ウェディングのドレス、成人式の振袖、七五三の祝着に共通して、ショップ側の常套文句ってご存知ですか?
それは「早く決めないと素敵な衣装がなくなっちゃいますよ!」です。
でも実際、この常套文句はある意味正解であり、ある意味不正解でもあります。
確かにお祝い事の衣装はファストファッションと違って、一品物が多く、お日柄のいい日にイベントが集中するので早ければ早いほどたくさんの衣装の中から選ぶことが出来ます。こういった意味では早めの衣装決定は意味があります。
しかし一方で、あまり早く決めてしまう危険性もあります。
例えば成人式の振袖。
最近では高校3年生の冬に決めることもあるそうです。つまり2年以上も前に決めることになります。
確かに早く決めれば安心ですし、はやる気持ちもあるでしょう。しかし18歳~20歳という時期は女性にとって、最も変化のある時期でもあります。
高校在学中は日常の生活は「制服」が中心でしたが、卒業後は自分の好きなファッションとなります。
雑誌を見たり、友達の影響だったりとそのファッションもいろいろ地変わりますし、メイクもするようになります。
お付き合いする彼氏の好みにあわせることもあるでしょう。つまり短い間隔でいろんな変化を楽しむ時期なんですね。
その変化が始まらない前に2年後の成人式の振袖を決めてしまうと、もしかしたら1年後に「ちょっと決めるの早すぎた・・・」と思うかも!?
レンタルの場合は「変更」が可能ですが、購入してしまうとそういうわけにはいきません。
ウェディングドレスにしても同じです。
結婚式の準備を重ねていくごとにドレスの好みが変化することもありますしね。
しかしあまりに遅すぎると実際はそんなことはありませんが、お客様によっては「あまり物の中から選んだ・・・」と思ってしまうかもしれません。
じゃあ、結局どうしたらいいのでしょうか?
答えは簡単です。
どんなに早い時期でもネットや雑誌等で徹底的に振袖やドレスの情報を仕入れることです。
早い時期に決める方のほとんどがショップ側にある意味「催促」される形で衣装を決めてしまいがちです。
つまりは情報が不足している状況です。
何事も準備七割です。
情報収集という準備をすれば、見えていなかったことが見えてきます。
ドレスや振袖といった非日常の衣装も、そんな準備をすればするほど「自分に合うテイスト」が必ず見つかります。
「価格」や「プラン」、「付属品」「お店の口コミ」などの情報も得れば鬼に金棒です!
身近でないものは知らないことが殆どで、これは誰でも同じです。
だからこそ「知らない」という無防備さにつけこまれないように、十分に「情報」という武装をすることが大切なんです。
ネットや雑誌の情報だけでなく、実際にされた先輩方相談するのもおすすめです。体験されたからこそ知りえる知恵がそこにあるはずです。