結婚式にお母様や近親(既婚者)が着用する和装の最高式服である留袖。
レンタルされる方もいらっしゃいますが、中にはご自分でお持ちの留袖を着る方も少なくありません。しかし「タンスから引っ張り出してきました」という方が多いんですよね。
それもそのはず、なかなか着る機会もなく、【購入して数十年して初めての着用】という方も少なくありません。中には母親から譲り受けた場合もあります。
するとこういう問題が起こりえます。
「何が不足しているのか全くわからない」
「本当に一式全てが揃っているか不安で仕方ない」
今回はそんな方々のために、留袖を着る際に必要な小物を名称と画像でお教えしようと思います。是非参考にして頂ければ嬉しく思います。
留袖を着るのに必要な小物
帯
これが無くてはどうしようもありません。
長襦袢
留袖の下に着る着物です。衿に半衿が付いているかも確認が必要です。
帯揚げ
留袖の場合、白の帯揚げとなります
帯締め
こちらは平のものですが、編みこんだ形の物もございます
草履
長らくしまいっぱなしだった場合は、下底や鼻緒が劣化してしている場合もありますので確認が必要です。
バッグ
バッグに関しては和装ようでなくても、留袖に合わせてもおかしくないものでしたらOKです。
末広(扇子)
新郎新婦のお母様や近親の方ほど必要なアイテムです。
帯枕
前板
伊達締め
2本必要です
腰紐
基本的には4本必要ですが、着付ける方によって違うことがありますので確認することをおすすめします。
衿芯
コーリンベルト
肌襦袢
サイズがありますのでご注意を。こちらは新品となっておりますが、一度使ったものでもOKです。その際は使用前に洗濯しておきましょう。
裾除け
やはりこちらも肌襦袢同様サイズがあります。こちらも未使用品で無くてもOKです。
※肌襦袢と裾除けが一体化している肌着もございます。そちらの場合はそれひとつで問題ございません。
足袋
足袋にももちろんサイズがあります。何度も使用している足袋は洗濯の度に縮んでしまっている場合がありますので、事前にサイズの確認をしておきましょう。
その他
殆どの場合、着付け補正用にタオルが2~3本必要となります。
ご自分で用意しなければならないことが殆んどですが、お着付けの方が専用の物を手配してくれる場合もありますので事前に確認しておけば案新です。
最後に
留袖や振袖などは着物だけでなく、その他ご紹介したようなたくさんの小物が必要です。
我々のような専門家であれば、何があって何が不足しているかは当然ですが簡単に把握できます。しかし一般の方となると、以前と比べるとわからない方が多い時代です。つまり「わからない」ということは決して恥ずかしいことではありません。
もっと極端に言えば「わからなくて当然」とも言えます。
一番恥ずかしいのはわからないままに留袖を着用する当日を迎え、着付けを始める段階で不足品があることに気付くことです。着付けの方にもご迷惑がかかりますからね。やはりわからないことは、わからないままにしておかずに、事前に対処しておくことが大人としてのマナーではないでしょうか?
留袖を着用するということは、つまりおめでたいことがあるからです。
そんな晴れの日は全てがスムーズに進むように準備しておくことが大切なのではないでしょうか?
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