメージする色打掛は何色ですか?

多分、多くの方が「赤」をイメージされるのではないでしょうか。
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abitoが取り揃えている色打掛でも赤が最も多く、恐らく他店でも同じだと思います。

色打掛=赤 =おめでたい(色)=結婚式・・・・方程式として完璧だと思います。

ただ赤の色打掛と言っても上の3つの画像のように、同じ赤でも様々な種類があります。
柄はもちろんのこと、朱に近い赤もあれば、そうでないのもあります。そもそも色打掛は大変多くの色が使われる衣裳であるので、全体的に見れば赤の比率は多いものの、赤一色と言うわけではありません。

この色に関しては他の色でも同じことがいえます。

例えば黒の色打掛。
「黒」と言うことで「地味」とか「暗い」、「華やかさが足りない」とか思われることでしょう。実際、abitoには黒系の色打掛が何着かありますが、お客様にお見せしても反応は小さく、スタッフもこれまで推すことも少なかったんです。やはり赤系をお勧めしてしまうことが殆どでした。

しかし最近、この黒の色打掛で和装撮影をされてお客様がいらっしゃいました。
ちなみにご着用になった打掛がこちらです。
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八重がさね(十二単をイメージした作り)の打掛で、ご覧の通り地色は黒。
ですがボタン柄には白や青、オレンジや緑などの色が使われており、黒の地色によって大変際立つように見えます。

赤や色の対極の色とされる「黒」。
多くの方が「地味な色」と思っていることでしょう。しかしある意味では「派手な色」と私は考えています。普段着でも「黒だけは絶対着ない」と言う方も少なくないですし、全身真っ黒のコーディネートでお出かけするのはちょっとの勇気が必要です。

つまり黒って嫌が応にも「目立つ色」、「目に入ってしまう色」なんですよね。つまり派手であるといえます。
そもそも和装において、黒と言う色は最高の色とされているんです。


この黒の打掛、久々に撮影でご着用頂いた訳ですが、率直な感想としては「こんなにかっこいいなら、絶対お客様にお勧めすべき」ですかね。
かわいいをお求めの花嫁にはそぐわないとは思いますが、「かっこいい」「大人」「すっきり」「個性的」な花嫁像を頭に描かれているなら一考の価値ありです。

黒だけでなく、色打掛全般にいえることですが、「ただ見る」のと「着て見る」のとでは印象が全く違います。例えただ見た時にパッと何も感じなくても、試着した姿を見たら何かを感じるかもしれません。逆も然りで、ただ見た時に「♡」と思っても、いざ着て見たら「あれ?」と思うことも・・・。そこが普段着と婚礼和装の大きな違いだと言えます。

ちなみにこの色打で撮影をされたお客様の実際の写真は後日にこちらのブログでご紹介いたします。
ご主人も黒の紋付袴をご着用になったので、「黒+黒」でとってもかっこいいですよ~。早くお見せしたいです!!!

なかなか他所でもお目にかかれない黒の色打掛。
結婚式のお色直しの衣裳、または和装前撮りの衣裳としてご検討されてみてはいかがでしょう?実際にご試着なされば、私がブログでお伝えしたかった魅力がきっとご理解頂けると思います。

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