abitoのこと

abitoがお取引している美容室は120件以上

一般的にはレア中のレアであろう業種である貸衣装・・・abitoはこの業種に属しています。

宇都宮市内においては純粋な貸衣装店は8軒(※結婚式場内の衣装室は除く)。またこのうちの2軒はウェディング専門店です。
 中核都市であり、人口が55万人以上を誇る中規模の都市にもかかわらず、貸衣裳店はそのくらいしかないくらいにレアなんですね。

貸衣裳店のお客様を除く取引先は限られており、主な取引先は「結婚式場」「美容室」「写真館」であり、その他はほぼ思いつかないくらい狭い範囲でのビジネスなんです。

ちなみに当店abitoは結婚式場関係とは一切取引しておりません。
もちろん以前は当たり前のように取引しておりましたし、お得意様でもありました。当店も過去には6軒の結婚式場と同時に取引していたものですが、すでになくなってしまった式場が殆どです。

今後も結婚式場と取引することはないと思います。
他店さんはどのように思っているかわかりませんが、当店にとってはそのようなビジネスモデルはもはや過去のことと割り切ってしまっているんです。あまりにも不条理な事が続いたので、ある意味トラウマを抱えたからとも言えるかもしれません。

また当店が取引している写真館は1軒だけです。
そもそもabitoも写真撮影業務に携わっているので、1軒あるだけでも不思議なくらいです。ちなみに衣裳の業務提携だけですけどね。


そして美容室ですが、当店は県内の広いエリアに渡って120軒以上と取引しています。
以前はこの倍の250軒ほどの美容室と取引していたものですが、年々減少し、今では半減してしまいました。


さて美容室とはこんな取引をしています。

【貸衣装を利用したいお客様のご要望を美容室が仲介し、当店は美容室を通して貸衣装を手配する】こんな感じでしょうか。
美容室からご要望の貸衣装の詳細を聞き、それに則した衣裳を数着美容室に届け、そちらで衣裳をご確認・ご試着して頂きます。そしてご利用が決定となったら、ご利用日に合わせて衣裳をセットして美容室にお届けし、お客様は美容室において着付けをされます。使用後は衣裳は美容室に返却し、その後当店が回収するという流れになっています。

要は一時だけ、その美容室がabitoの小さな仮店舗になるという感じでしょうか。

取引の9割以上が宇都宮以外の地方エリアの美容室です。
つまりお客様も地方エリアの方なので、わざわざabitoに行かなくて済むという利点、そして気慣れた美容室での試着、そして衣裳に詳しい美容スタッフのアドバイスにより、安心して衣裳を選ぶことができるという利点があるんです。

宇都宮の貸衣裳店でこのようなビジネスモデルを現在行っているのは実はabitoだけなんですね。
以前は他にも数店行っていましたが、廃業や業務縮小により撤退され、abitoだけになってしまいました。つまり独占状態♪

とは言っても年々減少する取引美容室、貸衣装の需要の減少、結婚式場での利用増により独占状態であるんですが・・・・美味い話しではないことは確かです。

他店が撤退していく中で、当店もある時「さて続けるべきか否か?」を選択しなければなりませんでした。
手間や経費、費用対効果、そして何より売り上げなどを考慮したら、止める選択もあった事は事実です。しかし創業から数十年に渡って支えてくださった多くの美容室が継続を望んでいることを知り、恩返しではないですがabitoだけは続けて行こうと決意し、今に至ります。

そもそもabitoというお店は天邪鬼で、「他がやらないこと」に積極的に取り組んでいく土壌が昔からあるんです。
そういった根幹の気質的な面から言っても、継続という選択は間違いではなかったと思っています。

美容室経由でご利用くださるお客様とは顔をあわせることはなく、名前すら知らずじまいのことが殆どです。
顔も知らない、名前も知らないですが、それでもやはりabitoの大切なお客様であり、お住まいのエリアで貸衣装の利用が完結する利便性を喜んでくださっているので、今後も変わることなく継続していきたいと考えています。


もしかしたら貴方のご家族やご親戚も知らず知らずのうちに、abitoの貸衣装をご利用くださっていたかもしれませんね。

abitoあるある その① 「悩む方ほどキャンセルする」

abitoは創業33年であり、これまで様々なことがありました。

その中で繰り返し経験し、今では同じような事が起こるとその結末さえ予感出来ることもあります。いわゆる「あるある話し」と言えることが結構あるんですよね。そんなabitoのあるあるを不定期ではありますが、ブログの一つのネタとして今後はお贈りしていこうと思います。

栄えある?第一回目は「悩む方ほどキャンセルする」というあるあるです。


abitoが扱う冠婚葬祭の貸衣装、および記念の写真撮影の利用は人生でもほんの数回のこと。
もちろんどなたも悩みますし、迷います。何たって経験が少ないし、失敗したくないですからね。

しかしその「迷い」にはレベルがあります。
レベルを1~10に分けるとするならば、今回のあるあるに属するお客様はレベル8以上の方です。
 

レベル8以上の方とは

簡単に言えば「決められない方」と言えます。
もちろん決める気満々で貪欲に試着もされますし、どの衣裳を見ても褒めてくださる良い方が多いのも特徴です。しかし一度迷いのスパイラルに入ると抜け出せない傾向があり、この場合当店では「仮予約」というシステムで数着をお取り置きし、期限を設けてお返事を頂くようにしています。

しかしレベル8以上の方はほぼほぼ後日にこんなご連絡を下さいます。
「さんざん迷って時間をかけてしまいましたが、今回はキャンセルということで・・・」
お客様は大変申し分けなさそうにされていますが、実は当店としましては33年の実績によりある程度想定しているのでほぼ驚きがないどころか、答えは知っていたとも言えます。

レベル8の方を否定しているわけではありません

上記のことから当店が「お客をバカにしている」と感じる方がいるとしたら、それは違うとハッキリ申し上げておきます。
バカにしているのであれば【仮予約】を提案しません。
少しでも可能性があるのならご利用頂きたいと思ってるからこその仮予約です。
そして殆どの方が「いい人過ぎる」からこそ、その場でお断りされないことも理解いているつもりですしね。

キャンセルの理由は実はabitoの怠慢

悩みに悩むレベル8以上の方達が結果的にabitoを利用しなくなるのは実はabitoに問題があるからだと思っています。
その問題とはabitoが「押し売りしない」「無理強いしない」「マネーゲームしない」「後追い営業しない」など結構あるんですね。

かいつまんで説明すると「abitoは強いセールスをしない」・・・というよりは「したくない」と言うことです。
お客様側からすれば、ある程度押して欲しいのかもしれません。しかし前述のように貸衣装にしても記念撮影にしても、大きな節目を迎えるからこそのご利用であるので、押しまくってご利用頂いても嬉しくありません。
できる限りご自分のご決断でご利用いただきたいですし、特に慶事でのご利用の場合はクレームになるようなことはしたくはありません。また「マネーゲームしない」とありますが、これは値引きをエサに接客しないということです。

もしかしたら強く押せばご利用頂ける方もいらっしゃったのかもしれませんが、出来ないものは出来ないですし、したくないことはしたくありませんからね。

要はキャンセルになるのは自業自得と言えるんです。
もちろん我々としても認識していますが、多分今後も変わることなくこのまま行くのではないかと・・・。
 

最後に

今回のあるある話しの場合、ビジネスとしては改善することが好ましいとは重々承知しています。
そして今はお店としても人としても常に進化と変化を追い求めねばならない時代でもあります。

それでも変われないこともありますし、変えたくないこともあります。
この事以外ではどちらかと言えば、当店は変化への欲求が他に比べ大きいのではないかと思っています。

「変える事」
「変えない事」
何が正解で不正解かは誰にもわかりません。ただ変えるにしても変えないにしても、自ら決断したことが正解となるような努力だけはしなくてはなりませんね。

結果的に「キャンセル」になったとしても、時を経て、いずれは違う形でお店をご利用くださるような接客とサービスに今後も取り組んでいきたいと思います。

 

インスタグラムで知るお客様の本音

先日、久しぶりにドレスメーカーの担当の方が来店し、1時間ほどお話ししました。

かいつまんだ会話の内容はこうです。

・ドレスが売れない、お店側も買ってくれない
・結婚式が減っている
・貸衣装店(ドレスショップ)が減っている
・花嫁のウェディングに関する情報源はほぼインスタグラム

このようにどちらかと言えばネガティブな内容でした。
まぁ思い当たる節もありましたし、実際にそういう傾向ですから今更驚きもしませんが個人的に注目をしたのが「情報収集はインスタグラム」という部分。

これまで某有名結婚情報誌が担ってきた部分をインスタグラムが取って代わったわけですね。
つまり先輩花嫁さん達の実体験や経験から様々なことを学び、活かしていくようになっているんです。ここには情報操作もありませんし、宣伝でもないですし、いわば全てが「リアル」。

実際のリアルな声ほど参考になる物はありませんからね。


さて当店もインスタグラムアカウントを運用しています。
ちなみに【ウェディング】【結婚式前撮り】【成人式】【七五三】と4つのアカウントがあるのですが、実際に更新しているのは現在【結婚式前撮り】と【七五三】のみとなっておりますが、反響があるのは結婚式前撮りのアカウントです。
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こちらにアップしている前撮り画像は全て実際のお客様。
また一切編集せず、お客様にお渡ししたままの画像の掲載にこだわっています。なぜかと言うと「リアル」をお伝えしたいからです。

フォロワー数は寂しいですが、反応や反響はその数に比例してはいないんですよね。実際にそう感じています。


さてそんな当店の結婚式前撮りのインスタグラムアカウントですが、時折、お客様のアカウントで紹介されることもあるんです。本当にありがたいことでお礼のコメントを残したい気持ちもありますが、我慢しています。なぜかと言うと、当店のコメントが入ることによりご迷惑をお掛けしてしまう事もあるでしょうし、お客様のアカウントでの宣伝になってしまいますからね。

それでもしっかりと拝見させて頂いております。


先日、やはりお客様がご自分のアカウントで当店についてお書きくださっていました。
そこには前撮りを検討していた段階で当店を候補の一つにお選びくださったことや、他社と比較されたことなどが書かれていました。
当店としても文面を読み続けていくにつれ、ドキドキが加速・・・ですが最後まで読み終わるととても嬉しい内容でした。

2社を比較⇒当店にご来店してのご相談(結果は一旦持ち帰り)⇒お二人で検討会⇒2社目に行く前に当店をお選びくださる

こんな流れを文面で書かれていましたが、「お二人で検討会」では2社のインスタグラムの画像で比較されたそうです。そして「写真の雰囲気がいい」と言うことで、当店をお選びくださったようです。本当にありがたいですし、ご自分のアカウントで書かれていたということは『本音』に違いありませんから余計に嬉しいです
※予算を少しオーバーしてしまったということにも触れられていました。すみません!

当店はインスタグラムに画像をアップする際はみなさんのご想像以上に悩み、迷っているのが実際です。
インスタグラムは少しでも多くの方にabitoを知って頂き、ご利用して頂きたいからこそ活用している訳ですが、この他に「ぜひabitoの画像を前撮りの参考にして頂きたい」という想いがあるからです。
そのためにはやみくもに画像を選ぶことはできませんし、ある意味オリジナリティーがあるものをアップすべきだとも考えています。
これが迷いと悩みを作り出す理由なんです。


調子が出てきたので、今日はもうちょっと書きますね。

abitoで前撮りしてくださる方の殆どが「こんな前撮りがしたいです」と、参考画像をまとめたものを用意くださいます。
その中には必ずといっていい程abitoのウェブサイトやインスタに掲載されている画像が含まれており、見た瞬間、本当に嬉しいんですよね。実際に当店で撮影したものですから、当然問題なく撮影できます。また他店の画像であったとしても、できる限りご満足頂けるように撮影いたしますのでご遠慮なく!
また他店で前撮りされるにしても、abitoの画像が参考画像としてご利用頂いていたら、それはそれで嬉しいですし、本望ですし、インスタグラムを続けている意義があるというものです。


これまでウェディング関連の知りたい情報はある意味フィルターに掛けられ、ぼやけてわかりづらいものでした。
しかし現在ではインスタグラムをはじめとしたSNS等で、実際に体験・経験したからこその情報が簡単に入手することが出来ます。

ぷれ花嫁が本当に欲しいのは「得する情報」「上手な方法」はもちろんですが、同じくらい「損しないための情報」「失敗しないための情報」も求めているはずです。上辺だけの情報ではなく、リアルな情報を発信することがショップにも求められているのだと思います。
インスタグラムはそれを具現化できるツールであり、活かすも殺すもお店次第。

「正しいものは常に新しい」、こんな言葉もあります。
abitoは今後も業界に左右されることなく、常に正しく、リアルな情報を発信して行きます。

後追い営業はお互いイヤな気分になるのでしていません

当店ではドレスや打掛のレンタル、及び和装前撮り等の写真撮影を希望されてのお客様には、初来店の際にアンケートをお書きいただいています。

アンケートと言ってもごく簡単な質問事項と、お名前とご連絡先をご記入して頂くだけのもの。もちろん強制ではなく任意でのものですので、ご記入されるか否かはお客様のご判断にお任せしています。

アンケートはあくまでも初対面である我々とお客様とのコミュニケーションを少しでも近づける為のものですので、可能であればご協力くださると大変助かります。


さて我々のような業界は一般的な店舗と比べると、扱う商品の単価は高額です。
高額だからこそお客様方は間違いのない選択をしたいはずですし、妥協なんてもっての他ですよね。

しかしこの業界の営業はしつこいことで知られています。

例えばレンタル振袖。
どこで住所や名前を調べたのか、情報を買ったのかはわからないけど大量のダイレクトメールが成人式を控えたご家庭に届きます。
一度お店に行ってしまうと、その後電話営業が続いたり、自宅に訪問したりと結構なレベルでしつこいんです。

例えば結婚式場
こちらではDMは少ないですが、一度フェアなどにいくと電話はもちろん、手紙やハガキなどがやってきます。もちろん嬉しい場合もありますが、その式場に魅力を感じなかった場合は「もうやめて」と思うことでしょう。


なぜ他の業界に比べて営業が粘着力が強いかというと、答えは一つ「単価が高いから」、そして絶対数が少ないからです。
つまりお客様一人たりとも是が非でも逃したくないですし、「NO」という答えが出るまではとことんまで頑張ってしまうんですよね。ある意味素晴らしいひたむきさとも言えますが、それはお客様の感じ方次第。

ちなみに私個人の場合、追いかけられると逃げたくなる性分。
少しでも「しつこい!」と感じたらきっぱりとお断りしますし、そちらで出費をすることはまずあり得ません。でもこういう人って少なくはないのかなとも思います。


話しを元に戻しますが、ご記入いただいたアンケートを元にした「後追い営業」は当店は一切しておりません。

例えお客様がめっちゃ悩んでお帰りになっても、「随分とお悩みのようでしたが、いかがでしょうか?」なんて後追いの電話をしたり、お手紙を書いたりも致しておりません。でもお客様からのご相談のご連絡はめちゃめちゃ「待って」います・・・ということだけはハッキリとお伝えしたいと思います。

前述の通り、個人的に後追いの営業されるのがとても嫌いなので、自分が嫌なことは人にはしたくないという想いがあります。それに後追いするのって本当にストレスですよね。
とっても嫌なことを言われることもあるでしょうし、誰だって断るのは嫌なものです。

お互い「イヤな想い」をしがちな後追い営業は当店においては選択肢としてラインナップされていませんのでお知らせしておきます。


後追い営業をしないのは嫌な想いをするからだけではありません。
前述の通り、当店は比較的単価の高い商品を扱うお店で、お客様方は皆さん「間違いのない選択」を望んでいます。例えどんなに悩んでいて、もうひと押しで当店をご利用くださるかもしれない場合もありますが、そこで後追い営業でご成約頂いてもそれが間違いのない選択とは言い切れません。

やはり最後の最後は我々の「押し」ではなく、ご本人自らの決断によってご成約頂くことを当店は何より大切にしています。

そのままフェードアウトするお客様もいらっしゃいますが、後追い営業せずとも多くのお客様が戻って下さいます。大変有難いことであると同時に、これで当店は後ろめたさを一切感じることなく、とことんお客様のお手伝いができると言うものです。


ですから当店の宣伝文句「お気軽にご相談下さい」は文面そのままで捉えて頂いて結構です。
後追い営業はもちろん、押しの強い営業も致しておりません。

実際、この営業スタイルはビジネス面から考えると「不可」である認識はもちろんあります。
しかし当店が30年以上にも渡って存在し続けていられるのは、創業当時から、先代の時代から受け継いだこのスタイルあってこそだとも信じています。少なくとも自分がしたくないことは人にしたくないというのが根っこの部分なんでしょうね。

実際のところどうなのか?
ぜひ一度ご来店して、悩みまくってください。でも電話もメールも手紙も届かないはずです。ある意味放置プレイかもしれませんね(笑)

ブログ継続丸10年 今後の向き合い方

当店は2009年6月にアメーバブログからブログを開始している・・・ようです。

すっかりいつから始めたかなんて忘れてしまっているので、超久しぶりにアメブロを覗いて来ました。2009年ですから今月でちょうど丸々10年が経ったということになります。

   ⇒abitoのアメブロ


何気なく始めたブログで、最初は何を書いたらいいかなんて分からず、ただやみくもに投稿を繰り返していた気がします。過去に書いたラブレターじゃないですが、きっと読み返したら恥ずかしすぎて死んでしまいそうなので、久しぶりに覗きはしましたが文章は完全スルーしておきました。


その後、アメブロからLivedoorブログに移動、そして今はWordpressとなりましたが10年間ブログを続けていることになります。まさかこんなに続くとは全く思ってはおらず、自社のことながら「大したもんだ」と感じます。10年間、何かを継続するってなかなか出来ない事ですからね。

10年間ブログを続けたその成果
1/10世紀(10年)もの間、ブログを書き続け、投稿記事数は合計して約3000。
さすがに3000記事も書けば、何か目に見える、または肌で感じる成果があって然るべきですよね。しかし残念なことに、明らかなる成果を感じることはありません。
残念な気もしますがね。

ですが全くのゼロでもありません。
「ブログを読んだんですけど・・・」とお問い合わせくださる方もいれば、「ブログ読んでますよ♪」と言ってくださるお客様もいらっしゃいますので、お客様との関係性の構築に役立っています。
さらにはウェブサイトと連携させているのでSEO(検索順位の上位表示)にはかなり貢献しています。
もしブログ記事を一斉に削除すれば、あらゆるワードでの検索順位は間違いなく下がってしまうでしょう。

やはり何かを続けると、期待値までは行かなくても何かしらのご褒美、恩恵、効果は少なからずあるんですよね。

ブログ内容も変化してきた

当初のブログを始めた目的はもちろん「自社の宣伝」です。
それは現在でも変わりませんし、この目的がなければ10年間も続けることはできなかったでしょう。
しかしこの10年の間にはブログの内容はぶれまくっていたことも・・・・。

今も後悔しているのは「昨日こんなことしてきました」的なブログです。
誰も私達のことを知りませんし、ましてや個人的なことなど全く興味があるはずないのにもかかわらず、プライベートの切り売りをしていました。もちろんこういったブログは少なくないのですし、これを売りにしているブログもあるでしょう。
他を否定しているわけではなく、当店のブログとしてはそぐわない内容だったと反省している次第です。

読んでくださる方の期待に応えるコンテンツを提供すべき

当店のような貸衣装だったり、写真撮影を検討されている方は洋服や旅行などを検討している方に比べて遥かに分母が小さく、小規模です。そしてこの業界のブログはさらに少ないはずですから、やっと辿り着いたブログに見も知らぬスタッフの前日の過ごし方などがあったらどう感じるでしょう?少なくとも私は「イラっ」とします。

やはりブログを書く意義としては、読んでくださる方にとって価値のある情報の提供だと思っています。
繰り返しになりますがこの業界はある意味特殊で規模的にも小さい為、他の業種に比べ出回る情報量が圧倒的に少ないんです。それに加え、閉鎖的で悪い意味で保守的な業界なので、上辺だけの情報しか発信されていませんからね。

良いのか悪いのかはわかりませんが、当店は業界で「タブー」とされていることにも言及したブログを書くこともあります。業界内では反感を買うこともあるでしょうが、当店が見ているのはお客様方なので全く気にもしませんけど。

だからブログが長文に

「abitoのブログって長文が多いね」
よく言われますし、実際にそうです。何せ出来るだけ細かく情報をお伝えしたいと思っているので、やたらと長くなってしまうんですよね。本来であれば、読む側のことを考え、シンプル且つ的確な文章にすべきところですが、それでは書き手の真意や想いが伝わらないと思ってしまっているんです。
長文を見ただけで「もういい」と帰ってしまう方は多いと思います。
でも本当に求めていることに関してのものならば、誰だってどんな長文でも読みきってしまうものではないでしょうか?

ま、単純に当店の文章構成力がないだけとも言えますけどね。

最後に

10年の間、「内容はともかく毎日書き続けること」をモットーにしていた時期もありますし、有名なブロガーさんも同様のことを言ったりもします。確かにブログを大切に思っていますし、継続してこそとは思っていますが本業ではありません。あくまでも本業は貸衣装と写真撮影です。
その本業の鎧となり、盾となてくれるものの一つでしかありません。
下らない、必要性のないブログを書くことで、その鎧と盾に傷や綻びが出来ることだけは避けなければなりません。
当店のブログは殆どの方に響かない内容ばかりですが、必要としている方にはとっても価値のあるものであると信じています。もちろんもっと効率良くする方法もあるのでしょうが、オリジナリティーがあってこその価値というものもあるはずです。

今月でキリのいい10年という節目を迎えましたが、今後も変わらず長文の、そしてタブー無視でお役立ちする情報を皆さんにお届けしていきたいと思います。ただ書きたくない日、書けない日などは無理して更新しませんので予めご了承下さいますようお願い致します。
 

もし生まれ変わったら・・・

「生まれ変わっても貴方は今の仕事をもう一度選びますか?」

たまに耳にする問いかけです。


本音はともかく、オフィシャルな場面では多くの方が「もちろんこの仕事を選ぶでしょうね」と答えるんじゃないでしょうか。もう一度選ぶということはそれだけ今に仕事に誇りとやりがいをもっていることのアピールにもなりますし、質問者としてもこの答えを期待しているからだと思います。それに聞こえもいいですしね。


もちろん本心からそう思っている方もたくさんいらっしゃるでしょう。

私個人としては、この事に関してはこれまで深く考えた事もありませんでしたが、もし同じ問いかけをされたら、やはり前述のような答えをしたと思います・・・・・以前なら。そう、今は違います・


実はドキュメンタリー番組でそんな質問の場面があり、私はてっきり質問された方が「もう一度選ぶ」という答えを出すと思っていました。「テレビだし、いろんな方が見ているわけだし、間違っても選ばないとは言えないよね~」と。
でもその方は「選ばない」と答えちゃったんです。

こうなるとその理由が知りたくなるし、俄然その方に興味を持っちゃう訳です。
またその理由が素晴らしく、大変納得のいくものでした。「あぁこういう考え方もあるんだ」と思うと同時に、その方の仕事に対しての向き合い方がとてもカッコ良いと感じました。

その理由とはこうです。※私なりの意訳です
「今のこの仕事は好きですし、誇りも持っています。でも次の人生ではこの仕事を選ぼうとは思っていません。つまりこの仕事は今の人生で終わりとなります。だからこそ付き詰めていきたいですし、やり残しがないようにしていかなくてはならないと常に思っています」

なるほどです、なるほど過ぎます。

「生まれ変わっても貴方は今の仕事をもう一度選びますか?」

これまで模範的な答えは「Yes」だと思っていましたが、どうやらその後の私の感覚からすると「No」のようです。
次の人生で選ばなくても済むほどに仕事をやり尽くすという考えるその方を私は尊敬しますし、同様に考えていきたいと思います。

今出来ること、今の人生で出来ることをしっかりと考え、行動に移し、「やれることは全てやった」と人生の最後に思えるように仕事に取り組んでいきたいです。現実的には無理何でしょうけど、そういった想いを持つ事こそが何より大切なんだなとドキュメンタリーをみ終わって感じました。

 

スマホはガラスコーディングで守りませんか?

題名だけ見るとabitoの事業とは全く関連性がないですが、別に新事業を立ち上げた訳ではありません。

最後までお読みいたければご理解いただけます。


さて6月に入って直ぐ、和装前撮りが相次ぎました。

その一組のカップル様は当店としては珍しい20代前半のお二人でした。

ご来店当初から感じていましたが、とてもお若いのにしっかりされていて、腰も低く礼儀正しいお二人です(上から目線で申し訳ありません)。
撮影当日の移動の車内で、いろいろとお話しをお伺いしました、なんとそんなにもお若いのにも関わらずに既に複数の事業を展開され、また今月もう一つ立ち上げるとのことでした。

つまり起業家なんですよね。
その腰の低さ、礼儀正しさにもうなずけます。ホントお休みがないほど、毎日毎日お忙しいそうです。

本日の題名はここから来ています。
立ち上げた事業の一つに「ガラスコーティング」があるそうです。

スマホだけでなく、タブレットやメガネ、ゲームやパソコンなど画面などが壊れやすいデバイスに施すコーティングです。また金属アレルギーの方に好評なのが、指輪やピアス、ブレスレットなどの金属へのコーティングだそうです。アレルギーを気にすることなく、お好きなアクセサリーを付けられることは本当にあり難いことですし、大変立派な社会貢献ではないでしょうか。

スマホってもう生活に絶対欠かせない存在となっていますよね。
新しくした時は誰でも大切に扱いますし、液晶画面が割れないようケースカバーやガラスフィルムを貼ったりするものです。私も同じです・・・しかし時間の経過と共に扱いが雑になってくることもまた事実。

その結果がこれです。
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ここまで来ると諦めがつきますが、問題なく使用できるのでかなりの期間放置状態です。

そもそもスマホにガラスコーティングがあることすら知りませんでした・・・お恥ずかしい限りです。

そしてお客様からそんな事業をされている聞き、瞬時にコーティング費用は「間違いなく1万円はするはず」と勝手に想像しました。もしそうであればフィルムの方が手軽ですし、2~3,000円も出せば購入できますしね。

しかしお客様の口から出た価格は驚きの・・・

5,000円!!!!(税別)


正直、嘘偽りなく「お手頃~♡」と思いました。
費用だけ見れば、もしかしたらカバーやフィルムの方が安いかもしれませんが、どちらとも時間の経過と共に古くなったり、汚れたり、剥がれてしまいがちです。しかしコーティングならその心配はありませんし、殆どキズはつかないそうです。安心ですよね。

※他店では3,000円ほどのコーティングもあるそうですが、そちらは塗布が一回となり持続性が劣るそうです。ちなみにこちらは3回塗布なので少しお高めですが、コスパ的にはかなり優秀ではないでしょうか?

詳しくはこちらのチラシをご覧下さい。
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そしてMENUがこちらです
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どんなに私がこの良さを説明しても、所詮は専門外の素人なので、気になる方はお問い合わせしてみてはいかがでしょう。

ちなみに私はフィルムを貼るのが下手ですし、スマホはパンツのポケットに入れる派なので出来ればひと回り大きくなってしまうカバーは避けたいですし、そのためよく落としがちです。私のような方は絶対ガラスコーティングを選ぶべきではないかと思います。

もちろん今度スマホを変えたら、その足で施工をお願いしたいと思っています。


今回、ブログでご紹介したのは当店をご利用くださったお客様のお仕事ということもあります。しかし不特定多数の方がご覧になるブログですので、ただそれだけではご紹介することはあまりにもリスクがあります。
ただお二人のお仕事に対する姿勢、人間性、さらにはこのサービスを求めている方は多いのではないかということでご紹介致しました。

私達のお仕事は衣裳のお貸し出しや写真撮影ですが、お客様の人生に携わることでもあります。
そう言った意味でも、お客様の人生の根源ともなるお仕事に関し、僅かでも一助となれたらと考えています。

次回スマホの機種変更の際にはガラスコーティングをご検討してみてはいかがでしょうか?
 

本当に伝えたいことは「手書き」を基本にしています

サービス業ではまずは知っていただくことが何より大切です。

店名はもちろん、業種、サービス内容、キャンペーン等々、お客様に知って頂きたいことは山ほどありますが、全てを伝えることは大変困難であることも事実。しかしその努力を怠ってしまうのはありえません。

そこで大切になるのがお伝えしたい情報を整理し、重要度を査定していくこと。

重要度が高い情報をどのように差別化していくかはお店や会社次第ですが、当然当店でも行っております。

重要なことは手書き
AI、自動化と世の中は便利な方向へ向かっていますが、やはりどこかでアナログを求めていることは確かです。

例えば「ありがとう」という言葉を文字にするにしても、LINEやメールより手書きの方が伝わります。
字が汚いとか、下手とかは問題ではなく、PCフォントではない完全にオリジナルの文字であり、思いが込められているからなのかもしれません。そして当店もお客様に伝えたい大切なことは、できる限り「手書き」としています。
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入り口にはご来店への感謝の気持ちを

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営業時間もさりげなく手書きです

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キャンペーンだって、手書きの方が思いが伝わるかもしれません

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遊び心が出せるのも手書きだからこそ

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大切なお客様方の思い出ももちろん手書き

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イチオシのアルバムだからこそ、思いを込めて伝えたいのです


手書き風フォントもありますし、印刷すれば文字の大きさや並び、配列だっていくらでも思うように作ることが出来ます・・・しかも簡単に。

しかしどんなにキレイでも、おしゃれでも、目だっても伝わらなければ全く意味がありません。だからと言って手書きだから絶対に伝わるわけではありませんが、少なくとも思いが込められてはいます。

最終的な受け取り、判断はお客様次第となってしまいますが、当店としては出来る限りの「伝える努力」を怠らず、一人でも多くのお客様をお迎えしたいと考えています。

abitoは令和元年6月より完全予約制となります

平素はWedding Dress abito、並びにブライダルファッション楓をご愛顧下さり誠にありがとうございます。


弊社は令和元年6月より完全予約制へと移行します。

何かとご不便、ご迷惑をお掛けいたしますが、何卒ご了承下さいますようお願い申し上げます。
ご来店をご希望の場合は事前にご予約下さい。また当日の場合はご来店前にお電話等で予約状況のご確認をお願い致します。

なお、ご予約なしでご来店された場合にはご案内が出来ない場合がございますが、念のため店内へお声がけ下さい。
  ※ご案内ができる場合もございます。

また毎週月曜日に限り、【ウェディングドレス等の婚礼衣裳のご案内とご試着】【結婚式前撮り(フォトウェディング)のご案内】は受付不可となります。恐れ入りますが、水曜日・木曜日・金曜日・土曜日・日曜日のいずれかでのご来店をお願い致します。

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店頭でもご案内しています

本当の意味での誠実な対応が完全予約制

弊社は創業当時、「来るものは拒まず」の精神、というよりはどこもかしこも来店予約という概念がこの業界にはありませんでした。
つまり完全フリーでのご来店ばかりで、時にはお客様が集中してしまうこともありました。そして十数年前頃から「予約優先」とさせて頂きましたが、やはり少なくなったものの、予約なしでのご来店される方がいらっしゃいます。

わざわざ時間を作ってまでお越しくださるお客様に対しては予約あるなしを問わず、出来るだけご対応することこそが誠実な対応と考えていました。しかしやはり予約くださった方こそ最優先で対応する事こそが、本当の意味での誠実だと改めて感じました。

予約優先のままですと、フリーのお客様へも対応が求められるのでどちらに対しても中途半端になってしまします。
これって誠実どころか、不誠実だったのかもしれません。

そういったこともあり、今回完全予約制というシステムに切り替えることとなりました。

abito的働き方改革の一環

これまで全てのお客様に対して、スタッフは誠実にそして丁寧に対応してくれています。時には食事を取らずに、時にはトイレを我慢しながらも嫌な顔一つせずにです。
完全予約制にすればさらに誠実で、丁寧な接客に繋がるはずです。

「動く時はたくさん動き、休む時はしっかりと休む」
次のお客様のご来店時間を把握できていれば、メリハリを付けることが出来ます。接客が終わったら一旦リセットして、新たな気持ちで次のお客様をお迎えすることが出来れば、精神的ににも身体的にもスタッフも少しは余裕をもっと担保できると思います。

それは結局、周りまわって最後はお客様の為と言えるでしょう。

最後に

「予約しなくても対応してくれる貸衣裳店」
もしかしたら、このことはWedding Dress abitoの大きなプライオリティーの一つだったかもしれませんので、完全予約制に移行する怖さは正直感じています。またこのことを知らずにご来店されるお客様に多大なご迷惑をお掛けしてしまうこともあるでしょう。

それでも完全予約制を選択したのは確固たる信念があるからです。
もし自分が逆の立場、つまり客の立場であれば「せっかく事前に予約したんだから、それなりの対応をして欲しい」と思うはずです。ましてや他の客の対応の為に、少しでも待たされたら・・・・次はないかもしれません。

当店にご来店されるお客様はそれ相応の理由と目的があってのこと。
その理由と目的に真摯に、誠実に向き合う為には完全予約制こそが最適な選択だと思いますし、この選択が間違いではないことを証明する為にも、これまで以上にお客様に対して親身になってご対応していきます。

なにとぞ宜しくお願い申し上げます。

 

和装用ハンガーはこんな感じのものです

衣類に欠かせないアイテムと言えばハンガーです。

実用的なものもあれば、おしゃれなものもあり、現在では様々なタイプのハンガーがありますよね。ご存知の通り、ハンガーは衣類を掛けて保管するための物ですが、要はシワにならないようにするためです。また畳んで仕舞うのに適していない衣類の保管にはとっても便利ですよね。

通常、ハンガーに掛けるものと言えば男性であればスーツやコート、女性であればワンピースやちょっとしたドレスだったりですよね。でも中にはTシャツやカットソーなどカジュアルな服でもハンガーに掛ける方もいらっしゃいます。


共通して言えるのはやはり「シワをつけたくない」「大切にしたい」という思いがあるからこそです。

さて、留袖や振袖などの和装専用ハンガーがあるのをご存知でしょうか?
IMG_9169こちらが和装専用のハンガーです。

見た目からして和の雰囲気が漂い、見ようによっては小学校の教材のような気もしますが優れものなんです。

何と!伸びます。
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伸ばす長さを調節できるので、大人用から子供用までの和装に対応しています。

ちなみに下につき出している部分は帯をかけるためのものです。

実際に和装(ここでは卒業式用の二尺袖)をかけて見るとこんな感じになります。
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袖がピンとしたまま保管できるので、シワになることは一切ありません。何と言っても和装にとってシワは大敵ですからね。

普段、留袖や振袖といった和装は畳んで和箪笥などに仕舞うものです。
でも仕舞ったままだと折じわが強く、そのまま着用してしまうとそのシワが気になってしまいます。ちょっと早めに箪笥から出し、和装ハンガーで吊るしておくと少しはシワも軽減しますし、ちょっとした虫干しにもなります。

※シワをきちんと取るならやはりアイロンがけがおすすめです。

つまり、この和装ハンガーは「保管用」というよりは、着ることを前提とした準備用と言ったところでしょうか。

当店には栃木県内だけではなく、県外での結婚式でのご着用で留袖などの和装をレンタルされる方が少なくありません。
県外でのご使用の場合、ご自分でお持ちする方もいれば、郵送を希望される方もいらっしゃいますが、いずれにしても「到着しましたら、出来るだけ早めに和装を吊るして下さい」とお伝えしています。もしご希望であればこちらの和装ハンガーもサービスでお付けしますので、遠慮なくお申し付け下さい。
※和装レンタルのお客様に限ります。


なかなか皆さんのお目にかかることのない、この和装ハンガー。
専用だけあって大変便利ですし、当店でも重宝しています。

当店では振袖、卒業式衣裳の展示用として活用していますので、ご来店の際はちょっと手に取ってご覧になってみてはいかがでしょう?思った以上に軽く、そして安っぽいですが、和装には本当に欠かせないアイテムです。