皆さん、明治維新の最大の功労人物である西郷隆盛をご存知だと思います。
かの坂本竜馬は西郷隆盛をこう評しています。
「小さく打てば小さく響き、大きく打てば大きく響く人物」
簡単に言えば、想いの大きさに比例して反応する人間だったということです。やはりどんな時代においても「想い」というものは人を、そして物事を動かす原動力なのかもしれません。
いきなりですが、婚礼和装である「打掛」も同じなんです。
打掛って興味がない人には「ちょっと古めかしい」とか、「物々しい」「畏まりすぎ」なんてイメージがあると思うんです。でもそれはちょっと違うかもしれません。
ちょっとこちらの二つの写真をご覧下さい。
ある意味、打掛のイメージってこんな感じじゃないですか?
確かにこの二つを見ると「重厚感」「伝統」を感じ、ウェディングというよりは「婚礼」と言ったほうがしっくりしますが、こういった写真は過去でも現在でも未来でも変わることのない価値を思わせてくれるものです。つまり普遍的価値観があるんですね。
「でもこういう感じなら、やっぱり私は打掛はイヤっ!」
そんな方もいらっしゃることでしょう。でもですね、打掛って思っている以上に自由な衣裳なんです!
ご存知のように打掛は室町時代に生まれ、現在まで約600年という長きに渡って引き継がれ続けている衣裳です。その600年の間には様々な新しい文化、価値観が生まれたのにもかかわらず、打掛という衣裳は変わることなくに日本人にはなくてはならない衣裳でした。
つまり打掛は時代時代、そして変化に対応できる衣裳であるということです。
それでは現代においてはどのように対応しているのでしょう。
打掛にイメージはあっても決まりごとって意外と無いんです。
日本髪⇒鬘(かつら)⇒洋髪とヘアスタイルが変化しても打掛は全く問題なしですし、「LOVE」という英語にも違和感を感じる事はありません。
例え背景が「洋風」であっても新鮮さを出してくれます。これは日本人独特の価値観である「和洋折衷」という文化があるからなのかもしれませんね。
つい近頃までは打掛姿で「足を伸ばして座る」なんて考えられないものでしたが、そんなポーズであっても違和感どころか「キュートさ」を感じさせてくれます。
白無垢にしても以前は小物全てが白で統一されることが殆どでしたが、写真のように「赤」や「ターコイズブルー」にする事で花嫁それぞれのオリジナリティを出すことができます。そうなんです、和装は小物のコーディネート次第でいろんな表情を見せてくれる変幻自在の衣裳でもあるんです!
和のテイストでも・・・・
洋のテイストでも・・・
ご本人の好みに合わせて楽しんでいただけること間違いなしです!!!!
打掛は西郷隆盛と同様に、「小さく打てば小さく響き、大きく打てば大きく響く」衣裳なんです。
結婚という特別な時にはぜひとも日本ならではの婚礼衣裳である白無垢、色打掛などの和装をご自分なりに着こなして、和装美女をになって和の世界をご堪能して頂きたいと思います。
打掛に関するご相談お待ちしております。