本日の和装ロケーション撮影(和装前撮り)は栃木市にある岡田記念館で行いました!
ご存知のとおり、ここ栃木もすでに梅雨入りして天気予報でもちょっと怪しそうだったのですが、これもお二人の日ごろの行いが良いからでしょう理想的な撮影日和となりました。ちなみにカンカンの晴天より、少し曇っているくらいがベストなんですよ。
さてここ岡田記念館は26代続く栃木市屈指の旧家の邸宅です。
歴史的価値のある建築物、美しい庭園、竹に囲まれた小路、樹齢500年を超える松や欅、雪舟の水墨画など軒並みならぬ価値のある撮影スポットに恵まれています。テレビや映画のロケ地としても大変有名です。
皆さんは「和装前撮り」といえば、まず思い浮かべるのが結婚式場での撮影、そして神社での撮影かもしれません。
しかし歴史的に見れば、和の婚礼といえば「自宅」だったんですよね。つまり日本家屋です。いつも撮影中思うのですが、どんな立派な結婚式場より、神社仏閣より、こちらのような歴史ある家屋こそ和装が一番しっくりするんですよね。
でしょ?和装と和の空間の融合はとても美しいのです!
それではここ岡田記念館の翁島という別邸の中をちょっとご紹介。
まずはこちら
当時としては珍しい二階建ての建物なのですが、ここから眺める日本庭園は見事の一言です。季節的に新緑も美しいのですが、秋には紅葉も美しいんですよ。
そしてこちら。
こちらはただの床の間ではございません。床板は楓の一枚板でなんとも贅の限りを尽くしたものとなっています。
そしてこちらも・・・・
良くご覧ください。こちらは一階の廊下の画像ですが、つなぎ目が一切ございません。そうです、つまりこちらも一枚板です。
しかもその長さは六間半(およそ12メートル)という長さで、素材は欅です。現在ではこんな寸法の一枚板はほぼ手に入れることが不可能であり、もしあったとしても家一軒ほどの費用が必要との事です。
銘木を用材とし、練達の工匠が技を駆使して作り上げた建築物なんですね。しかも歴史的価値は計り知れないほどです。
我々が住む栃木県にもこんなに素晴らしい文化遺産があるのは嬉しい限りですし、和装前撮りが可能なのは有難いことです。
一般見学も可能ですので、ぜひ一度足を運び、歴史に触れてみてはいかがでしょうか?
⇒ 岡田記念館HP