ちょっと前まで「今年の卒業袴のお客様は例年に比べ少なめ(泣)」と思っていました。
先週、いや先々週あたりからでしょうか、そんな思いを払拭させるほど大変多くの方にご来店頂いております。ご存知の通り、現時点で栃木県内は「まん延防止等重点措置」の地域に指定されております。
ご来店が少なかったのは、おそらくこのため・・・というかこれ以外考えられません。
とはいえ、期間の延長が決まったにも関らず次々とご来店頂けているのは、「どんな形にしろ卒業式は行う」と学校側が決断されたからだと思います。これなら合点がいきますからね。
卒業される学生さん達だけでなく、見送る側の先生方もこの2年は大変な思いをされていることでしょう。
学校の種類を問わず、「卒業式」は最後の節目です。見送る側も見送られる側もそれぞれの思いを胸に秘め、その日を迎えたいはずです。以前では考えることなど出来なかった「卒業式の中止」、このコロナ渦ではその可能性は少なからずあります。
しかし卒業式は新しい人生の出発点であり、生涯の思い出となる大切な節目です。
式典を運営する側の感染対策等々のご苦労は計り知れないことだとは十分理解してはおりますが、可能な限り式典を開催し、それぞれの想いが宿る時間をお作り頂きたいと願うばかりです。
「卒業衣裳は着用不可」でもいいんです。
肝心なのは同じ時間を共有された方々が最後に集う場を設けることだと思います。どんな形でもいいんです、「卒業式」という思い出が残るようご配慮いただけますようお願い致します。