 
        
	知ってました?
	
	家族と過ごす時間て意外と少ないんです。
	
	えっ?「毎日毎日家に帰れば子供がいるのに少ないわけないじゃん!」ですって?
	
	
	それは今だけです。
	
	
	当たり前ですが子供は日々成長し、あっという間に大人になります。
	
	あっという間に小学生になり、中学・高校となり、就職や進学で外に出てしまいます。こう考えると子供と一緒に過ごす時間は20年くらいですかね?
	
	
	外に出たとしても家族は家族ですが、結婚したりすると自分の子供が自分の家族を持つようになります。
	
	
	思い出してください。
	
	子供が生まるとやたらと写真を撮りませんでしたか?
	
	何気ない時、入学式、卒業式、運動会、旅行。そして七五三などではフォトスタジオなどで家族写真を撮ったりしますが、子供が成長にするにつれて家族で写真を撮る機会は殆どなくなります。結婚式が最後になるなんてことも・・・・。
	
	日本はアメリカのように毎年家族写真を残すという習慣がありません。
	
	でもこちらのご家族は「大人の家族写真」を残すことを希望しました。そして撮影した写真がこちらです。
	
	
	ご両親と三人の息子様たち、そしてお嬢様の六人家族。
	
	男性全員が最高礼装である「五つ紋黒紋付」と「仙台平」の組合せ、奥様はご自分の訪問着、そしてお嬢様は小振袖をお召しになっての撮影でした。撮影場所は和の風情を感じる美しい竹林でした。
	
	こんな写真もあります。
	
	
	やっぱり番傘は雰囲気を更に盛り上げてくれます。
	
	一人で着ても和装は良いものですが、こんな感じで家族全員となると「かっこいい」の一言に尽きます。
	
	この他にはこんな写真が・・・。
	
	父と三人の息子。
	
	
	母と娘。
	
	
	兄妹だけで。
	
	
	夫婦水入らず。
	
	「こんな家族写真を撮りたい!」と企画したのはお母様です。
	
	三人の息子さんは現在、大学で全員が東京で生活されています。もう大人ですからそれぞれの生活があり、小さかった頃のようにいつも一緒にいられるわけではありません。
	
	そして家族写真を撮る機会はもう殆どなく、次は誰かの結婚式。でも結婚式は何かと忙しく、ゆっくりと撮影する時間もありません。
	
	「この機会を逃したらもう家族写真は撮れないかもしれません。ですから息子たちには強制的に帰省させ、この機会を設けました」
	
	奥様のお言葉です。
	
	
	そうなんですよね。
	
	お子様が小さければ、一緒に生活されていれば「いつでも撮れる」と考えがちですが、いつの間にか時間が過ぎてしまうものです。離れて暮らしているからこそ思うことなのかもしれません。
	
	
	入学式・卒業式・七五三・成人式が過ぎてしまうと特別な機会はもう訪れません。でもご家族にとって特別な機会はご自分たちで作り出すことが出来ます。
	
	今回のこのような家族撮影も特に節目があったわけではありません。
	
	でも「特別な節目ではない日に特別な撮影をすること」。これこそが本当の特別なことなのかもしれません。
	
	
	これらの写真はご両親にとっても大切な物となりますが、お子様達にとっても特別な宝物になることでしょう。間違いなくこの写真を見てこの日を懐かしみ、その存在に感謝する日が来ることでしょう。
	
	特別でない日に特別な和装で、特別な撮影。
	
	ご家族にとって宝物となる大人の家族写真をお勧めしています。
	
	この写真、和装を着ているからこそ更に素敵に見えるのです。


 
 





