多分当店ほどウェブサイトをちょこちょこ変更しているお店や会社ってないんじゃないかなと思っています。
見方によっては「ぶれている」「一貫性がない」「落ち着きがない」なんて思われるかもしれませんが、そういったご意見は甘んじてお受けします。ただ頻繁な変更はいま始まったことではなく、10年近くにもなりますので、そういった意味では継続性があるとも言えます。
ただ今回の変更に関してはこれまでとは違い、大きな決断が伴っています。
いま世界が変化し、日本も変化しています。
abitoが置かれている環境も同じで、これまでとは全く違ってくることは疑う余地がありません。「その先」を想像し、abitoがあるべき姿をウェブサイトで表現すべく、変更していきます。
具体的なことはここで申し上げるべきではないですし、野暮ってものです。
変更されたウェブサイトをご監頂いて、abitoの進む道を感じ取って頂けたらと思っています。ちなみにまだ変更はされておらず、予定としては8月25日を予定しています。ただ最近はご来店も多く、なかなか進んでいないのが実情で少々焦り気味です。
でも少しだけブログを読んでくださった方に教えちゃいます。
変更後のabitoのウェブサイトを象徴する画象を一枚掲載いたします。
実は以前から取り組みたかった変更であったものの、その勇気がなく、これまで伸ばし伸ばしになっていました。
このコロナ渦で踏ん切りがつき、やっと一歩踏み出せます。
早く皆さんにもご覧頂きたいと思っていますが、それ以上に私達自身が楽しみにしているんです。重要な課題が一つだけクリアできていませんが、まぁ何とかなるでしょう。何でもポジティブさが大切ですからね。
未来の為にも頑張ります!
2020年 7月 の投稿一覧
美しい着物姿は小物の彩があってこそ
打掛、振袖、留袖、付下げとお着物には様々な種類があります。
着物だけでも素敵ではありますが、ご着用するためには多岐に渡る小物が不可欠であり、またそれによって彩りが添えられるワケです。
お着物によって必要となる小物に違いはあるものの、チョイスによって全体の雰囲気が変わってきます。一見難しそうに思えてしまいますが、そんなことはないんです。最初は何もわからなくてもコーディネートを続けて行くうちに何となく自分の好みもわかってきますし、特に決まりごとはないですからね。
普段でも洋服に合わせてアクセサリーや靴やバックなどをお選びになると思いますが、着物も同じ感覚でOKなんです。
細かいことはわからなくても「好き」「嫌い」は直感でお分かりになるでしょうし、それを繰り返しながら「自分らしい着物コーディネート」を楽しんでみましょう。何事も「楽しみながら」が大切ですからね。
もちろんわかないこがあったり、アドバイスが欲しい時は我々スタッフにお申し付け下さい。
LINEでのお問い合わせが増えている理由を考えてみた
当店へのお問い合わせは何と言っても電話でのご連絡が多いのですが、最近はメールに代ってLINEをご利用になっての方がめちゃめちゃ増えてきました。
abitoのLINE公式はこちらから
ホント、多いんです。
「何でだろう~?」とそれとなく理由を考えてみました。
①確実に連絡が出来る、確実に返信が来る
メールの場合、問い合わせのメールを送ることはほぼ確実にできます。
ただアドレスが違ってたり、場合によっては文字化けしたりすることもあります(極稀ですが)。その点LINEにおいてはその心配はないですからね。問題は返信です。
お問い合わせを受けた側、つまり当店はお問い合わせに関しては絶対的に返信をいたしますが、携帯キャリアのアドレスへの返信の場合は結構な確率で受信を拒否されることがあります。
お客様側のメール設定(迷惑メール防止)によることが殆んどで、この場合は当店としてもどうすることも出来ません。ですがLINEであれば確実に返信することが出来るので有難いと感じています。
②気軽さがある
普段使っているLINEでのお問い合わせは気軽さがあると思うんです。
メールだと本文の前にあいさつ文を入れなければならない感覚がありますが、LINEにはありませんからね。返信文についても同じだと思うんです。当店としてはメールと何ら変わらぬ文面でご返信していますが、お受け取りになるお客様からすればビジュアル的に重々しさを感じないので、その分気軽なのかもしれません。
③本名が不要
abitoのLINEをお友達に追加するだけならどなたが追加したのかはこちら側ではわかりません。それにお問い合わせを下さっても登録されている名称(例えば「りさ」とか「だーこ」とか)でご連絡が来るので、送る側としては気持ち的に楽なのでしょう。やりとりをしているうちに本名をお書きくださるようにはなりますが、お知らせくださるまではこちら側では全くわかりませんからね。
④ブロック、解除出来る
LINEはご存の通り、一度おともだち登録してもブロックも出来れば解除も出来ます。
これってお客様側にとっては何よりの安心ですよね。当店では決してありませんが、しつこいほどの営業的なお知らせや後追いに不快感を感じたらいつでも連絡を絶つことが出来ますからね。
4つほど想像の範囲ではありますが、LINEを利用される訳を挙げてみましたが、やはり最大の理由はそれだけLINEというものが皆さんの生活の中に根付いているというのが本当に所だと思います。いつも使っているからこそ使いやすく、気軽。返信が来ればいつでも確認出来ますし、本当に便利ですからね。
ちなみに当店(というか私ですが)はLINE公式のスマホアプリを入れましたので、24時間365日LINEでのお問い合わせを受付けております。営業時間外でも、定休日でもご連絡可能です。ご返信も可能な限り早めにいたしておりますので、abitoの営業時間を気にすることなくお問い合わせ下さい。
※確認の必要な返信の場合でも、その旨をお伝えする為に一度ご返信させていただいております。
県内でも営業時間外、定休日でも対応しているのは当店ぐらいですが、これも当店の古き良き伝統であり、他店との差別化の一つであることを最後に自慢させて頂きます!!!
母校の校章って意外と忘れないですね
今日はあさ一番で留袖とモーニングのお客様が来店されました。
入り口でお出迎えすると、お二人はペアルック・・・というか同じポロシャツ?をご着用されていました。そしてシャツの胸元には見覚えのある、そして懐かしさを感じさせるマークが。
こちらがそのマーク。
見覚えがあったのも、懐かしさを感じたのも私の母校である【國學院栃木】の校章だからです。卒業してかなり年月が経過しているにもかかわらず、瞬時に気付いたわけですから意外と忘れないものですね。他の方もそうなんでしょうか。
お客様がなぜこの校章付きのシャツを着ていたかと言いますと、abitoの近くにある総合運動公園で行われている高校野球の応援があるからとのこと。つまり國學院栃木高校の野球部員のご父兄なんですね。
コロナの影響で高校野球は無観客での試合となりますが、部員のご家族だけは応援できます。
校章入りのシャツをご着用されていれば身分の証明になるからだと推測しました。
さて國學院栃木のこの校章ですが、在校中は全くなんとも思っておりませんでしたが今見てみるとかなり秀逸なデザインであると感じます。「國」「學」が旧字であり、どことなく家紋を思わせるところが良い感じです。着物という日本の伝統文化の衣裳を扱っているからこそそう感じるのかもしれません。和の情緒が溢れるデザインはやっぱり素敵だと思います。
まぁ母校ではありますが、愛校心はあまりないんですけどね。
例年であれば夏の大会は甲子園への切符をかけた大会だったはずですが、今年は残念ながら独自大会に過ぎません。
一年間、一生懸命練習し、努力してきた高校球児にとっては(特に三年生)ただただ残念でならないことでしょう。「どうして俺たちの時に・・・」と誰もが思っていることでしょう。
私もそう思いますし、かける言葉も浮かびません。
ですがこの経験は間違いなく将来の糧となることは疑いの余地がないとも思っています。人生にはいくつも不条理なことが起こり、苦しみや悲しみを感じることが度々訪れます。
高校在学中にこれほどの不条理を経験するのは過酷過ぎるとは思いますが、その分大人への成長も早く、今後の試練も乗り越える力が養われているのではないでしょうか。
独自の、甲子園への道のない大会かもしれませんが関係各所、学校関係者、そして家族の協力による、想いが込められた大会ともいえます。練習で培った成果、仲間としのぎを削ってきた努力と技術を如何なく発揮し、勝敗関係なく昇華してください。きっと将来、素晴らしいことが皆さんに訪れることでしょう。
さぁまたしても話が脱線し、着地点を見失ってしまった感は否めませんがご愛嬌ということで。
國學院栃木高校野球部頑張れ!!!
ロゴマークに込めた想い
abitoのロゴマークご存知ですか?
こちらなんです。
基本的なフォルムは和の文化でもある香道で使われる図形です。この図形は54種類あり、それぞれ名称があるのですが源氏物語全54帖のうち「桐壺」「夢の浮橋」の2帖を除く巻名が付けられています。
abitoのロゴマークはその中の「紅葉の賀」をベースにしています。
この形を選んだ訳は当店の屋号に【楓】が含まれているからです。ご覧の通り、楓の葉(紅葉)のモチーフもデザインされています。
つまりこのロゴマークに込めたのは『和の素晴らしい伝統文化をお伝えしたい』ということと、先代が考え抜いて名付けた「楓」という名前にいま一度フォーカスし、初心を忘れないようにとの二つの想いです。
長らくお着物に携わっておりますが、その魅力、美しさ、素晴らしさに年を追うごとに引きこまれ続けています。そんなお着物の価値をお客様にお伝えしていきたいですし、同じ思いを共有して頂けたらと考えています。「日本固有の」とか「伝統」や「文化」という枕詞がつくことの多いお着物ですが、それらを抜きにしても魅力ある衣裳だからこそ令和の時代でも全世代から支持されているのだと思います。
もうすぐ8月となり、8月25日はabitoの誕生日を迎えます。
創業以来、様々な時代や世相の変化を迎えてきました。
「派手婚」「ジミ婚」「少子化」「東日本大震災」「リーマンショック」・・・これらの場合、なだらかな変化でしたが、今も続く「コロナ渦」はこれまでとは違い急激な変化をもたらしています。つまり我々もそのスピードに合わせて変化していかなくてはならない状況です。
今年のabitoの誕生日を迎える時は新たなabitoとなっていることでしょう。
ロゴマークに込めた想いをそのままに、変化を恐れず進んでいきたいと思います。
レンタル衣裳のウィルス対策
当店では貸衣装のコロナウィルス対策として、専門の衣裳用の抗菌、抗ウィルス剤を導入しています。
衣裳の着用前、着用後はもちろん、試着前後でも衣裳にこの薬剤をスプレーし、感染防止対策としています。
衣裳用の場合、ただウィルスを除去する効果だけではなく、他の基準も同時に満たしてくれるものではなくてはなりません。
肌に触れる衣裳に使用するわけですから「安全性」も担保してくれるものでなければなりません。こちらは動物研究によって事実上刺激性がゼロという実証が得られているのでとても安心です。
またウィルス除去と人体への安全性があっても衣裳への影響があっては全く意味がありません。
その点においても極めて弱い塩素臭の透明液体ということで、衣裳を傷めたり、変色の可能性も微弱とのこと。
そもそもこちらは当店がお世話になっている専門クリーニング会社が販売されているものですので、その点においても信頼性のおけるものとなっております。tつまり、一般では手に入れることの出来ない特別な専門用のものとなっているんです
衣裳をご着用されるお客様はもちろん、ご返却の際に衣裳を取り扱うスタッフにも安心安全を提供しなければなりませんからね。
決してお安いものではありませんが、これがあるのとないのとでは雲泥の差があります。まずは安心と安全があってこそですものね。
海外にお住まいのお客様の現状が気になります
昨年まで毎年のように海外からのお客様にご利用いただいていました。
ちなみに海外にお住まいの日本人(配偶者は外国の方の場合あり)であり、その殆どがあ栃木県出身でした。帰国ついでにウェディングをはじめ、振袖や七五三のお写真を撮ってくださってたんです。
こちらは奥様が宇都宮ご出身で、ご主人はメキシコの方。お住まいはメキシコですが、帰国の際に和装ロケーション撮影を当店でご利用くださいました。メキシコのお国柄、ご長男を含めて皆さん陽気な方ばかりで撮影も楽しく進めることが出来ました。
昨年はタイやフランス、過去にはオーストラリア、スイス、イギリス、アメリカ、中国、フィリピンなどに在住されている方々に当店をご利用頂いてきました。現在、その方々が変わらずにお元気でいるか心配でなりません。
特に欧米ではコロナウィルスが猛威を振るっており、ロックダウンや外出制限など感染してはいなくても日々の生活にご苦労されているかもしれません。当店としては何も出来ない訳ではありますが、ただただご無事である事を願うばかりです。
そうそう帰国することもままならないとは思いますが、当店で撮影させていただいた写真を見返して、僅かでも気持ちが和んでいただければ・・・と思っています。そして何とかこの難局をご家族で乗り越えて頂き、コロナ終息後に帰国された際には当店にお立ち寄りいただきたく考えております。
ほんとコロナウィルスむかつきますね。
色打掛の美しさが凝縮した一枚の画象
最近、これまでの和装ロケーションフォトを見返しています。
そして思わず目が止まってしまった一枚がこちらです。
木枠の障子に佇む色打掛をお召しになった花嫁。
和紙によって柔らかく降り注ぐ陽射しが、赤地に色とりどりの刺繍で描かれた柄を鮮明になったその様はただただ美しく、いつまでも見続けることが出来そうなほどです。
特に打掛の胸元にある青の刺繍がインパクトがありつつも、全てをまとめているのかなと感じます。
また花嫁の障子に触れた右手、末広を持つ右手、そして視線を下に落とした目線などの所作があってこその美しさでもあります。
色打掛、いわゆる婚礼和装は数ある和装の中でも特別な衣裳です。
この衣裳の価値と魅力を最大限に引き出した一枚の写真にしてくれるのはロケーションだからこそだと思います。そう思い続けてきたからこそ、今もなお変わらぬ気持ちで自信をもってお客様方にご提案しています。
よく写真を「瞬間を切り取る」と表現されます。
その一瞬はただの一瞬ではなく、特別な一瞬であり、未来へ続くものではないでしょうか。
結婚式を挙げられない方は年々増えており、挙げても和装は着用しない方が殆んどです。
でも和装を着用しての未来へ続く一瞬を切り取れる時間は限られています。「撮影だけ」でも和装の着用は可能であり、むしろ撮影だけだからこそご紹介したような素敵な一瞬を残すことが可能とも言えます。
「この写真素敵だな」
「ちょっと興味が湧いた」
そんのちょっとだけでも何かを感じて頂けましたら、どうぞ気軽にご相談下さい。
お二人にとっての特別な一瞬をプロデュースし、見事に切り取ってみせます!
成人式 紋付袴フォトプラン
成人式が次第に近づくにつれ、結構なお問い合わせがあるのが「紋付袴フォトプラン」です。
その名の通り、成人を記念して紋付袴姿を撮影するプランです。このプランをご利用される方は成人式当日はスーツで出席されるため、せっかくだから写真だけでも残しておきたいという、どちらかと言えばご両親のご希望が大きいことが殆んどです。
女子の場合、殆んどの方が成人式当日に振袖をご着用されますが男子で紋付袴をご着用されるのはどちらかといえば少数派。確かにフレッシュなスーツ姿も素敵なんですが、この先スーツを着る機会はいくらでもあります。そして紋付袴を着用する機会は成人式後は結婚式くらいなもの。
もしかしたら結婚式では着用することがないかもしれない事を考えると、この成人式が最後の機会になりうることもありますからね。
ご両親にとって、息子、娘を問わずおめでたい成人式をお祝いしたいものです。
娘の娘さんの場合は良かれ悪しかれそれなりの費用がかかってしまうものですが、息子さんがスーツを選んだ場合は女子の半分にも満たない費用で済ませることが出来ます。その浮いた分を「せめて紋付姿の写真だけ」と思うのはやはり親心ですよね。
女子と違って紋付袴に憧れを抱く男子は殆んどいません。
だからこそご両親が率先して「写真だけ残そう!」と提案されなければ、行動に移ることはないと思うんです。でも二十歳という特別な時に、特別な衣裳を着ての記念写真はご両親にとってはもちろんのこと、いずれはご本人、その先にはお嫁さんやお孫さんにとってかけがえのない財産となりうるはずです。
紋付袴の場合、着付け時間も10分少々、撮影時間も15分、合計しても30分程で済ませることが出来ます。
「面倒くさい」「時間がない」と消極的な息子さんも「時間はかからないから」と説得しやすいと思います。そしてこのわずか30分の出来事が、ご家族にとって大切な時間であったと思う時が必ず訪れることでしょう。
この時を除いて紋付姿を写真に残す機会はありませんし、この時だからこそ残すべき物なのかもしれません。
色打掛?それとも白無垢? 迷ったらこんな打掛いかがでしょう?
最近のウェディングシーンにおいて和装の存在感が大きくなっていますね。
お色直しの衣裳としてはもちろんですが、和装前撮りも増えており、婚礼和装の着用率は年々高まっています。
ご存知のように婚礼和装には【色打掛】【白無垢】【黒引き振袖】などの種類がありますが、最近は【色打掛】または【白無垢】を選ばれる花嫁が大半を占めています。そこで迷うのがどちらを選ぶかと言うこと。
色打掛は華やかであり、色を選ぶ楽しみもあります。
清楚とした白無垢は色打掛とはまた違った魅力があり、ここ2~3年で人気が高まっています。
「出来るなら両方着たい!」という花嫁が殆んどでしょう。
しかし時間的なこと、費用的な事を考えるとどちらか一つを選ばなくてはならないこともあるかと思います。しかし今回ご紹介する当店の打掛は色打掛と白無垢両方のいいとこ取りした商品となっており、実際に選ばれる方も多いんです。
こちらの打掛です。
ベースの色は白系となっていますが、色とりどりの刺繍で描かれた柄がとても華やかとなっています。白無垢の清楚さと色打掛の華やかさが上手に組み合わされており、見る角度によっては白無垢にも色打掛にもなりうる優れものです。
本来、このような雰囲気の婚礼和装は引き振袖に多く見られますが、打掛では大変珍しいんですよ!
ご紹介した打掛は披露宴でのお色直し衣裳として、和装前撮りの衣裳としてはもちろんですが、神社挙式(神前挙式)の式服としてもご着用頂けます。もし打掛選びに迷ったら、こんな感じの打掛をお探しして見てはいかがでしょう? 花嫁だけに許される「わがまま」を叶えてくれる魔法の打掛になるかもしれませんからね。