今だから笑えるお話
もちろん私にもございます。
10数年前、abitoはある結婚式場の提携店となっていました。提携店と言えば聞こえはいいですが、当時はどちらかというと「下請け」。
レンタル衣裳は売り上げが他の業者さんより多いせいか、その分いろんなことを要求されます。
その要求の中で一番大変だったのが、結婚式当日のお手伝いです。
abitoの衣裳が出る結婚式には必ずお手伝いに行かねばなりませんでした。
朝は8:30~夜は遅いと11:00くらいまで馬車馬のように働きました。
仕事はいくらでもありました。
掃除に始まり、引き出物の準備、お料理の配膳、前の結婚式の片付けと次の結婚式の準備、グラス拭きなど様々でした。チャペル入場のドアの開け閉めもやったな~。
まぁお仕事をいただいているわけなので、以前この業界ではお手伝いは当たり前のことでした 。でも一日中って言うのはなかなかないかもしれませんね。
ちょっと愚痴っぽくなりますが、ここのお手伝いはレベルが違いすぎましたwww
・休憩は基本なし
・食事は立って5分で済まさなければならない
・無駄口禁止
・バスの掃除もさせられる
・結婚式とは関係ない、全く別の宴会のお手伝いもさせられる
・すぐ怒鳴る
いや~とにかくハードでした。週末来るのが怖いくらいでしたからね。
特に秋の三連休に三連続でお手伝いすると、確実に5キロは痩せました。肉体的にはもちろん、精神的にもやられちゃってました(笑)
かなり不健康なダイエットに勤しんでいた日々が続いてました~。
全宇宙において、「始まり」があれば「終わり」があるもので、この結婚式場と提携解消により、私にも人間らしい週末が戻ってきたわけであります。
ホント、今だからこそ笑ってブログに書けますが、当時は本当に辛くて辛くて。滅多に褒めない先代の社長が「よくやってくれてる」と言ってくれたぐらいですからね。
もし今もやっていたら、週明けのブログは愚痴と悪口だけになることでしょう、間違いなく。
でも辛いことだけでなく、いろんなことを学び、見ることができたと思っています。
何より、弊社の衣裳を着たお二人の喜びの日に立ち会えたのは嬉しいことであり、感動すら覚えました。普通なら結婚式当日のお二人を見ることは叶いませんから。
また、あの辛い仕事に耐えられたのは、その後の自信となって今に至っています。
『若いときの苦労は買ってでもしろ』・・・なんて格言もありますよね。私の場合、会社の売り上げに貢献しつつ、苦労したので逆にありがたいことなのかなと思います。
現在、こんなお手伝いを強要する結婚式場さんはもうないとは思いますけどね。その式場さんはどうかわかりませんが・・・。
でももうこんなこと無理です 肉体的にも精神的にも!!!
とは言え、3日で5キロ痩せられるなら月一ならダイエットのためにいいかも!?
ちなみに二重三重でオブラートに包み込んだ文章となっております。この表現で当時の苦労をご理解いただければ幸いでございます。