2016年 3月 の投稿一覧

お友達同士でウェディングパーティーのお客様

本日ご来店いただいたお客様はお友達だけをお呼びしての気軽なウェディング
パーティをされるカップル様。

準備期間は約1ヶ月。
新郎様の仕事の関係上、時間があまりなく、でも「友達にはちゃんと結婚の報告が
したい」とのことでした。場所はレストランで、当初は衣裳も超シンプルなもので良いと
お考えでしたが(あまりウェディングっぽくしたくない)、最終的に新郎新婦の衣裳の
組み合わせはウェディングそのものでした。
これは新婦様も仰っていましたが、試着していくうちにちょっと欲張りになってしまった
そうです。でもこういうことって少なくはありません。気分が乗ってくるというか、段々
その気になってくるものなのです。

とは言え、選ばれたドレスはスレンダーなシンプルドレス。そして新郎様が選らんだ衣裳
はなんと・・・・モーニングでした!IMG_2167
モーニングは「お父様の衣裳」として現在定着していますが、そもそもは午前中に着る
正礼装の服であり、新郎様が着ても何の問題もございません。
それどころか昭和30年代から40年代にかけては新郎様の衣裳として定着していたん
ですよ!

シンプルなウェディングドレスとモーニングの組み合わせは何となくクラシックな感じで、
我々にとっても新鮮でした。大人ウェディングにはいいかもしれませんね。
ただモーニングを着られる場合には注意点があります。それは新郎の髪型です。
出来ればワックスなどで固めることをおすすめしますし、オールバックにしていただくと
とってもかっこいいですが、髪型によっては逆に幼く感じてしまうかもしれませんので
ご注意下さい。

お二人のウェディングパーティーは4月下旬です。
このパーティーに関しては新郎様がお忙しいこともあり、その殆んどをお友達がプロデュースし、準備をしているそうです。
本当に友人というものはありがたい存在ですね。

結婚式を式場側に全てお任せするのも便利で楽で、しかも素敵なものになるのは間違いありません。しかしその分費用もかさみます。
費用をかけなくても気持ちのこもったウェディングは実現可能であり、お友達との絆も
より深くなるというものです。

今のウェディングはある意味何でもありで、全てはお二人のお考え次第です。
こだわる=費用をかけるではありません。

どんな想いでウェディングをするのか?
誰と一緒に時間を過ごすのか?
どんなアイデアを盛り込むか?
こういう事が何より大切であり、形となって表れるのだと思います。

どこを探してもないモノは自分達で作り上げればいいんです!!!
型にはまらず、お二人らしいウェディングは人に作ってもらうものではなく、自分達で
作り上げるものです。
そんなウェディングを当店は応援しています。多少なりとも知識・経験がありますので
上手く利用しちゃって下さい!
 

当店で一番人気の白無垢

しつこいようですが花嫁の婚礼和装の人気は留まることをしりません。

ドレスオンリーの時代(和装は見向きもされなかった)が長く続き、和装関係者は
「このまま和装は終ってしまうのか・・・ 」という恐怖心さえ感じたものです。

でも長い歴史からみたらこの暗黒の時代も「一時」に過ぎなかったようです。古来から
受け継がれてきた【文化】【伝統】の底力ってやっぱり凄いんですよね。

さて婚礼和装はまずは黒引きから復権したと感じています。
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ロケ撮 田崎様 001

「黒」という色は和服においては最高の格式の色です。
でも黒引きの人気はそういったことではなく、ある意味「カッコイイから」「和を感じるから」と言うことだったのかもしれません。何より拍車をけけたのは、当時人気絶頂だったアーティスト同士のご結婚で着用されたからだと思います。

そして次に火がついたのが「色打掛」です。
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これは関西方面からの流れだったと思います。ご存知のように関西と言えば古の都の
京都があります。元々この地域は伝統的に和装が根付いており、結婚式に打掛を着る
のは珍しくありませんでした。
ただこの時は「色ドレス」の代わりに「色打掛」を選ばれることが多くなったそうです。
ちなみにこの色ドレスという衣裳は日本独自のもので、西欧やアメリカなどではあまり
着用されていないようです。

そして今、遂に白無垢の時代もやってきました。
白無垢は元々「式服」という観念が強く、なかなか「お色直しの衣裳」としては選ばれる
ことはありませんでした。しかし最近では「神社挙式」も増え、自ずと白無垢をお探しの
お客様も増えてきたのが現状です。
他の和装同様、こちらも芸能人の方が結婚式で着用されたことにより注目されるようにななりました。

さぁ前置きが長くなりましたが当店で一番人気の白無垢と言えばこちらです!

「紅こふき」
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実際に着るとこんな感じです。
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白無垢といえば全て白という印象をお持ちだと思います。
確かにそうですし、名前からもそう感じますよね。でも元々日本においての慶事の衣裳
の色は「黒」でした。紋付袴・留袖がいい例ですよね。
そして「白」というのは死に装束の色です。今でも亡くなった方は白を着て棺に収められる
こともあります。
とは言え、白無垢は死に装束ではありません。
白無垢の白はドレス同様に「あなた(嫁ぎ先)の色に染まります」という意味もありますが、
もう一つ「決死の覚悟」・・・いわゆる不退転の覚悟を表してもいるんです。※諸説あり

でも日本では「紅白」はおめでたい色の組み合わせです。
だからこの白無垢に赤を足せば気持ち的にも、見た目にもおめでたくなる訳です。しかし
こういったことが本当に理由ではなく、ただ「見た目に美しいから」というのが、この紅こふきが選ばれる最大の理由だと思います。

同じ紅白の白無垢でも、もう一つ「紅裏(べにうら)」というものもあります。
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こちらも紅こふきに負けず劣らずの人気です。
紅こふきと違い、打掛の裏前面が「紅色」となっており、同じ紅白でも少々雰囲気が違って
います。
どちらにしても紅(赤)が入ることで、ちょっと豪華にちょっと華やかになりますね。

もちろん神前挙式の式服として、披露宴での衣裳としてご着用いただけます。

こう考えると芸能人などの有名人の影響力って半端ありませんね~。近々大型化カップルが披露宴をされるようですが、どんな衣裳を着るのか?和装もお召しになるのか?
とっても気になります!!!


 

フォトウェディングの価格をわかりやすくしてみました

当店でフォトウェディングをしてくださるお客様の殆んどがウェブサイト経由です。
まぁチラシや雑誌に掲載していませんから、自ずとこうなりますよね~。

でもですね、フォトウェディング専門サイトをご覧いただいたにもかかわらず、お問い
合わせでは「料金っていくら位なんですか?」というお声を良く耳にします。

つまりは料金がわかり辛い作りになっているのかもしれません。
それにも関わらずにご来店、ご成約していただけるのは大変ありがたいことです。でも
さすがにこのままでは申し訳なく、先日こちらをトップページに設置いたしました!
価格

やはりシンプルでわかりやすいのが一番ですね。
細分化すると、フォトウェディングプランもいろいろとありますが、まずはスタジオプラン
とロケーションプランで大別してみました。

ザックリとした表記ですが、ご理解はしていただけるのかなと・・・。

本当にウェブサイト作りは難しいです。
どんなに綺麗に作っても、閲覧される方にご理解いただけないと存在しないのと
一緒ですからね。

今後も「わかりやすさ」「見やすさ」を基本に、共感していただけるようなサイトにしていき
ます!自己満足しちゃダメですねwww 

和装前撮りのお客様をご紹介!

当店のフォトウェディング(前撮り)は県外に方に意外と人気なんです。

・・・といっても全てのお客様が県外からお越しくださるというわけではなく、お仕事で
栃木に転勤してきた方々に人気のようです。つまりは栃木出身でないという事です。

こちらのお二人もそんなお二人でした!ss003
誰もが認める美男美女のご夫婦ですね

お二人の幸せがこぼれまくっていて、見ている皆さんもハッピーな気持ちになって
くるのでは!? しっかりと握り合った右手と左手が愛の深さを表していますね!

そうそう、お二人も県外出身で後日故郷で結婚式をされるのですが、和装の前撮り
を当店で行ってくださりました。何でもネットで見てお決めくださったようです。
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お二人のご利用プランは『和装スタジオプラン』

スタジオでの撮影は「天気」「気温」「季節」を問わずに、いつでも撮影が出来るのが
最大のメリット。衣裳・お支度・撮影がセットになっているので、あちこち移動せずに
ワンストップで出来ちゃうのでとっても便利なんですよ!

結婚式にはこのお二人の和装姿をゲストの方々にお披露目してくださいね。絶対に
皆さん喜ばれますし、「和装姿も素敵だね~」って仰ってくれること間違いなしです!!!

当店で一生の思い出となる和装写真を撮ってくださったことを嬉しく思います。
だってお二人の結婚の思い出にabitoが刻まれたわけですからね、光栄です。

末永く、末永く、とびっきり幸せにお過ごしになれるようスタッフ一同祈っています!
 

絶対的価値の竹林での和装フォトウェディング

hhhhhhh

春は新しい命が芽吹く季節。
素朴であるのに何故か美しく、清廉としていて和の雰囲気を醸し出す「竹」にとっても
それは同じです。何と言っても竹の子ご飯が美味しい季節でもありますからね。

命が芽吹く時、それは一番美しく見える時でもあります。

竹は基本的に一年中緑のままの植物です。もちろん冬だって同じです。
でもやはり春~初夏にかけてが一番美しいかもしれません。
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こちらの撮影も春でした!

何でもそうですが、突き抜けたものは感動を与えます。
満天の星・何万発の花火などが良い例ですが、同じものが無数に集まると圧巻で
すよね。非日常を感じます。
こちらの竹林も同様に圧巻です。

一歩足を踏み入れると日常を忘れさせてくれますし、「ここ本当に宇都宮?」と皆さん
言われます。広大な敷地に何万何千の竹林が広がり、場所によっては一切人工物
が見えないほどです。
まるで古の国に迷い込んだ気持ちになります。

現在、婚礼和装の人気が上昇していますが大まかに分けるとテイストは二つ。
一つはトコトン「和」にこだわるテイスト、もう一つは「かわいい」を追求するテイスト
だと思います。

この竹林での撮影を希望される方は「和にこだわる方」が殆んどです。
全国を探してもこちらの様な広大で美しく、綺麗に管理されている竹林は殆んどありま
せん。いわば究極の竹林です。

何故この竹林をおすすめするのか?
それは「絶対的価値」があるからです。 

そしてこの2~3ヶ月は「ヤバイっ!」くらいに緑が美しい季節です。IMG_0013
竹林の緑
木漏れる光
竹の葉がやさしく揺れる音
そこに美しい打掛姿の花嫁と凛々しい袴姿の花婿。

他に何も足さなくてもこれだけで芸術となります。

式場さんでの前撮りも素敵だと思いますが、せっかく地元にこんな素敵な和装にピッタリの場所があるんですから検討する価値は絶対にあるはず。

日本はおろか、世界の方々に見せても「感動」を与える結婚の記念写真となります。

ここにお二人が和装を着て立つ姿を想像してみて下さい。
「!!!!!!」と思ったら当店へ!とりあえず相談ですよ、そこから始まるんです。 

「仮予約」を利用して、賢く衣裳選び!

ウェディング、成人式、七五三、卒業式などは大切な人生の節目ですので、着る衣裳
は簡単に選べません。出来ればじっくり考えたいというのが本音ではないでしょうか?
だけど人気の衣裳は迷っているうちに他に予約が入ってしまい、諦めざるを得ないこと
になることも!!

特に成人式は一年に一度きりの行事です。
他の方が予約してしまうと同じ衣裳は着ることができません。でも少しぐらいは悩んだり、
検討する時間が欲しいですよね?

そんな方々のために当店には「仮予約」というシステムがあります。
正式に予約するのではなく、一定期間衣裳をキープするというシステムです。予約金も
不要ですし、もしキャンセルされてもキャンセル料も不要です。
なにより「悩める時間」を確保できるのが嬉しいですよね。

「一生に一度のことだからこそ真剣に悩みたい 」
これは不変の真理だと思います。

この仮予約というシステムはお客様の「安心」を確保するものだと考えています。
とりあえず気に入った衣裳を一定期間確保しつつ、他の衣装も検討できるので
余裕を持って衣裳選びが出来るというものです。

多分、他店様にもこのシステムがあるので上手に利用して、賢く衣裳選びをされて
みてはいかがでしょうか?ただし、仮予約の条件は店舗によって様々ですのでよく
お話を伺ってからのご利用をおすすめ致します。
 

栃木の神社挙式

和婚ブームということもあり、神社挙式を希望されるカップル様が増えて
います。これは私達が望んでいたことでもあります。
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だって一時期は【結婚されるカップル様=チャペル挙式】という構図が当たり前で、
「和装はちょっと古臭い」「神社挙式って考えは全く無い」という風潮でしたから、まさ
か再び和婚が注目される時代が来るとは考えにくかったですからね。

明治から始まった神社においての結婚式は、若い方々にとっては新鮮なものです。
なかなか婚礼の「祝詞」を聞くこともないですし、雅楽を聴く機会も少ないですから
ね。
でもそこはやはり日本人。新鮮とは言え、懐かしさを何故か感じてしまうのはDNAの
せいでしょうか。
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三々九度という儀式も改めて目の前で見るととても神聖な感じがします。古来日本
では「酒」はこういった慶事には欠かせないアイテムです。
お酒も元をたどればお米ですから、五穀豊穣の象徴として身を清めるものとしても
欠かせないものなんですね。

しかし昔には式次第に組み込まれていなかった儀式が今では当然のようにあるのを
ご存知でしょうか?それが指輪の交換です。
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日本は歴史を見てもわかるように、異文化であっても良いものは積極的に取り入れ、
日本の文化と上手にミックスしてきました。日本人ならではの器用さであり、得意と
するところでもありますね。

神社挙式の良いところは「気軽さ」だと思います。
挙式そのものではなく、手配や準備などが手軽なのです。

神社は宗教施設なので神主・禰宜さんなどが常駐しているので、いつでも相談に
いけます。常識に考えると、神社挙式に必要なのは「衣裳」と「着付け」のみかもしれ
ません。
神社挙式には装花も必要なく、執り行ってくれる方もれっきとした宮司さんですから
安心です。式の進行も神社側で行ってくれるので必要な物は殆んどあません。

つまり打ち合わせもいたってシンプルなんです。だから気軽なんですね。
また挙式料も比較的お手軽なのが嬉しいですね。

もちろん当店でも神社挙式のご相談を承っています!
今秋の神社挙式のご相談も増えてきましたが、5・6月での挙式をご希望の方も
まだまだ間に合いますよ~。

シンプルウェディング・ご家族だけの結婚式をお考えの方は神社挙式も一つの
選択肢として考えてみてはいかがでしょうか?
どうぞお気軽にお声がけ、ご相談くださいね!
 

ご自宅お届けサービスをご利用下さい

当店でお決めくださった貸衣裳はご利用される日の前日、または前々日のお渡し
となっています。※状況によってはそれ以前のお渡しも可能です。
衣裳のお渡しには3つ方法があります。

①店舗にてお届け
②郵送でのお届け
③ご自宅へのお届け


①の場合はその多くが当店から距離的に近いところにお住まいのお客様です。また
お仕事をされていて、留守にしがちの方も当店まで取りに来てくださります。

②の場合は衣裳を県外で利用されるお客様が郵送をご希望されます。特に電車など
の公共機関で遠方に行かれる方は荷物になるので郵送が多いですね。

そしてお客様に喜ばれているのが③のご自宅へのお届けです。 
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 abito号でお届けしています!

お届けの日時もご指定いただけます!もちろんご自宅だけでなく着付をされる
美容室などにもお届け可能です。 そして衣裳の引き取りもご自宅にお伺いして
います。
一応配達範囲はございますが、県内は殆んどのエリアが配達可能です。

ご自宅に伺う仕事って意外と楽しいんです。
初めて行く場所って新鮮で、「あ、こんなお店がある!」とか「懐かしい~」って感じ
られますし、お客様のご自宅に伺わせていただけるということはある意味「信頼」
されていることですからね。嬉しい限りです。

衣裳を選びに一度はご来店いただかなくてはなりませんが、次はこちらからお伺い
出来ます。
【お忙しい方】【運転が苦手な方】【ご年配の方】【家から離れることが難しい方】
【体調が思わしくない方】
などにこのサービスをご利用いただいています。

留袖・モーニング・喪服・礼服でのご利用が多いですが、振袖や卒業袴、それ以外の
衣裳もお届け致しますので是非ご利用下さい。

創業以来続けている隠れた?サービスのお知らせでした。 

節目の衣裳で幸せの螺旋を!

3月は卒業式シーズン。
ここ2週間は卒業袴のお支度で連日、朝4時出勤が続いています。

学生さんはもちろんなのですが、保護者の方々、そして先生方のお支度で
忙しくさせていただいています。
卒業式をそれぞれ違うお立場で迎えるわけですが、皆様とても幸せな表情で
いらっしゃるのがとても印象的です。

学生の皆様は社会人としてのデビューを飾るわけですが、希望に満ち溢れて
います。ご両親はお子様を「育て上げた」という達成感と共に、息子娘が学生で
なくなり、独り立ちしていく寂しさなどもお感じのことでしょう。
先生方は巣立っていく教え子の未来に幸あれと思いながらも、寂しさも混在する
という複雑な胸中であることでしょう。

どのお立場にしても卒業式を境に変化を受け入れて、新たなる人生が始まります。

私達はそんな大切な節目に「衣裳」を通して関わらせていただいています。

衣裳はその節目を表すものかもしれません。
ドレスや打掛姿を見れば「お嫁さん」
振袖姿を見れば「成人式」
袴姿を見れば「卒業式」

誰もがその衣裳姿を見るだけで容易にどんな立場なのか理解できます。これって
当然のことではありますが、実はすごい事ではないでしょうか。

これだけ多岐にわたる節目の衣裳がある国は日本以外にあるのかな?って思い
ます。しかもそれぞれ華やかで美しく、そしてどんな節目であるのかひと目でわか
ってもらえる!便利ですね~。

和装(着物)は日本固有の衣裳とは言え、現在では普段着ることは殆んどありま
せん。たまに着物姿をふと見かけるとついつい目がいきませんか?
そしてちょっと幸せな気持ちになりますよね。

節目の衣裳は着る方だけでなく、ご家族ご友人はもちろん、ふと見かけた人でさえ
幸せな気持ちにしてしまう不思議な力があるんです。
誰かの婚礼衣裳姿、振袖姿、袴姿を見て幸せな気持ちになったことがあると思い
ます。
次はあなたがお返しする番です。
そして貴女の衣裳姿を見た方が幸せのお返しをしていくという螺旋が、日本の伝統
文化を作り上げてきました。

そんな幸せの螺旋のお手伝いが我々の仕事です。もしかしたら使命なのかもしれ
ません。

「おめでとうございます」
この一言を繰り返しお客様に言える贅沢な仕事をさせていただいています。お返し
にいただく「ありがとう」の一言が何よりの報酬です。

さて眠気に負けずに本日も頑張ります!
 

先祖代々のご家紋で和装を!

紋付袴・留袖・喪服など和装の正礼装には家紋が入っています。
ご自分で作られたお着物にはもちろんご家族の家紋をお入れするのが当然です
が、さて貸衣裳の着物の家紋はどうなっているのでしょう。

当店の衣裳はこうなっています。
 まずは留袖。
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 こちらの紋は【丸ニ五三桐】
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こちらは【丸ニ三ツ柏】

一方、紋付羽織はこうです。
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 【丸ニ鷹ノ羽】

このように予め家紋を入れております。どうしてこれらの紋にしてあるかは・・・定か
ではないのですが、創業以来この3つがメインとなっています。
考えられるのはまずは「見た目」だと思います。
特に【丸ニ鷹ノ羽】は男性らしいイメージが強い為取り入れたのではないかと想像
しています。

とは言え、家紋はご家族によって違います。

「うちは【丸ニ四方木瓜】だから、この家紋じゃちょっと・・・」というお客様もいらっしゃ
います。ご本人にとってはとても大切な、そして愛着ある家紋ですから、大切な節目
には正式な家紋入りの着物が着たいですよね。

そんな方々にはこちらをおすすめしています。
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貼り付け紋、通称「貼り紋」です。

読んで字の如く「貼れる紋」です。
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 裏側はこのようなシールになっていて、元々の家紋の上から貼るだけです。
ですからどんなレアな家紋でも作れてしまうのでとっても便利です。
※しかし半永久的ではなく、単発での利用となります。

ところで皆さんはご自分の家族の家紋ってご存知ですか?
「見ればわかるけど名称までは・・・」
「確か【三ツ巴】だったような・・・」
このような方は意外に多いんです。

家紋は結構複雑で、同じように見えても細部が違ったりするもの。でもそれぞれに
名称があるので、見た目で覚えるのではなく、必ず正式名称で覚えてください!
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三ツ巴という家紋を例にとると、このように「右回り」「左回り」があり、「丸」が付く場合
もあります。同じように見えても全く違う家紋なんです。

家紋がなんだか全くわからない!という方は、まずは年配のご親戚にお聞きすると
良いと思います。また先祖代々のお墓、または仏壇に家紋が入れてあることって多い
ので、それを元に調べてみるのも一つの手です。

ちなみに当店にはこんなものがあります。
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紋帳とよばれるいわば家紋のカタログみたいなものです。
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全ての家紋が掲載されているわけではありませんが、95%くらいの家紋は
調べられます。

当店で貼り紋をご希望される方は安心してご相談くださいね!

家紋は代々受け継がれてきた「姓」と同様に、とても大切な家族のアイコンです。
若いうちはともかく、大人の方はご自分の家紋を知っておくべきだと考えます。家紋
の系譜、歴史をたどると、意外な真実に出会うかもしれませんよ~。

ぜひ今すぐお調べ下さい!(笑)