当店Wedding Dress abitoはご利用されるお客様によってそれぞれの表情を持っているようです。
ウェディングドレスをお探しの方からは「レンタルドレスショップ」、結婚式の前撮りをご検討中の方からは「フォトスタジオ」、その他振袖や留袖などの衣裳をお探しの方からは「貸衣裳店」とお客様によって景色が違うようです。
レンタルドレスショップであり、フォトスタジオでもあり、貸衣裳店でもある・・・結局はこれら全てががWeddinng Dress abitoを構成する根幹たる要素なんですね。だからこそお客様にご提案できることがあります。
それはウェディングのトータルサポートです。
こちらをご覧いただくと一目瞭然だと思います。
結婚式準備にはたくさんのことがありますが、当店がお手伝いできるのは「ウェディング衣裳のレンタル」「ご両親衣裳のレンタル」「和装前撮り」があります。時系列的に並べれば【ドレス選び】⇒【和装前撮り】⇒【ご両親衣裳選び】となるので、その順番でご案内しています。
このトータルサポートですが、何よりお客様に喜んでいただけるのはキャッチコピーにもありますが、「ワンストップでまとめて相談できる」ということ。衣裳にしても前撮りにしても、結婚式場とは一線を画すサポートをご提供しています。
ドレスのレンタルをきっかけに前撮り、ご両親衣裳とご利用くださる方もいれば、前撮りがきっかけの方もいらっしゃいます。また例は少ないですが、ご両親衣裳をきっかけに前撮りをしてくださることもあります(この場合、さすがにドレスは他でお決めになっています)。いずれにしても当店へのご来店くださることが多くなり、結婚式準備中の『サードプレイス』のような感覚で当店を思って頂けることが何より嬉しく感じます。
初来店時にはお互いよそよそしかった関係も、ご来店数が増えるごとに深まり、いつしか大変仲良くなっていきます。関係性がここまでくると、私達abitoのスタッフとしましても、色んなことをして挙げたくなります。そしてお二人の結婚式をまるで兄弟、あるいは親戚の結婚式のように思えてくるので何かと心配ですし、気になるものです。もうお客様ではなく、ファミリーなのかもしれません。
ファミリーは多ければ多いほど嬉しいものですよね。
結婚式が終わった後も、数年後も気軽に遊びに来て頂けるお店でありたいですし、どこかであったら気軽に声をかけあう関係でありたいです。そしていつか、お客様同士を結びつけることにより、また違った関係性を生み出せるような存在になれたら・・・と夢見ています。
そのためにもお客様には出来る限りのことをご提供し、笑顔を作り出していきます。
abitoはドレスも前撮りも留袖もモーニングもお任せいただけるお店です。
ぜひお気軽にご相談下さい。
abitoのこと
臨時休業はするものではないと実感しました
今年は夏季休業をしっかりと取ったにもかかわらず、諸事情により8月19日を臨時休業することになりました。
夏季休業が13日~16日、明けて17日・18日の営業は大変忙しく、ブログを書くことさえままならないくらいでしたが、一般の方にとって9連休が終わったばかりの19日は「さすがに静かなはず」と思っていました。
ちなみに20日の火曜日は定休日なので連休となってしまいましたが、明らかに臨時休業の19日と定休日の20日には大きな違いがありました。
臨時休業日19日
※当店では営業時間外、及び店休日(お盆、年末年始を含む)でもお店に電話をかけるとスタッフの携帯電話に転送され、連絡を取っていただく事ができます。
まぁそんなため、朝から電話が多いこと、多いこと・・・。
ご来店の予約、取引先からの衣裳のご注文、お振込みのお知らせ、お問い合わせ等々、様々なお電話をいただき、ほぼ通常営業しているようでした。いつもであれば、頂く電話も数人でお受けしていますが、この日は私のワンオペ。
いつも以上に多く電話をいただいているような感覚でした。
全く休みという感じではありませんでしたが、これだけ多くの電話を頂けることを大変ありがたく感じました。
そして極めつけの電話は「今日振袖を見せて欲しい」とのご要望。
一度は「本日は臨時休業なので・・・」とやんわりお断りしたのですが、振袖を選ぶ為にお嬢様が東京からわざわざ戻ってきているとのこと、そして今日以外はスケジュールは取れないとのことでしたので、ご来店をお受け致しました。
お話しをお伺いすると、こちらのお客様はかれこれ十年以上も前から事あるごとに当店の衣裳をご利用くださっているとの事でしたので、頑張って店を開けて本当に良かったと思いました。これまでのご利用に少しは報えることができたかなと・・・・。
定休日20日
この日は朝から夕方まで全く電話はなく、夜前に取引先から衣裳のご注文の電話を1本いただいただけでした。
19日とは打って変わって本当に静かな一日でした。
結局・・・・
なかなかない臨時休業でしたから、夏季休業前からブログやウェブサイトで19日のお知らせを可能な限りしたつもりでしたが、その効果は全くなかったようです。付け焼刃のお知らせは全く見てもらっていないこと、届かないことが分かりました。
こういったお知らせは、少なくとも1ヶ月以上前にはアナウンスすべきだと学べたことはある意味収穫です。
また「毎週火曜定休」に関してはかなり浸透していることも比較することで認識が出来ました。
これまでは「うちの定休日なんて誰も知っちゃいないでしょ」とずっと思い込んでいましたが、どうやらそうでもなさそうです。とは言え、定休日を知らずに火曜日にお電話をいただくことも少なくないので、まだまだのようです。
最後に
当店はできる限りお客様のご要望に応えたいという想いを創業より変わることなく持ち続けています。
今回のように、例え店休日であっても可能であればお店も開けますし、営業時間外でもご対応していきたいとは思っています(電話を転送しているのも想いがってのことです)。ですが必ずしも対応できるわけではなく、時には泣く泣くお断りすることがあることもご承知下さい。
明日8月19日は臨時休業となります
夏季休業も終わり、昨日から通常営業となりましたが、明日8月19日は臨時休業となります。
そして明後日8月20日は火曜日ですので定休日となります。つまり明日明後日と連休となります。
皆様には大変ご迷惑をお掛けいたしますが、何卒宜しくお願いいたします。
ブログも昨日は書けず、本日もこんなお知らせ程度の内容になってしまうほど、休暇明けはありがたいことに大変忙しくさせて頂いています。今月中はこんな日々が続きそうなので、まともなブログをお送りすることも少ないかと思いますが何卒お見捨てなさらぬようお願いいたします。
時間のある時にはしっかりと書きます。
お問い合わせへの返信が来ない場合はお電話下さい
最近は当店においてもお問い合わせは電話よりもメールの方が遥かに多くいただいています。
基本的に当店の場合、可能な限り速く返信しており、遅くとも中二日内までには必ず返信するようにしています。
しかしお問い合わせくださったお客様の中には「いつまで待っても返信が一向に来ない」と思われる方もいるはずです。ただし、当店は間違いなく返信しています。「来ない」×「返信した」と双方で意見食い違いが出るには理由があるのです。
「返信が来ない」という場合は二通りの場合があります。
一つは当店が返信してもお客様のデバイスが受け取りを拒否している場合。
これはお客様のメールアドレスが携帯キャリア(●●●@docomo.ner.jpや△△△@softbank.ne.jpなど)の場合が大変多いんです。簡単に言えば当店からの返信メールを「危険」とみなし、受け取りが拒否されるということです。多分、いや間違いなくそういう設定になっているはずです。
こういった場合、返信した直後、当店にこんなメールが届きます。
こうなると当店としましても返信したくともどうすることもできません。
もう一つの場合は当店からの返信メールが「迷惑メール」とされてしまうこと。
この場合、上記のようなメールは届かず、実際には返信が完了しているんです。ただ通常メールとしては扱われないので、別のメールフォルダに振り分けられるので、お客様が「気がつかない」ということが殆んどです。
当店としては再度返信するしか無いのですが、それでも別フォルダ行きなので何にも変わらないんですね。
そこでお問い合わせくださるお客様にお願いです。
冒頭で申し上げた通り、当店は遅くとも中二日(つまり三日後)までには必ず返信します。
なので三日経っても返信が届かない場合はお手数ですが一度お電話にてご連絡下さい。もしくはメールフォルダをご確認いただくか、別のメールアドレス(できればスマホ以外)で再度お問い合わせ下さい。
当店としましてはせっかくお問い合わせくださったお客様には真摯にご対応したいと思っておりますし、当店をご利用いただきたいと思っています。しかしながら「返信が来ない!」ということで、おl客様の中には不愉快に思われる方もいらっしゃいます。
当店にとりましてもそれは不本意ですし、とても残念な気持ちになってしまいます。
メールだからこそ問い合わせた・・・そんな方も少なくはないとは思います。お手数をお掛けしますが、何卒ご理解いただき、返信が確認出来ない場合においては別の方法でご連絡下さい。何卒宜しくお願い致します。
夏季休業のお知らせ
今年も夏季休業をお知らせする時期となりました。
令和最初の夏季休業は下記の通りとさせて頂きますので、予めご了承下さいますようお願い申し上げます。
夏季休業期間
令和元年8月13日(火)~8月16日(金)の4日間
そして大変申し訳ございませんが、8月19日(月)は臨時休業とさせて頂きます。ご迷惑をお掛け致しますが、何卒ご理解下さいますようお願い申し上げます。
ちなみに例年どおり、休業中も当店の電話番号である028-655-0975へお電話くださると転送され、連絡が付くようになっております。
・喪服等のご用命
・17日以降のご来店予約
・簡単なお問い合わせ
このようなご要望にはお応えさせて頂きますが、店舗外での電話受けとなる為に詳細にはお答えできない場合もございます。また電話中、私用により電話に出られない場合もございますので、その際は留守番電話にメッセージ等をお残し下されば、こちらから折り返しご連絡差し上げます。
お急ぎ方はお気軽にお電話下さい。
Wedding Dress abito
繰り返された失敗
Wedding Dress abitoは昭和61年に創業し、33年という月日が流れました。
この30年の歴史の中には大小合わせて数え切れないほどの失敗がありましたが、それらの上に「現在」があることは言うまでもありません。失敗とは「糧」であり、「経験」であり、「肥し」でもあり、ある意味ではなくてはならないものだったと思えるのです。
しかし同じ失敗を繰り返すということは人為的なミスでしかありません。
過去の失敗から何も学んでなかったということになりますし、予見もできたはずなんですからね。
当店の数え切れない失敗の中でも最も大きいものは「出店」なのですが、まさかのまさかなのですが、出店の失敗を繰り返した過去があります。
今だからこそ笑い話ですが、当時は全く笑えないどころか「顔面蒼白」「自信喪失」「打つ手なし」と勝手に煮え湯を飲み、勝手に苦しんでいたかのようでした。
本日ふとそんな失敗を思い出したので、せっかくなのでブログに書き綴ろうと思いました。
繰り返された失敗とは?
Bridal the garbの出店失敗
もう20年以上も前に『Bridal the garb(ガーブ)』というレンタルドレスショップを出店したことがあります。
店舗は今泉にあるFKDの並びで、スペースは20畳あるかないかという小ささでした。
当時はとある結婚式場の提携ドレスショップとして大変忙しかったのですが、その式場のお客様ばかり。先を見越すと「このままでは式場と一蓮托生の運命でしかない」と危機感を感じ、全く別のスタイルのお店を出すことで活路を見出そうとしていたんです。
このお店の特徴は当時には殆どなかった格安レンタルドレス専門としたこと。
うろ覚えですが、確か「ドレスレンタル 95,000円」「タキシードレンタル 50,000円」の均一だったはずです。当時、「持ち込み料」はショップ側が負担するのが当たり前の時代でしたが、garbでは一切の負担なし。
その替わりレンタル価格を格安にしました。
およそ2年ほどで撤退する訳ですが、今考えると失敗すべく失敗したと思えます。
・格安ドレスはニーズがなかった
・立地の失敗
・駐車スペースの少なさ
・広告宣伝の不足
これじゃ失敗して当然です。
angeでも失敗
そしてgarbを撤退してからおよそ10年後の2011年に【ange(アンジェ)】というドレスショップを立ち上げました。
まぁ10年前の失敗から何も学ばなかったように、やはりangeも格安のドレスショップとして生み出してしまいました。やはり価格はここでは書けないほど安価なレンタル価格でした。
ただ前回は貸し店舗での出店でしたが、angeは弊社の物件での営業だったため、経費的にはかなり抑えることができました。
宣伝広告の不足という過去の失敗に学び、angeではタウン誌への広告出稿、ウェブサイト・SNS等での情報発信などに可能な限り力を入れました。店舗も広く、駐車場も問題なし・・・立地に関してはabitoの創業の地ということで可もなく不可もなく。
しかし2年持たずに撤退www
繰り返してしまった最大の失敗は「10年後も格安ドレスのニーズがなし」ということに気付けなかったことに尽きると思っています。
angeには全国のドレスショップで扱われているようなドレスを取り揃えており、レンタル価格は全国平均の半分ほど。
普通に考えればお客様が押し寄せてきそうなものですが、今思うと、全く波風が立ってなかったなと。結局、お客様は「安さ」は求めておらず、例え同じドレスでもあまりにも安いと不信感や疑念を感じてしまうものなんですよね。
食品や消耗品ならともなく、一生に一度の結婚式で着用するドレスには「安さ」ではなく「価値」を求めることは必然なことです。
10年という月日を過ごしながら、同じような過ちを繰り返してしまったのは当店の認識の甘さであり、リサーチ力の低さでしかなく、自ら招いたものでしかありませんでした。
最後に
さすがにもう二度と「格安ドレスショップ」を立ち上げることはありません。
それどころか、今では「安さは何も生み出さない」と考えるようになりました。今、当店の主力商品となっている「ロケーションフォト」は他店と比べて「高い」と言われることもあります。
しかしプラン内容やロケ地の豊富さ、実績、お客様からのお声などを加味し、総合的に価格を判断してくださるお客様ばかりで、皆さまにご満足していただいております。
今後も失敗はもちろんのこと、成功したことや様々な経験や実績を糧とし、より良いお店づくりを心がけて行きます。
何卒よろしくお願い致します。
完全予約制にした結果・・・
当店Wedding Dress abitoは今年の5月1日より完全予約制へと移行し、3ヶ月の月日が流れました。
完全予約制に関しては、ウェブサイトはもちろん店頭でもご案内しています。
30年以上にも渡り、当店は出来るだけお客様のニーズに応えることを第一とし、例えご予約がなくとも可能な限りご対応して来ましたので完全予約制へ移行後のことを心配していましたが・・・・。
さてどうなったのでしょう?
スムーズにお客様を対応できている
この3ヶ月間でドタバタすることは全くなく、スムーズお客様をご案内できていると感じます。
ほとんどのお客様が前日までにご来店の予約をお入れくださいますし、移行前のように無理矢理予約を取ることがなくなったからだと推察しています。もちろんお客様のご希望の日時に既に予約が入っている場合は正直に申し伝え、別日をご案内することもありますが、納得いただいています。
お待たせすることもないので、お客様にとっても当店にとってもストレスを感じることがないことが何よりの成果だと感じています。
当日来店希望される方ももちろんいらっしゃいます
意外と「あ!今日衣裳見学に行ってみようかな?」と当日に思い立つ方も少なくありません。
以前はご連絡なしで突然ご来店される方もおり、時にはご案内がスムーズにならないこともありました。しかし完全予約制になってからは、当日ご来店希望の場合は事前にご連絡下さっています。
なのでご案内可能な時間帯をお知らせすることにより、お待たせることもなくなりました。
もしかしたら知れ渡ってない可能性も・・・
当店からすると完全予約制がお客様に認知されているからこそ、この3ヶ月はスムーズなご案内となったものと捉えています。でももしかしたら認知されているからではなく、『事前連絡は当然のエチケット』とお考え下さっているお客様に恵まれているだけに過ぎないのかもしれません。実際、当店にご来店くださるお客様はみなさまとってもスマートな方ばかりですからね。
そういった意味では完全予約制に移行しなくとも、案外良かったのかもしれません。
最後に
当店を完全予約制にした最大の目的はお客様をお待たせしたり、時間的にご迷惑をお掛けしないことです。
現在のところ、この目的は達成率はほぼ100%。
一生に一度のことですから、時間を気にせずゆっくりとご相談いただきたいですしね。お客様も同じ思いではないでしょうか。
今後も可能な限り、この状況を維持し続けていきたいと考えております。
その為にはご予約者様を最優先にえこひいきしていく所存ですので、逆にご予約なしの場合は大変申し分けないことではありますが、ご案内をお断りする場合もございますので予めご了承ください。
ある意味これはabitoの働き方改革でもありますが、その先にはお客様を見据えてのことなんです。
明日のロケーション撮影は中止になってしまいました
今年の夏は例年に比べてもロケーション撮影の件数がとても多く、たいへんありがたく思っています。
実は明日7月28日も日光にある田母沢御用邸で11月挙式予定のカップル様の和装前撮りの予定でしたが、ご存知の通り、台風が関東に向けて進んでおり、明日の午前中にかけて雨模様とのことで延期となりました。
abitoではロケーション撮影の場合、第一希望日を設定していただくわけですが、今回のように天候によっては撮影できない場合もあるので予備日として第二希望日も設定していただいています。
お店によってはロケが雨などによりNGの場合、自動的にスタジオ撮影になってしまうこともあるそうです。
でもこれって本当にお客様が納得されているとはどうしても思えないんですよね。だってロケ撮影とスタジオ撮影ではそもそも撮れる写真に違いがありすぎますし、お天気次第で全く別の撮影になってしまうわけですからね。
まぁ他のお店のことなので当店が口を挟む問題ではないんですが・・・・。
でも当初「ロケ」を想定したら、お客様心理としては可能な限り、例え延期をしたとしてもロケを敢行したいはずではないでしょうか?少なくとも当店はそのように考えますし、実際に延期してロケを行っています。
明日のロケは延期となり、お客様に確認して9月半ばに撮影となりました。
お客様はもちろん、当店としても明日の撮影を本当に楽しみにしていましたが、自然には勝てませんw。こうなったら「延期になって返って良かった!」といっていただけるように、9月半ばの撮影に向けて万端の準備とより良いご提案とプロデュースとなるようにするだけです。
お客様としても撮影まで時間の余裕ができたので、撮りたいポーズ再確認やアイテムの準備などに手間をかけられるようになったとポジティブに捉えていただきました。
それにしてもこのタイミングで台風が来るなんて・・・意地悪ですね♪
意外に多くいただく「ゲストドレス」のお問い合わせ
結婚式において、新郎または新婦のお母様がご着用される衣装といえば留袖。
しかし中には留袖を選ばない、もしくは選びたくないというお母様もいらっしゃいます。最近の結婚式は以前に比べ、しきたりの面ではかなり緩和されているので窮屈な留袖より洋服を選びたいという方はこれから増えていくのかもしれませんね。
そんな新郎新婦のお母様がご着用される洋服を当店では「ゲストドレス」と呼んでいます。
名称はお店によって違いがあり、「フォーマルドレス」と呼んでいる場合もあるようです。
ちなみにゲストドレスとはこんな感じの衣裳のことを差します。
ロングスカートとジャケットのアンサンブル、またはワンピースとボレロのツーピースとタイプは様々ありますが、シックな雰囲気ながら華やかさのあるまさに結婚式に相応しい衣裳と言えます。
さてこのゲストドレスは残念ながら当店は10年ほど前に取り扱いを中止しています。
その以前はそれなりに需要もあったのですが、今から考えるとビジネスとしては成立していなかったように思います。中止という判断はある意味正解だったんですね。
ゲストドレスには【サイズ】【デザイン】【カラー】【タイプ】という概念があり、これらの組合せは膨大な数になります。
さらに言えば、【デザイン】には年代的なことも含まれるのでさらに取り扱いが難しいんです。大まかに揃えると、お店の中はゲストドレスで溢れかえってしまいますからね。
しかし年に20回ほどはこのゲストドレスのお問い合わせを頂きます。
その度に大変申し分けない気持ちになりますが、その分情報もご提供しています。
・県内の貸衣裳店では殆ど取り扱いがないこと
・ゲストドレス専門、あるいはその部門があるネットレンタルがあること
・ネット購入される方もいらっしゃるということ
留袖の場合、【レンタル代】【着付け代】【ヘアセット代】とかかる費用が多いですが、ゲストドレスの場合はご自分で着られますし、ヘアもまとめなくてOKなのでご自分でセットすることができるので、その分費用を省くことが出来ます。そして何より着ていて留袖より楽ですからね。
今後結婚される方のお母様世代を考えるとその需要は大きくなるとは思いますが、それでも品揃えのことを考えるとそうそう手を出せない衣裳です。
ゲストドレスをご要望されている方は、ぜひネットをご活用されてみてはいかがでしょうか?
店舗で探すより効率よく探せますし、もしかしたらお気に入りの一着に出会えるかもしれません。本来であれば「是非当店で!」と申し上げたいところではありますが、ゲストドレスだけに関しては白旗を掲げるしかないabitoです。
本日のabito
たまにはabitoの一日をお知らせしちゃいましょうかね。
ちなみにabitoのお仕事は「店内」「店外」に分けられます。
店内はもちろんご来店されるお客様への対応、そして店外は提携している各種店舗への衣裳の配送、及び引き取り業務となります。
さてさて本日はどんな感じだったのでしょう。
店内
本日のご来店は二組様。
午前中にお越しの一組目は秋に結婚式をされる花嫁様。
二回目のご来店ですが、既に打掛と紋付袴のご予約をいただいており、本日は正式契約でした。ちょっと遠方からお越しなので本当にありがたいことです。
二組目は午後のご来店で、卒業袴のお客様です。
こちらは三回目のご来店で、8ヶ月先の卒業式でご利用になる衣裳の残金をお支払いに来てくださったんです。
当店をご利用になるお客様の傾向としては「キッチリ」「万全の準備」をモットーにされている方が本当に多いと感じます。
本日は平日ということもあり、お二組だけのご来店でしたが、だからこそじっくりとご対応できたと思います。やはり土日祝日のご来店が多いのですが、意外と平日のご来店がおすすめなんですよ。
店外
本日は三軒のお店に伺って来ました。
一軒目は市内の懇意にしているフォトスタジオへ七五三(三歳被布&五歳羽織袴)の配達です。明日明後日と七五三の前撮りで当店の衣裳をご利用頂きます。
二軒目は市内の葬儀関係の店舗に衣裳(喪服)の引き取りでしたが、ちょうど伺った頃は告別式が行われていたので一旦スルーして次へ向かいました。
三軒目はメッチャ遠いんですが、那珂川町(旧馬頭町)の美容室へ留袖のお届けです。ちなみに使用される留袖ではなく、その前の段階の「衣裳見」でした。衣裳見とは貸衣装をご要望されている美容室のお客様の為に何着かお持ちして、そちらでご試着して頂くことです。これならばわざわざ遠出しなくとも、行きなれた場所で安心して衣裳選びが出来ますからね。
そして三軒目の後は再度二軒目で伺う予定だった葬儀関係の店舗へ。
告別式も終了しており、無事衣裳を引き上げることが出来ました!
まとめ
このようにabitoは営業スタイルが二つあり、なお且つ扱う貸衣装も様々です。
現在ではフォトスタジオ、美容室、葬儀場などへ衣裳をお届けするサービスを提供している貸衣装店は県内では当店だけかもしれません。現在お付き合いさせて頂いている会社さん、並びにお店さんはどこも長らくお世話になっているところばかり。
これまで煮え湯を飲ませられたり、我慢を強いられるお付き合いもありましたが、全てなくなりました。こういうのって自然に淘汰されていくものなんですね。ホント、今は以前とは比べ物にならないくらいに仕事が楽しいと感じています。
店内の仕事はもちろんですが、今後も店外の仕事にも精を出して頑張っていきたいです。