和箪笥

アンティーク和箪笥 再びゲット!

Wedding Dress abitoの店内にはアンティークの和家具がディスプレイとして配置しています。

こんなのとか・・・
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こちらは社長のおばあ様の嫁入り道具でしたが、縁あってここに来ました。

こんなのも・・・
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こちらは知り合いから頂いた「長持(ながもち)」。

ひと昔前なら簡単に捨ててしまったであろう古い家具も、今では希少価値のある「アンティーク」として人気があります。購入するとなるとそれなりの費用がかかりますが、これらは全てタダでゲット。

ご存知の通り、abitoは今や「和装ロケーションフォトのお店」として浸透しており、当店としても和装の専門として様々な情報を発信しています。そうしたこともあり和装と同じ日本文化のひとつである和の家具、それも価値あるアンティークのものが店内にあると説得力が大きいと考えました。だって雰囲気あってこそってありますからね。


そして先月、新たにアンティークの和家具が仲間入りしました!それがこちらです。
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ずっと欲しかったんですよね~、こういう飴色のアンティークの和箪笥。
というのは偶然にも日光にある超高級ホテル「リッツカールトン」のスウィートルームを拝見する機会がありまして、そのお部屋にやはり飴色の和箪笥があり、真似したかったんです。

こちらもタダでゲットしたのですが、下さった方は和装ロケーションフォトで大変お世話になっているロケ地である栃木市の「岡田記念館」のオーナー様です。この箪笥がずっと放置されていたので、思い切って「不要ならいただくこと出来ますか?」と申し上げたところ、「いいよ~勝手に持って行ってね」とご快諾!

正直、こちらの箪笥のコンディションはあまり良くなく、ところどころ剥げていたり、素材が弱っていたりはしますが何せタダですから贅沢は言えません。それでも雰囲気があり、いい感じです。
リッツカールトンの真似をし、入り口近くに置くことにしました。


ご紹介したいずれのアンティーク家具もそれこそ7~80年物で、その味わいと深みは経年変化があってこその味。
大袈裟かもしれませんが、歴史的価値があり、その間には戦争を含め様々な事象を見届けてきたことでしょう。今現在、これらがWedding Dress abitoの店内にあるのは、やはり「ご縁」があったからこそです。

ご来店くださるお客様方も当店と「ご縁」があったからこそだと常々思っていますので、それに通ずることと考え、大切に使わせて頂いています。

古き物、文化、伝統・・・当店が扱う和装とも通ずるところもあります。
こういったものを大切にし、継承していくことも未来への投資ですし、お客様への説得力の根源だと考えています。

ぜひご来店の際はこれらのアンティーク家具をご覧下さい。
見た目は古さを感じるかもしれませんが、その中にはきっと新しさも隠れている事をご理解頂けることでしょう。

abito的重要文化財入荷しました

昨日、当店に旧作?が入荷・・・というよりやってきました。

どんな旧作かというと、こちらです!IMG_9734

この和箪笥です。

これは私の祖母が嫁いでくる際の【嫁入り道具】のひとつだったもの。多分、昭和15年前後に嫁いだとのことですからおよそ80年物の立派な旧作ということになります。80年の時を経て、私のところに来たのも何かの巡り合わせです。
実は祖母は30代前半で亡くなっているので私は会ったことはありません。だからこそ祖母に対する想いもありますし、この年になって祖母が所有していたものを私は受け継ぐことに嬉しさを感じています。

とはいえ・・・日常で使うのではなく、お店である意味ディスプレイ的な存在でいてもらうことになります。

当店は結婚式関連企業ということもあり【嫁入り道具】であるこの箪笥は当店と関連性がありますし、80年という長い時間を経過し、経年変化はあるものの当時と変わらぬ姿であることは【継続性】を意味し、お客様にとっても良い縁起に繋がるのではないかと考えています。

この世の中、常に新しい物が生まれている訳ですがこちらのような古い物は反比例して減少しています。
時間という物が作り出したこの価値はどんなに文明が発達しても作り出せることは出来ないものでから大変貴重ではないでしょうか。


「懐かしい!」「素敵!」「こういうの良いですよね~」と思ってくださるお客様もいらっしゃるでしょうし、中には「古臭い」というご意見もあるでしょう。いずれにしてもこれをご覧になったお客様に少しでも何かを感じ取って頂ければ、私はもちろん嬉しいですし、祖母も悪い気はしないと思うんです。とにかく受け継いだからには大切に取り扱い、次の世代へ継承させていきたいです。

これで歴史的価値のある調度品?は二つ目です。
もう一つは以前にご紹介した長持です。
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どちらともabito的重要文化財として認定したいと思います。ご来店の際はどうぞご覧くださいませ。