今年も多くのカップル様にロケーション撮影による前撮りをして頂きました。
全てのカップル様にこの場を借りて感謝すると共に、お二人に溢れんばかりのご多幸が訪れることを願って止みません。皆さん健やかにお過ごしのことでしょう。
これまでも何度かご紹介していますが、当店ではロケーション撮影をしてくださったカップルの方々に撮影の感想などを用意した白のボードにお書きいただいています。それがこちらです。
本当は撮影をさせて頂いた全てのカップル様にお書きいただければ良かったのですが、現地解散や県外からお越しのお客様など凡そ四割の方々にはお書きいただけなかったことが残念でなりません。
平成30年の営業も明日までとなり、書き込んでいただいたメッセージを一つ一つ改めて読み返してみました。
そこで思ったのは本当に素敵なお客様ばかりで、abitoはめっちゃお客様に恵まれているということです。
ロケーション撮影とは言え、決して安くはない費用を使っていただきましたがクレームは一切なく、逆にお気遣いいただくことの方が多かったかもしれません。これもお客様の層が一定基準よりかなり上だからだと感じています。
お書きくださったメッセージにはお客様の本音が見え隠れしています。
多分「結婚式前撮り」と聞くと、多くの方が「結婚式では着ない衣装で写真を残すこと」と思われると思います。確かに間違いではなく、メッセージをお書きくださったの殆んどがその目的でabitoへお越しくださいました。
しかし結果的にはそれだけではないんですね。
そのことがメッセージに書かれています。
「一生の思い出になりました」
「素敵な、幸せな一日をありがとうございました」
「感動的な時間を過ごせました。」
「賑やかで楽しい一日となりました。」
このようなお言葉をたくさんいただいております。つまり写真だけを残すのではなく、思い出と楽しく忘れられない時間も作ることができるということです。
特別な衣装を着るだけでも思い出深いものですが、その姿をプロのカメラマンに時間の許す限り撮影されるなんて日常的なことではありません。これも結婚という特別な節目を迎えたからこそであり、お二人が前撮りをしようと考え行動したからこそです。
こういった撮影はいつでも出来ることではなく、特別な時だからこそのものです。その時を逃すと二度と機会はやってきませんからね。
結局何が言いたいかというとこういうことです。
物質(写真)を残すことも大切ですが、本当に皆さんが欲しい物は思い出なんです。そう、お二人で共有できる思い出です。
写真は火をつければ燃えてしまいますし、無くすことだってあります。しかし脳裏に焼きついた想いや実際に体験したことは「記憶」となり、いつまでも、そしていつでもお二人の中に存在し続けます。
abitoはお客様に喜んでいただけるような素敵な写真を作るお手伝いはもちろんですが、もしかしたら「楽しい時間」「一生忘れられない思い出」を作ることこそ我々の仕事であり、使命ではないかと考えまます。ただ写真を撮るだけなら当店でなくても良いわけですし、どこでだって問題はありません。でもそれは本当は仕事ではなく、作業と言えるかもしれません。
これまでもこれからも当店abitoは前撮りができるお店ではなく、思い出づくりができるお店でありたいと考えています。
モノより思い出・・・・こんな言葉がありますが、まさにそうでこれこそが真理と言えるかもしれません。
小難しいことをダラダラと書き綴ってしましましたが、abitoの結婚式前撮りに対する想いを知っていただきたい一心からなのでご容赦下さい。お客様からいただいたメッセージから、私達のその「一心」がちゃんと伝わっていることが分かり、本当に嬉しく想っています。
前撮り、特にロケーション撮影はそれなりの費用が必要となりますが、貴方がたお二人の「一生モノ」となる写真と思い出と楽しい時間は安く作れるもので良いのですか?そんなに簡単に作れてしまうもので良いんですか?それなりの費用も、今後50年に渡って、あるいはお子様やお孫様と三代以上に渡って共有することが出来ることを考えれば、そう高い物ではないとおもいます。
メッセージをくださったお客様方は決してabitoの前撮りが高いとは思われてはいないことでしょう。だからこそありがたいお言葉を下さったのだと私は考えます。